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ナッツの万馬券倶楽部 #50


今週は3歳牝馬の頂点を決めるオークス(G1)が行われる。
桜花賞(G1)は1着2番人気、2着1番人気、3着3番人気と、終わってみれば実力通りの決着になった。
ステップレースの忘れな草賞の1番人気が1着、トライアルレースのフローラS(G2)も1番人気が1着で、それぞれが期待通りの強さでオークスに向かい桜花賞組と対決する。



オークスを予想するにあたって、桜花賞組 vs 新勢力組。
新勢力組は桜花賞組との勝敗の白黒がはきっりついてないだけに魅力を感じるし、馬券的にも旨味を感じてしまう。
と思いきや桜花賞で結果を残せなかった馬にも旨味を感じてしまうのも事実。
桜花賞だけでなく力をまだ出し切れていない馬がオークスで激走するのは、よくある話。
昨年の桜花賞(G1)12着から3着に巻き返したアドマイヤミヤビ、2016年にフローラS(G2)5着から3着に来たビッシュ、2015年に人気だったが桜花賞9着から2着に来たルージュバック、2014年に皐月賞(G1)11着から3着に巻き返したバウンスシャッセ、2013年に桜花賞10着から優勝を果たしたメイショウマンボなど、枚挙に暇がないほどです。
今年のオークスでもそういった馬の激走はゼロとは言えない。





まずは新参組から調べていこうと思う。

サトノワルキューレはオークスのトライアルレースでもあるフローラS(G2)を一番人気で見事に勝っている。
1000mの通過タイムが61秒1でスローペース。
開幕週でもあり、圧倒的に前が有利な流れ。
しかし、この馬は最後方から直線だけで全馬を抜き去ってきました。
上がり最速、誰がどう見ても強い。
すでに2400mは二度経験済み、東京コースも前走のフローラSで経験済み。
鞍上もデムーロとなれば信頼度増すばかり。
もちろんオークスでも人気を集めるであろう。
余談だが僕とサトノの相性はすこぶる悪い。
過去の傾向からいくと僕がサトノを推せばサトノは馬券に絡まない、僕がサトノを推さなければ馬券圏内。
さて、今回の僕の選択はどっちでしょう?ww




フローラS(G2)で2着で出走優先権を手に入れたのがパイオニアバイオ。
デビューから7連敗し、早くキャリア9戦。
ポジティブに捉えれば他馬とは経験値が違うw
こんな馬が穴をあけたりするのだろうなw




もう一つのオークスのトライアルレースでもあるスイートピーS(OP)を勝ったのが外国産馬のランドネ。(通称マル外)
マル外を簡単に説明すれば、外国で産まれ日本で育った帰国子女とでも思ってくれたらいい。
戦ってきたレースレベルは低いが桜花賞組とやりあってきてないだけに未知数、魅力はゼロではない。




サトノワルキューレ、ランドネと続き角居厩舎から第三の刺客、カンタービレ。
この馬はフラワーC(G3)を勝っているので重賞馬。
桜花賞を挟まずオークスに直行。
安直に考えればフラワーCの2着馬トーセンブレスが桜花賞(G1)で4着だったので、能力的には桜花賞4着以上ww
何はともあれ角居厩舎の三頭出しは恐い。




横山典弘騎乗予定のゴージャスランチも気になる。
目立った実績はないがこちらの馬もまだ馬券圏内から外れた事がない。
今までに戦ってきたメンバーを考えるとたいした事はないかもしれないが油断は禁物ということで軽視はできない。




最期に忘れてはならないのが忘れな草賞(OP)を勝ったオールフォーラヴ。
母は中山牝馬S(G3)を連覇したレディアルバローザ。
過去に忘れな草賞(OP)1着からオークス(G1)を制したミッキークイーンがいる。
父ディープインパクト×母の父キングカメハメハ 同配合ではデニムアンドルビーがいる。
デニムアンドルビーは東京2400mのレース、オークスで3着、ジャパンC(G1)で2着に入っている。
血統的に軽視はできない。




今年の桜花賞を見る限り、桜花賞組からは極端な巻き返しをできそうなやつはいない気がする。
今年の桜花賞はそれなりな人気馬で掲示板を埋めたと思う。
桜花賞でのアーモンドアイは衝撃的な強さだった。
1番人気だったラッキーライラックも2着。
3着のリリーノーブルも3番人気。
4番人気だったマウレアですら5着。
ほぼ順当に結果を残している。



その中でも桜花賞8番人気で4着に入ったトーセンブレスは魅力に感じる。
現段階ではメンバー最強の1勝馬かもしれない。
成績もそこまで悪くない。
過去3走振り返っても、桜花賞(G1)4着、フラワーC(G1)2着、阪神JF(G1)4着。
過去のレースを見ても確実に伸びてくる追い込み。
桜花賞と阪神JFで4着、フラワーCは2着と見ると距離が延びた方が良い馬かもしれない。
(G1とG3ではレースレベルが違うのでそこは何とも言えないがw)
オークスは東京2400mなので、距離も延びて、直線も長い。
追い込み馬にとってはますます有利になり、馬券的にも美味しい存在。




だからと言ってリリーノーブルやマウレアにチャンスがないわけではない。
この2頭は成績が安定している。
特にリリーノーブルの安定感は信頼できるレベル。
この世代では決して弱くはない。
リリーノーブルはルーラーシップ産駒という事も距離延長と東京コースはプラス材料でしかない。




桜花賞でのアーモンドアイの走りはオークスでの1番人気を決定付ける強さだった。
ただ、アーモンドアイはロードカナリア産駒。
距離の不安視もある。
ただ、走るのが若駒なので距離適性よりも能力だけで十分勝ってしまいそうな気もする。
最後の直線に賭けて体力温存して、最後の直線だけで勝負ってこともありえる。
母フサイチパンドラはオークスで2着。
母の無念を娘が晴らせばそれはそれでドラマがあり盛り上がりそう。




逆に距離が延びて信頼度が増すのはラッキーライラック。
まだ1600mしか経験してないがオルフェーヴル産駒なだけに魅力があり、わくわくが止まらない。
勝手ながら距離は問題ないと決めつけているw
ただ、気がかりは今回のメンバーを見ると先行勢が多く前目で競馬するのが多そうなので変なペースにならないか心配。
そうなればアーモンドアイやトーセンブレスなど後方で競馬している馬たちが有利になってしまう。




オークスの激走馬を見ると、やはり血統的な裏付けもある。
燻っている潜在能力が、府中の広いコースで開放され、能力全開となるのだろう。
今回、その能力が開放される可能性があり、アッと驚かせる激走を見せるとすれば、マウレアだと思う。

2013年の桜花賞馬アユサンの妹で、これはなかなか面白い逸材である。
マウレアの血統は、父ディープインパクト×母の父ストームキャットであり、ディープインパクトのベストニックスと呼ばれている交配である。
もしかしたらルーラーシップみたいに"遅咲き"なのかもしれないが、オークスこそが開花させるチャンスかもしれない。




桜花賞大敗で人気を下げてきそうなレッドサクヤは不気味な存在。
父ディープインパクト×母の父デインヒルの配合。
血統だけを見れば十分にG1を狙える血統。
勝ちはなくても3着以内に入る可能性はゼロではない。
たいした実績ではないが桜花賞以外の成績は悪くはない。




レースに出られるかどうか分からないが、一応紹介しておきたい無敗馬がいる。

2戦2勝の無敗馬、ロサグラウカ。
勝てばデビューから3戦目で史上最短のオークス馬の誕生となり、和製牝馬ラムタラの異名を手にいれるのは間違いない。
そして、ローズ一族の復権となるので個人的には応援はしたい。



※ラムタラとはデビュー2戦目で英ダービーを勝ち、史上最短でダービー制覇した馬。
古馬(4歳以上馬)を交えたイギリスの最高格競走・キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス(英G1)と同様のフランスの競走・凱旋門賞を無敗のまま制覇し、1971年のミルリーフ以来、史上2頭目のヨーロッパ三大競走完全制覇を達成。
「神の馬」と呼ばれる事もあった。
通算成績は4戦4勝。
日本では、デビュー3戦目で日本ダービーを制したフサイチコンコルドが和製ラムタラと呼ばれていた。









【ナッツの予想】
◎ラッキーライラック
○リリーノーブル
▲マウレア
△アーモンドアイ
△トーセンブレス
△サトノワルキューレ



案外妥当な予想になってしまったが、今回名前を挙げたメンバーは僕の中の注目馬なので、当日になってみないと何を買うかはまだ分からない。


オークス当日は雨予報なので、案外馬体重が大きい順に買ってみたりしそうw


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