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フランチャイズ経営者のたった一つの心得

フランチャイズ経営者はフランチャイズ本部に依存しすぎるとたいてい失敗します。
はじめのうちは集客もブランディングも功を奏してそれなりに見込めます。

しかし、店舗オープンから数ヶ月もすれば初動の新規集客(私はご祝儀集客と呼んでいます)は落ち着きます。

実はオープンして数ヶ月の時点で地域に受け入れられたか受け入れられないかが決まっています。「あの店美味しいけど、めちゃくちゃ待たされるよ」とか、「あの店味は普通で二度目はないかな」とまだ店舗に足を運んでいない大切な見込み客をコンタクトをとることができない状態で失うことになります。

これはものすごく残念であり、悔しいですよね。
ちなみに、いつまでもFCで繁盛しない店舗経営者はそもそもこんなことを言われているなんて梅雨知らずの裸の王様状態です。

そして、うまく集客のできない店舗経営者は、「本部は何も集客施策をしてくれない」と嘆くわけです。

店舗経営者になったにも関わらず必要以上の依存は経営の難易度を無駄にあげるだけなのでやめた方が良いと思っています。

オープンしてから半年間、ファンづくりに全力投球が基本

基本的に店舗経営で行き詰まるのは集客です。
いつまでも集客に悩んでいる店舗経営者はおそらく顧客のファン化を全く考えていないと推測できます。

私の自宅の近くには今も大人気の焼肉キングがあるのですが、開店時間と同時に待ち組数が40組くらいになる大繁盛店です。

焼肉キングはサイドメニューが充実しているとはいえ、正直炭火焼きの牛角と比べてそこまで味の大差はないのに近くの牛角はいつでも入れます。どうして焼肉キングに行くのか?

それは、接客がとてつもなく気持ち良いからです。
牛角が決して接客が悪いというわけではないのですが、雰囲気では確実に焼肉キングが勝っています。

炭火で焼き肉を食べるのが好きなので牛角も行きますが、事前に焼肉キングをネット予約している自分がいます。

せっかく食べるなら〇〇がいいよね、というのは味だけではありません。
ちなみに私が外食をするこのエリアはロードサイドの激戦区でこれまた近くにFC型のラーメン屋さんがあります。

ここもいつも駐車場がいっぱいでなかなか入れません。
理由は、ファミリー向けにはたまらないサービスがたくさんあるからです。
子連れだと遠慮しそうなラーメン屋さんですがここは違います。
なんとおむつまであるし、お子様セットは200円程度で安い!

そして、口コミにも書かれているのですが接客はとてつもなく良いのです。
私含めてどのお客様もみんな店員さんの感じの良さの虜になっていて、どうやって教育しているのか気になっているほどです。

FCってパッケージ商売ではなく、採用や接客教育をしている店舗が勝てるのだと日々顧客として店舗を利用していて実感しています。

接客が悪ければ当然ながら二度と行きません。
そういう意味ではFCビジネスは「絶対にここでしか食べられない」という理由づけが難しいと言えるでしょう。

接客が悪くてもここの肉はうまいし・・・ってFCではならないですからね。
接客に力を入れるだけで繁盛店を作る難易度は一気に下がります。

当社クライアントのFC加盟店は私を雇うことで圧倒的な売上と利益を獲得しています。店長教育と店舗スタッフ教育をしているのでそりゃ売上が好調なわけです。

教育をしているのでスタッフの離職率も大学卒業などの理由以外ほとんどありません。むしろゼミ生に「私のバイト先成長できるから働かない?」と後輩に声をかけてくれて店に迷惑をかけない徹底ぶりを発揮するスタッフもいるくらいです。

今は、アルバイトもパートも働く場所はいくらでも見つかるからこそ居心地が良い、成長できる環境を求めています。

教育に力をいれることで叶えられるのでぜひ店長・店舗スタッフ教育を始めましょう。

ファン作りに没頭する、これが大切な心得です。

このあたりの本はとてもおすすめです。
ぜひ読んでみてください。

追伸

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