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全ての行動は自分が選択した結果である

今週は選択理論心理学のセミナーに参加しました。
もともと興味のあった分野なのですが、きちんとした話を聞くのはこれが初めてだったので、そこでの学びをアウトプットします。


まず選択理論心理学について簡単に説明します。

選択理論心理学とは「自分の外で起きていることは全てただの情報でしかなく、自分がどのような行動を取るかは、自分の内発的動機で全て選択している」という考え方です。
現在は過去の選択の結果であり、今の選択が自分の未来を決めます。つまり、人生は自分の手で選択できるという理論です。

人は自分の“感情”や“生理反応”をコントロールすることはできませんが、自分の“思考”と“行為”はコントロールすることができます。

例えば、目の前の相手がイライラするような行動をしてきたとします。それに対して瞬間的に腹が立つという自分の“感情”は抑えることができません。
しかし相手の行動はただの「情報」でしかないので、それに対して嫌な気持ちを引きずるか、無視をして切り替えるかといった自分の“思考”は選択することができます。


つまり、出来事の捉え方を変えることで外的要因に左右されず、いつも自分なりの良い解釈ができるというわけです。
人生は自分の手で選択できるというのはこういう意味です。

なので選択理論心理学は「妥協する理論」とも言われています。変えようがない事実はありのまま受け入れて、変えることができる自分の領域に集中するという考え方です。


また選択理論心理学は「内的コントロール心理学」とも言いますが、これとは反対に自分以外の相手を変えようとする考え方を「外的コントロール心理学」と言います。

相手を批判したり叱ったりして変えようとする外的コントロール心理学は、自分にとって身近な人ほど働くそうです。
初めて聞いた時に、非常に興味深いなと思いました。これは愛情が原因だそうです。

親が子どもを叱って教育したり、愛人に対してキツくあたってしまったりするのがまさにこれに該当します。


しかし他者をコントロールすることなどできません。自分が相手にできることは“情報提供”をすることだけです。
その“情報提供”の仕方を工夫することは、自分の内的コントロールとなります。


私たちは他者や環境に振り回されているとき「自分の行動は自分がコントロールしている」という意識を失いがちです。

私も、ついつい仕事などがうまくいかない原因を
「上司がもっと面倒を見てくれたら〜」
「会社がもっと支援してくれたら〜」
「彼女がもう少し仕事のことを理解してくれたら〜」
と他責で考えてしまうことがあります。

そうではなくて「自分の行動や選択は自分が内的コントロールしている」という意識を常に持つことが重要です。


そうして自分にとって良い解釈・選択をしていくことが、幸せな人生を歩んでいくための秘訣となりそうですね🍀

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