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表参道ギャラリー巡り(東京都港区/渋谷区・表参道駅)

表参道へ来る機会があったのでいくつかギャラリーを巡ることに。表参道駅の周辺はハイブランドの運営しているギャラリーをはじめ、企業が運営しているギャラリーも多くあり、隠れたギャラリーコンプレックスのエリアとなっている。

・MA5 Gallery
イタリアのヨットブランドSANLORENZO JAPANが運営するMA5ギャラリーでは現代アート作家である秋山亮太、古舘壮真、松下洋介、シン・スダンリー、田渡大貴の5人をメインとした企画展「JUNCTION」を開催。

MA5 Gallery

・Akio Nagasawa
写真展を開催することの多いAkio Nagasaraでは田島一成の個展「WITHERED FLOWERS REVERSE」を開催。花の写真の色相を反転することで枯れ花などを思わせる奇妙な表情を生み出している。

Akio Nagasawa

・hpgrp gallery
いけばなの小原流会館の地下にあるhpgrp galleryでは写真家の大和田良による個展「UNDERWATER」を開催。新潟県で出会った錦鯉をテーマとし、抽象的な美しさを表現した写真として展示している。

hpgrp gallery

・PRADA Gallery
特徴的な建物であるPRADA青山では映像メディアを活用したインスタレーションを1970年代から発表してきたダラ・バーンバウムの個展を開催。ビデオ映像という画質の荒い映像を活かしつつ現在の技術にアップグレードして活動している作品が却って新鮮で面白い。

https://www.prada.com/jp/ja/pradasphere/special-projects/2023/dara-

birnbaum-prada-aoyama.html

PRADA Gallery

・AGNÈS B. GALERIE BOUTIQUE
AGNÈS B. GALERIE BOUTIQUEではアニエス・ベーのアーティストTシャツコレクション展「NOBODY OWNS ME」を開催。「私は誰の所有物でもない」と背面に刻まれた作品がスタートとなり、作家や音楽家、美術家などのアーティストが参加している。

AGNÈS B. GALERIE BOUTIQUE

・void+
void+では写真家の高橋恭司による個展を開催。1990年代から活動してきた彼のプライベートな写真として、都市の中で彩られる風景から静物までを切り取っている。

void+

・Gallery Blue 3143
Gallery Blue 3143では榎本留衣の個展「足の裏で受信したい土のレクチャー」を開催。自らが左官工事に携わってきた経験を活かし、展示室いっぱいに土を巡らせた作品を展示している。

Gallery Blue 3143

・Fergus McCaffrey
Fergus McCaffreyでは8人のアーティストによる「Seeing without a Seer」を開催。ジョー・ブラッドリー、セシリー・ブラウン、サム・フランシス、マーシャ・ハフィフ、中西夏之、ブライス・マーデン、サイ・トゥオンブリー、吉原治良による独創的なドローイング作品を紹介している。

Fergus McCaffrey

・Art Lab Tokyo
Art Lab Tokyoではメンヘラ女子やアダルトゲームユーザーとしても知られるあおいうに個展「この未来は、あのとき選べなかったかもしれない」を開催。作者の背景にある重い境遇がキャプションにメッセージとしても残されており衝撃度が高い。

Art Lab Tokyo

・Gucci Bamboo Summer
表参道ヒルズではGucciの企画展示「BAMBOO SUMMER」を開催。竹を使った新作バッグの紹介をメインとしているが、さすがはハイブランド、広いスペースを使って月との交流(つまりかぐや姫を彷彿とさせる)を表現した展示を開催。

Gucci Bamboo Summer

・AND COLLECTION
表参道ヒルズの中にあるAND COLLECTIONは常設展示として海外の現代アート作家作品を展示販売している。

AND COLLECTION

・ESPACE LOUIS VUITTON
ESPACE LOUIS VUITTONではケリス・ウィン・エヴァンスによる個展「L>espace)(…」を開催。シャンデリアの光がモールス信号となって色々なテキストを発信している作品や、ネオンの文字に詩的な言葉を綴った作品のほか、ガラス製のフルートから音を奏でる作品、ゆっくりと回るターンテーブルに置かれた松の木など珍しい作品が並ぶ。

https://www.espacelouisvuittontokyo.com/ja/

ESPACE LOUIS VUITTON

・TIERS GALLERY
荒川技研工業が運営しているTIERS GALLERYでは四方謙一による個展「Situated Situation」を開催。複数の鉄金属を加工して天井から吊り下げ、自然風によって時にはよって特別な音を奏でる作品となっている。その形から何をモチーフにしたのか、鑑賞者の経験・背景に基づくという方法を取ることに。

TIERS GALLERY

・GYRE
表参道から駅すぐ近くにあるGYREでは「THE WORLD」というコンセプトなしの展覧会を開催。正規の絵画教育を学んだわけではないアール・ブリュレを基調とした作品を展示紹介している。

GYRE

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