東京から長野市に引っ越すことで約13年所属した会社を退職した。20代と30代初めを夢中で駆け抜けた仕事との別れは少し惜しかったけれど『仕事』から『自分の家族』が優先になって移住の話が出始めたころから辞めることを決めていた。

　そして今。どうにも車で40分の市街地に出ないと私が今までやっていた仕事は出会えなさそうだ。しょうがない、アパレル販売は山の集落では仕事はなさそうだ。

　というより、アパレル販売から離れたいと思っていた。カレンダー通りには休めず元旦から仕事。夫は土日祝休みなのに合わせることが出来ない。華やかに見える売り場と違って裏はタスクが多く、上からの売り上げのプレッシャーも大きい。

　それを楽しんで？夢中で当たり前のように仕事をしていたけれど、どうやら私の仕事への優先事項は変わったようだ。『好きなことやもので仕事をする』の信条で13年間勤めた。13年間で信条が変わったみたい。

　長野市に来ても変わっていないことは『仕事をする』という気持ちだけ。そこからどういう仕事を探していくか考えてみた。
①土日祝休み
　これは鉄板。これからこどものイベントも用事もどんどん増えるだろうし、夫さんと休みの足並みをそろえて家族でお出かけしたい！
⓶業界未経験、職種未経験OK
　とりあえず販売から離れたい。そこで経験したものは糧になっていることはわかっているので何かスキルを磨いてそこで発揮していきたい。
③リモート、在宅可能な仕事がいい
　夫さんは家から片道1時間近くの職場なので私が保育園の送迎がしやすく、長女が小学校に入るまでの2年間で最初は職場出勤でも在宅で仕事ができる経験を積みたい。なんならPCあればどこでも仕事が出来る能力を自分に身につけさせたい
④大黒柱になる覚悟
　夫さんがもう色々我慢するのが嫌だから東京を離れた、と言っていた。夫さんが何か挑戦したい時に経済的に不安にならないよう私も自分の仕事できちんと収入を得たい

　👆の条件がこの山の中で暮らしていく上で決めた私の仕事の条件になった。4歳の長女は日中保育園だけれど、1歳の次女は今は一日中一緒。次女のお昼寝時間を使って色々取り組もう。4月からは次女も保育園に入園できるよう『求職』で入園願書を提出した。遅くても入園して3か月以内、6月末までにどこかに就職しなくては次女が退園になってしまう。

　こう考えていたのは去年の10月。約半年の時間で何かスキルを磨いて就職に役立つ勉強はないものか、と調べる日々が続いた。

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