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【嫌だ!】極楽浄土には男しかいない

仏教のことを色々ご存知の方には当たり前の話なんですけど。

仏教の世界では、死後「浄土」というところに行くことになります。

死はジ・エンドでなく、そこからまた始まり。

死ぬことを往生といいますが、往生とは「行く」「生きる」と書きます。つまり新しい生き方の始まりなわけです。

どの浄土に行くのか?と言うと、それは自分の好み(信心)によりそえばいいのですが、一番メジャー名場所が「極楽浄土」でしょう。

もしかして、極楽浄土しかないと思っている人もいるかもしれない。くらいメジャーです。

極楽浄土は阿弥陀如来さまがいらっしゃるところ。

でも、もし薬師如来さまを信心していたら、薬師様のいらっしゃる「瑠璃光浄土」というのがあるし、弥勒菩薩を信仰していたら「兜率天」というところを目指せばいいわけです。


こういうことはすべてお経に書かれているのですけど、書かれた当時はかなり古い時代なので、今のような価値観はありません。

ですので、浄土に行けるのは男子だけ。女子は一度男子に生まれ変わってからでないといけない、なんて書いてあります。

えーーって感じですけど、それはつまり、極楽浄土は男ばっかりということなのです。

いやー、それは嫌やわ!という方におすすめなのが、「阿閦如来」という方が主催する「妙喜世界」という場所。

ここは女子が女子のままで行ける世界です。

ただ、妙喜世界に生まれるには、阿閦仏と同じ修行「禁欲行」をなさなければいけないそうで…。

この世で厳しい修行をしないとそこに生まれ変わることから、あまり広まらなかったらしく…。

なかなか、仏教の世界は深く難しいですね…

でも男しかいない極楽浄土はやだ。

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