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2022年映画館で観た映画たち

備忘録として残している映画館で観た映画メモ。
今年は学生時代並に色々見た方。

2021年の備忘録を振り返ると、メッセージ性が強い心を撃つ系の映画を多く観たのに対して2022年は大衆娯楽映画に恵まれた年だったなーって
感じ。
毎年脈絡もなくランキング形式にしたりしなかったりでかなり
バラバラだけど、カジュアルに楽しめる映画が豊富だった2022年は
ランキングは付けずになるべく見た順に並べて一言感想を添えるスタンスで備忘録w

●スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
海外みたいに上映中にどんちゃん騒ぎされるのはイヤだけど、
アンドリュー・ガーフィールドが登場した瞬間劇場内全員が変な声出るのは
映画館の醍醐味の一つ。
スパイダーマン好きの為のお祭り映画
スパイダーマン大好きな私は無条件で楽しめた。
アンドリュー・ガーフィールドのアメイジングスパイダーマンシリーズは評判がよくないけど、アンドリュー・ガーフィールドのピュアさが逆にピーターパーカーにサイコ味を与えて好きだなーって思ったw

●クライマッチョ
みんな大好きイーストウッドのオナニー映画。
それでいい。

●ハウスオブグッチ
ちょっとパトリシアに寄り添い過ぎじゃないの?って違和感もあったけど、
それ込みで楽しめた娯楽映画。
CGだけじゃなくて、スター俳優かき集めてバチバチやり合う映画が撮れるところが
アメリカ映画の強さ。
レディガガのズレた勘違いおばさん演技最高

●コーダ あいのうた
時流に合った王道の内容の映画なんだけど、多分5年後には印象に残っていない。
でも非常に楽しめた。リメイク前のフランス映画も見たんだけど、
本作の方が私は好きだった。
所謂マイノリティに寄り添った映画なんだけど押しつけがましくないところがオスカーに相応しかった。

●バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ
何故観に行ったのか自分でも分からないw
(誘われたからなんだけどw)
内容は至って凡庸。バイオハザードファンに捧ぐ
げーむの元ネタ何個気付いたかな検定みたいな映画
ただしミラジョボビッチが出てたバイオシリーズよりは
原作ファンのツボをついてるかも。

●ウエストサイドストーリー
キャストの歌もうまくて、
スピルバーグ色の味付けも分かりやすくて、
ただ満足感がイマイチだったのは
この作品が初見じゃないせいか、
優等生な作品故に面白みを感じられなかったからか。
WSS自体が初見な人にはいいと思います。

●ザ・バットマン
トワイライトシリーズの時点では考えられない
ロバート・パティンソンの名俳優っぷり。
これまでのバットマン映画の中でもサスペンス寄りでアクション少な目。
タクシードライバーとか70年代の病んだ時代の映画が好きな私にとって
ゴッサムシティは非常に好み。
MCUが食傷気味なのでDC映画が活き活き感じるやつ

●ドライブマイカー
みんな大好き村上春樹映画。
賞を獲りに行った映画だってもろ分かりする厭らしさがプンプンすると同時に、淡々と物語を進めながら一番伝えたい事をウェイト重めに伝える手法は私好みなだけに
雑味も旨味も楽しめるって意味でいい映画体験だった。
見返すことはないと思う。

●ナイトメアアリー
世にも奇妙な物語+おとぎ話のような。
野心家が成り上がって暴走して落ちぶれる映画って
ありがちなテーマなんだけど、ギレルモ・デル・トロワールドが
それを決して凡庸なものに落ち着かせていない映画。
WSSへの当てつけじゃないけど優等生に納めない所がいい。
リメイク映画らしいんだけど、私はリメイク前を知らない。
ティムバートン映画もそんな感じだけど、ギレルモデルトロ映画も好きな私にとっては好きな世界観。

●TITANE
パワフルな女性主人公による冒険活劇映画は去年いいと思った映画で
よく見たテーマで今作も期待していたんだけど、
蓋を開けてみればKICHIGUY映画だった。
文字通り自動車とセックスするヒロインに笑っちゃったw

●ハッチング―孵化―
北欧ホラーってホラーの皮を被ったサイコホラーって感じで、
すっごい好み。この映画もオチを見てそういう事かと思って
ゾっとした。でも孵化して生まれた存在の食事シーンはもう二度と見たくないw
食べるものが凄い腑に落ちる設定&何度も出てくるだけに余計に嫌w

●ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
MCUが大好きな内輪揉めシリーズ。
サムライミのホラー映画要素がいい意味で強い所がよかった。
恐怖の対象としてのスカーレットウィッチの描写もよかった。
イルミナティがスカーレットウィッチにバタバタ倒されていくシーンも好きでした。
でもMCUに対する興味は年々薄れていく。

●シン・ウルトラマン
初見で観た時はウルトラマンの「ヒーローらしい」行動線と
ガイセイジンの地球に対する関わり方が楽しめた
ただ思い返すと長澤まさみのヒロイン描写微妙だったなーとか、
ユーモア微妙だったなーとか好きじゃなかった部分が目立つ。
ヒーロー映画はノリ映画なのでそんなもんなのかもしれない。
シンナンチャラユニバースはアングラノリを楽しむスケールに落ち着くのかもしれない。

●リコリス・ピザ
人を好きになるってこういう事なんだなって映画体験。
説教臭くなくて緩いノリが続くんだけど余韻がやばい。

あのフィリップ・シーモア・ホフマンの息子が演じてる主人公。
お父さん譲りのキモさがにじみ出るタイプのキャラクター性w
絶対いい俳優になるw
内容的にはしょうもないギャグラブロマンスなんだけど、
時代背景だったり関係性を築いてく過程がいちいち愛おしくて
私は大好きな娯楽映画だった。
今年観た中で一番好き。

●ベイビー・ブローカー
万引き家族に続く是枝監督の家族や命をテーマにした禅問答のような映画。
「根は」いい人が絶対に許されない罪を犯して、感情的には情状酌量の余地もあるんだけど、
これを許してしまったら社会が終わる。そんなテーマ。
反社会と社会からあぶれた人への救済をギリギリのところで攻めるスタイル、好きです。

●ソーラブ&サンダー
タイカワイティティ色が強いマーベル映画で、MCUが好きな人には賛否あるかもしれないけど、
最近のMCUが逆に退屈になっている私にはそれがよかった。
全体的にアクションもあるおふざけ映画ってノリなんだけど、
最後に分かりやすい感動もあっていい大衆映画だった。

●バズライトイヤー
これを観てトイストーリーのアンディがバズに夢中になったって
設定らしいけど、これをみて子供がバズに夢中になるわけないっしょって思ったw
いわゆる「ラスボス」に意外性はあったけど、それだけ。
個人的には今年ワーストかも。

●ゆるキャン△
全然ゆるくないキャンw
ゆるキャン△の世界が好きだから楽しめたけど、
正直長く感じたのと、何度も観たい映画ではないなってのが本音w
ちなみにキャストの舞台挨拶付きの回を観ましたw

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
ジュラシックワールド2が死ぬほどつまらなかったのに何故
映画館でみてしまったのかw
(誘われたからなんだけどw)
そしてつまんなかった。
途中ジュラシックワールドっていうよりイナゴワールドだったし、
JW2の設定を否定する展開もあったし、
ジュラシックパークシリーズのキャストを出してるものの
なんちげ感が半端ないしw
私がジュラシックなんちゃらフランチャイズのファンだったら
怒ってたと思うw
思い入れがないから単につまんない作品で済んだw

●エルヴィス
プレスリーを若干美化した伝記映画。
その中で黒人音楽家らのインスパイアや、
プレスリーの中世的なアプローチを映画のエッセンスに盛り込んでいて、
個人的には期待以上の映画だと思った。
明らかに食傷状態なポリコレ要素を全然厭らしさを感じさせずに
反映してるところもグー
トムハンクスがくっそ厭らしいオッサンを演じてるところもグー

●プアン/友だちと呼ばせて
映画の構成がメチャメチャイケてるタイの娯楽映画。
前半と後半で物語のテイストががらっと変わって、
1本で2度おいしい映画体験ができる。
W主人公みたいな映画なんだけど、
一見チャラいお人よしが実はメチャメチャいいやつで
一見クズなやつが実はメチャメチャクズってギャップもいいw
幅広い国に評価されてるアジア映画といえばインドか韓国映画だけど、
近い将来タイ映画がそれを追い抜くと思う。

●スーパー30
Based on the true storyなインド版ドラゴン桜な映画。
カーストと言うか身分社会が相当強いインド社会で成り上がる事の
意味を映画ならではの誇張された無茶苦茶展開と共に見せつけてくれる。
インド映画といえばって感じのダンスバトルも控えめだけど健在w
インドではお受験するのもいのちがけ

●さかなのこ
さかなクンさんの自伝的映画。
女優ののんがそれを演じている事が話題にあがったけど、
見てみると違和感なし。
苦労人時代の主人公を男がまんま演じると痛々しく映る所を
のんが演じる事でいい感じに中和するどころかプラスに変えてる所が非常によかった。
周りの登場人物もおとぎ話的でよかった。

●NOPE
見る見られる見られたい見られたくない
搾取する側される側
色んなメタファーに見えるものが張り巡らされて
今年観た映画の中でも特に
あーでもないこーでもないって
頭でっかちになりながら観たくなる映画だった
要は映画ラバー向け
個人的には何回も同じ映画をこする事をしなくなったので、
今の私にはNot for me な映画かも。

●ひみつの森の、その向こう
ジブリっぽい映画だなーと思ったら、
同じことを思っている人が非常に多いみたい。
祖母がなくなったことで落ち込む母親の子供時代を
孫がタイムスリップ(?)的な感じで一緒に追体験する(?)
不思議な映画なんだけど、
祖母と孫が同じ名前なもんだから、
それが物語に複雑性を与えてるやつw
短くてさっとみられる映画なのもあってオススメ。

●紅い服の少女(1&2)
かなーリ前に台湾で流行った映画らしい。
台湾の都市伝説をベースに作ったホラー映画。
日本では前後編として公開されたけど、
台湾では1が好評だったから2を作った的な感じだと思う。
1は良い感じにホラー映画してるんだけど、
完結編の2はオカルトバトル映画と化しててギャグ映画入ってるw
虫とか苦手な人は注意。

●RRR
3時間近くあるインドの高カロリーアクション映画。
バーフバリと同じ人が作った映画らしい。
イギリス人からの迫害からの解放って歴史映画要素も。
無茶苦茶な展開、弓矢がやたら強い、その全部が風味w
3時間ジェットコースターに乗り続けるような感じの映画。
中毒性が高いし相当面白い娯楽映画w

●THE FIRST SLAM DUNK
言わずと知れた青春のバイブルスラムダンクの映画。
前評判がやたら荒れてて怖いもの見たさで観に行ったけど、
蓋を開ければ山王戦のダイジェストに
新規書下ろしのストーリーをくっつけたMAD動画みたいな映画だった。
スラムダンクの影響受けまくった人間の1人として映像に熱くはなったけど、新規ストーリーとスラムダンクそのものが溶け合ってるとはあまり思えなくてわざわざこれのためにスラムダンクを掘り起こしたの???
って感じ。
この時点でスラムダンク商法に踊らされてるのもなんか気に食わないw