さて、諸事情により、7月分を後回しにして8月22日に開催された成田直人さんの公開セミナー『確実に売れる店舗を創る方法』の連載を開始します。

今回のセミナーでは、“確実に”超高収益店舗を創るをテーマに、「独自の価値を作り出し、常に選ばれ続ける店を作る」、「地域のお客様に来店（選んで）いただき、店舗経営を安定させる」、そのためには何をすればよいかの話です。

・売上がこれ以上上がらない・・・
・新店をどうやって繁盛店にすればいいのか・・・
・日々の営業で手一杯で売上が落ちてどうしようもない・・・
・このまま店舗を残せるか自信がない・・・

と、少しでも店舗売上について悩んでいる方は読んでみてください。

第一回目は「従業員満足度と顧客満足度、どっちを先に高める必要があるのか」です。従業員が満足していないのに、お客様を満足させることができるのか？という話はよく出ると思います。では、従業員満足度を上げれば、顧客満足度も売り上げも上がるのか。

今回はそんな話から入っていきます。ちょっと絵が間に合っていませんが行ってみましょう。

はい、それでは始めます！
今日のテーマは「確実に売れる店舗を創る方法」。
店舗だけじゃなく、従業員にも使える話も織り交ぜながらやっていきたいと思います。

売れる店舗の作り方は、大きく分けて二つのテーマに分かれますが、一つは「顧客満足度」と「従業員満足度」。もう一つは「マインド」と「スキル」

では、従業員満足度と顧客満足度、どっちを先に高める必要があるのか。
ちょっとここで考えてみてください。自分だったらこっちが先で、なぜなら○○だから、という理由を考えてください。

（考えてみてください）

たぶん多くの方は、従業員満足度があって顧客満足度だ、という話になったと思います。

ボクもFamilySmileという会社を作って、12年間仕事してきて、基本的なポジションはそうですけど、事業再生や不採算店舗を数か月以内にもう一度黒字にしていくような仕事を請け負うようになって、改めてそうだなと思ったのは、結局は売上あってなんだよねっていうことなんです。

先日も九州で、事業再生の現場に立ち会ってきましたけど、働く人たちが生き生きワクワク働ける環境を作ること、従業員満足度にずっと執着していられないんですよ。
なので、ボクは最近、成功体験を積むシステムや仕組みがまず必要で、あとは各店舗の教育が大事だとよく言ってます。

ボクはABCマートで働いていている時、すごい楽しかったんですよ。従業員満足度もすごく高かったと思うんですけど、なぜ高かったと言うと、お店の売り上げが毎年昨対比120%超えてたからなんですよ。どんどん売れるし、どんどんお客様も集まるから仕事が超楽しかったんです。
今もボクのクライアントで毎年120%成長している企業のメンバーは、超楽しそうですもん。

でも、これが昨対比100%切っていると、自分たちの職場環境がどれだけ良くなったところで、売れなかったら仕事は楽しめないってことを最近実感しています。教育で売上を伸ばすことは、もちろんやるべきことですが、人を育てて売り上げを上げていくって時間がかかるじゃないですか。

だから、前提となるビジネスモデルや、会社のシステムや仕組みが、そもそも今の流れに合ってるのかどうかを、再度考える必要があるんですよ。

今入っている事業再生の店舗でも、たくさんのお客様に来て欲しいし、売上も伸ばしたい。みんな努力しているし、みんな頑張っている。でも、売り上げが伸びないってことは、そもそもビジネスとして限界に来ているんじゃないかっていうことに着目するようなったんです。

だから会社の中身自体をいじっちゃうんです。ビジネスモデルそのものを変えていかなきゃいけないんじゃないかとか。この中でもそれを立場的にできる人できない人はいると思うんですけど、やっぱり売上が上がってこそだなって思うんです。

（参考）ビジネスモデル崩壊の危機
3月23日公開セミナー「売れる店長だけが知っている店舗目標売上達成の技術」レポート⑤

ぶっちゃけ、働いている人の中にモチベーションが低い人が増えたとしても、絶対赤字にならないっていう、究極のビジネスモデルが大事だってことをすごく実感するんですよ。

人的パワーでやっていくことには限界があるんで、ある程度はシステムや仕組みでカバーしていく必要があるわけです。だから最近企業に入ると「そもそもこの仕組みでいいのか？」、「今の会社のキャッシュフローのシステムは、これで十分か？」、「現状のままで黒字にしていくためにはどうしたらいいか？」ってこと考えて見直すようになったんですよ。
今までは赤字の会社に入ったら、人的パワーで黒字にしていくことを中心にやってたんですけど、今のリソースで黒字にする方法ないの？ってことを、この数か月ですごい考えるようになりました。

今日のセミナーを「確実に売れる店舗を創る方法」っていうタイトルもしたのもそういう理由があって、今のリソース、今ある資源でどうしたら黒字にできるのかを考えなきゃいけない。
そこに加えて教育が入ってくれば、個人の成功体験につながっていくので、ビジネスが成長していくんだと。

従業員満足度を上げることは間違いじゃないし、ボクはその通りだと思います。だって、働く人が生き生きワクワクしていなかったら、お客様を生き生きワクワクさせることなんてできないじゃないですか。
でも、そもそも赤字だったら元気なくなりますよね。うまくいってなかったら、気合と根性ではどうにもならないじゃないですか。だからやっぱり企業には赤字にしない仕組みが必要なんですよ。

個人的によく考えるのは、何に従業員満足度を感じるかは人それぞれ違いますが、極端な話、従業員満足度が給料にあるとして、来月から給料倍にします！ってやれば、顧客満足度も売り上げも上がって事業が繁栄していくのかと。やっぱり業績が上がらなければ、会社は存続できないのではないかと。
そんなことは思いますね。

レポートの連載は不定期になりますが、次回もご期待ください。

少しでも興味を持っていただけたら、下記のオンラインサロンを覗いてみてください。きっと悩みも解決できることと思います。

レポート担当：柴田（junx2）

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