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友人について

分からないが両親よりも彼の顔が浮かぶのは

どうしてだろう。

多分、自分中心で周る世界が必ずあって

それは精神的な話だけど、

とにかく

その世界が自分で動かせるものと仮定した時、

彼に触れることによって

中心が自分から彼に取って変わられてしまうんじゃないかと

恐怖があるからだと思う。

目標や夢とか

それに向かって日々努力する姿勢、

身近だからなのか、

それが自分の世界にすごく流入して、

感化されることが多々ある。

自分にないもの。

信念や決意が彼にはある。

本人は現状に不満気で

絶望すら口にするけど、

なんだか人間っぽいと思えてくる。

人間なんだけど。

だから、そうは言ってもきっと大丈夫だろうとなる。

わかったようなこと口にすることの憚りがあっても

結局それを言わずにはいられなくなるほど、

真摯に生きている。

フワッと彼を見て

自分も頑張れそうだと、

なんというか、

音楽や本、

自分が気持ちを切り替えるツールの類なんだと。

ツールは失礼か。

でも、

彼が頑張っているから

自分はまだ死ねないんだと

本気で思っているんだ。


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