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私との上手な付き合い方


"20代後半の女性"

ハッとしたのは事実だ。同じ歳の人がこう表現されていた。あ、そうだ、私26歳になっていたんだった。そこで自分の歳をようやく認識した。

歳を重ねるということは、いろんな経験をしていろんな人に出会い、いろんな感情を抱え、たくさんの壁を越えるということになる。そう考えるとより人としての魅力は増すばかりで、誕生日は愛おしいし、なんなら毎日がうれしくなる。

それでも自分の中での年齢は、どこか19あたりくらいから覚えられなくなってきた。そして冒頭の一言にハッとさせられたわけである。


この出来事で嫌な思いをしたわけではないけれど、久しぶりに現在地の私をあえて言葉として残したいなあと思った。


年々、私は私と仲良くなってきた感覚がある。well-beingとか好きなことで生きようとかよしとされる生き方の価値観が変わってきているけれども、結局大事なのは自分の今が好きかどうかな気がする。自分に問いかけると、どんどん好きになれている、と答えられる。

自分がとても面倒な人間というのは自負していて、変化がないとつまらなくて嫌になるし、だけど、刺激が多すぎるとズタズタになって立ち上がれなくなるので、自分のご機嫌とりが大事になる。

自分自身が1番の親友だ、といつか友人が言っていて、その考え方がとてもしっくりきて、自分を蔑ろにしそうな時はこの言葉に立ち返っている

私という生物はとっても複雑で矛盾してることもあるし変化も多い。ただ、朝に白湯を飲んで、思っていた時間に起きれなくても責めずにのんびり。身体がかちこちにかたまったらゆっくりと大きく伸びをして。たまに彩りが欲しくなったらお花を買っていける。(枯らしたまま数日置いてることもある。ごめんお花様。)気が向いたら掃除機をあてて、感情のバランスが取れなくなりそうなら丁寧にどこかを掃除する。やることがいっぱいで泣きそうになったら深呼吸を3回。火の揺らぎを見たり、本を読んで活字欲を満たしたり、いい香りを吸い込んだり。そうやって何度も”私”に立ち返って生きてきた。


学生の時に思い描いていた自分より幾分か幼い気はするが、この自分でも悪くはないなと思う。今この瞬間を丁寧に切り取りつつ、足取り軽やかに進み続けていきたいものである。



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