よく「メンタルが強い・弱い」って言うけど、
そもそも強いメンタルってどういうもの？
それって客観的に測れるもの？
というギモンが生じたので、
ちょっと考察してみたい。

まず初めに英語のメンタル(mental)には、
「精神の・心の」という意味以外に「知的な」
という意味があることを初めて知った…汗

日本語のメンタルは「精神・心」という名詞
として使われているので、
言葉の使い方の是非はともかく、
その前提で話を進めてみる。

メンタルと対で使われる「フィジカル(身体)」
に関しては、体幹だったり、背筋力や脚力、
持久力などの身体能力から、免疫力など
生命を維持していくのに必要な能力もあるが、
いずれも一定客観的に把握出来る。

一方で、「精神的な(心の)強さ」って
客観的に把握出来るだろうか？
極めて主観的な感覚で言ってないか？
と思ったしだい。

例えば、自分はいつも叱られると
凹んでしまってメンタルが弱いな〜、
一方で、Aさんは叱られても
前向きに受け止めていてメンタル強いな〜
と思ったりしてないか？

でも、よく考えてみて☝🏻
自分の凹み具合が他人に伝わらないように、
Aさんの心の内も分からず、
実は凹んでいるのかもしれない。

要は凹み具合なんて、
他人と比較出来ないよね
というのが1つ目のギモン。


そして、2つ目のギモンがメンタルの強さって
そもそも何？という点。

凹むことって、メンタルが弱いことなのか？
凹んでも次の試験や試合、商談で結果を出したら
寧ろメンタル強いと言えないか？

他にも忍耐力やストレス耐性があること、
仕事がキツい状況にも耐えられることなども
メンタルが強いと言われるが、
耐えるとは会社を休まないこと？
いやいや、常に機嫌良く仕事することでしょ？
など、判断基準が極めて曖昧ではないかと。


そして最後の3つ目のギモンがメンタルって
本当に鍛えられるの？という点。

よく気にし過ぎないようにするとか
ストレス負荷を少しずつ上げることで、
これまでのストレスが楽に感じるようになる
とか言われたりするが、
それで本当にメンタルは強くなるのか？


自分のメンタルは果たして強いのか？弱いのか？
若い頃に比べて強くなっているのか？
冷静に考えると、サッパリ分からん😅

これで終わったら考察が足りん！
と怒られそうなので、
2つ目のギモン「メンタルの強さとは何？」
について、もう少し考えてみたい。

客観的に一定把握出来そうな基準としては、
「メンタルが安定してるから毎回本番に強い
(=成果を挙げる)」
というのがあるかもしれない。

でもそれって本当にメンタルの強さが要因
なのだろうか？
結果はメンタルよりも事前準備に依る部分
が大きくないか？

毎回結果が出せる人の要因は
しっかり準備したことであって、
その準備によってもたらされた自信により、
当日も平常心で臨めるということではないかと。

同じ人でも準備不足なら結果は出ない。
要はメンタルの強さだけで結果が出る訳ではない
ということ。

そう考えると、結果云々ではなく、
「常に実力を発揮出来る心の安定」が
メンタルの強さか？

どんな外圧などのプレッシャーがあっても
平常心を失わず、諦めたりせず、
最後までやり抜いて、常に実力通りの力を
発揮出来る人がメンタルの強い人なのかも。

そのように定義すると、自分はどうなのか？

出来る時もあれば、出来ない時もあるし、
そもそも自分の本番当日の実力や仕事の実力が
よく分からないから、
結局、常に実力を発揮出来ているかなんて
よく分からない…

そんな曖昧なのに、
みんなよく言い切れるよね。
「あの人はメンタルが強い」とか。

自分のことすら分からないのに、
他人のことなんて分からんやろ〜 笑


結論
メンタルの強さなんて推測に過ぎず、
測ることも比較することも出来ない。
そんな言葉に右往左往するだけ無駄！
と思うことが平常心を保てるコツ
(=メンタルの強さ)だったりして〜 笑