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「フリーランス」で「チーム」ってどういうこと?やってみた彼女たちの声

はじめまして。ナラティブベース 育休インターンのクミコです。
最初に少しだけ自己紹介を。
IT企業本社で企画の仕事をしていたものの、夫の地方転勤が決定。子供が小さいこともあり、家族移住を決断。元の企画部署は出勤前提であったため続けられず、地方支社にて営業事務として働かせてもらうことに。

**現在のクミコ状況**
・3歳の娘がおり、2人目の育休中
・いまの仕事では、これまでの経験は生かせないな
・場所や時間に縛られずに、やりがいを得られる仕事ってないのかな?
と悶々とした日々を送っています。

そんな時、フリーランスの女性たちがフルリモート&チームで働いている「ナラティブベース」の話を聞き、縁あって育児休暇中にインターンをさせていただくことになりました。
ナラティブベースとは?

今回、「突撃!オープン社内報」の第4弾 として、ナラティブベースのメンバーに「フリーランスになって嬉しかったこと」「ナラティブベースの働き方でびっくりしたこと」の2つの質問で突撃してみました。

※本文での「フリーランス」という表現について…
ナラティブベースには、企業に雇用されずに働く”フリーランス”だけでなく、会社員をしながら個人としても働く”複業”のメンバーや、いわゆる「一人会社」の社長などの法人メンバーも在籍しています。

教えて!「フリーランスになって嬉しかったこと」

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この時間帯は仕事してなきゃいけない、っていうことがないのが嬉しかったかな。
→今は仕事する気分じゃない、他のことで気分転換しようとか、夜になってからノッてきた、とか。自分でちゃんと管理できれば、いつ仕事してもいいというのが良かったです。
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子供が熱を出したときに、そばにいられる
→職場に謝って休んで、肩身の狭い思いをしなくていい。
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時間割を作るように、仕事とプライベートを日々の中に組み込めるようになった。
→打ち合わせの後に友達と食事、その後に作業というスケジュール立てや、親子参加の行事や幼稚園のボランティアとかも積極的にできるので、ママ友作りや地域コミュニティとの繋がりも維持できている。フルタイムの出勤ワーママだと難しいと思う。
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④産後まもなくでも、子どもとの時間も諦めずに仕事もできた
→使える時間や脳みそにあったお仕事を探してすぐに着手できたので、収入面でも良かったなと思う。
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なるほど、ナラティブベースのメンバーは、フリーランスかつ、「フルリモート」。フルリモートならではのメリットがあがってきていますね。

クミコのつぶやき

**クミコの会社員リモートワークあるある**
・上司がチャットで話しかけて来たときに、少しでも反応が遅くなると、後ろめたい気持ち
・退勤30分前、仕事は終わっていてやることがないのに、早上がりしにくい雰囲気
・子供の体調不良の時「今日はリモートにさせてもらえないでしょうか」とお伺いを立てる

会社員は、リモートワークと言えど、はたらく場所を変えただけで、時間的に縛られている感覚を持つのは当然なのかもしれません。
自分の裁量で働くフリーランスとはリモートワークの活用の仕方がそもそも違う、ということなのでしょう。

ナラティブベースでは、あくまでプロジェクトの完遂が目標
「この時間はPCの前にいてください」という張り付きや、時間の拘束は原則的に必要ない。「切り出した業務をこなす」のではなく、「プロセスは自分たちで考えて組み立てていく」とのこと。
成果ベースがお仕事の前提になっているのは、羨ましい点です。

フルリモートワークならではのコミュニケーション術

実はナラティブベースは、2011年の創業以来ずっとフルリモートワークなので、リモートのコミュニケーションが巧みな点も特徴的です。
オンラインミーティングで和気藹々と話しているメンバー同士が「実はリアルで1度も会ったことはないんだよね~」と。びっくり!
 
メンバーからもこんな声が寄せられました。
 
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■リモートで一度も会ったことの無い方と、確かな信頼関係の下でお仕事できたこと。
これまでは対面&ノミュニケーション(ビールで乾杯!大切!)と思う派だったので、お互いの意識や組織の在り方次第でこんなにもスムーズに信頼関係が築けるんだ!と驚きました。
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■コロナでリモートワークが当たり前になるはるか以前にリモートで仲間と働くという環境を作り上げていたこと。
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なかでも特徴的なのが、slackのchannel機能を使って日々行われるコミュニケーション。

#bookreview ▶︎ お互いオススメの本や感想を交換
#goodnews ▶︎ 仕事の中であった、うれしかったこと、ほっこりしたこと、などをシェアする 
#zatsudan ▶︎ なんでも話していい雑談用。仕事、仕事外、なんでも、いつでもOK!
などなど・・・

 毎日いろんなメンバーのコメントが入って、コメントが入れば何かしらのポジティブな反応を返す文化がある。 
自分が参加しているプロジェクト以外のメンバーにも関心を持って、お互いの仕事を讃えながら仕事している。
飲みにケーション等なくても、こういった意識でコミュニケーションすることで、信頼関係を創っている。

クミコのつぶやき

教えて!「ナラティブベースで働いてみて、びっくりしたこと・新鮮だったこと」

ナラティブベースは、『フリーランスのコミュニティ』とのこと。
イメージできないのですが、どういうことだろう…
寄せられた「ナラティブベースで働いてみて、びっくりしたこと・新鮮だったこと」の中にヒントがありました。

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未経験分野にチャレンジできること。
→「GAS(Google Apps Script)でこんなことやりたいんだけど、●●さんならできるんじゃない?」と言ってくれて未経験のGASにチャレンジさせてくれたこと。
バリバリのエンジニアじゃないし、自分の持ってるVBAとかのスキルで仕事取ってくるのとかって難しい。
フリーランスとして営業も自分でやって仕事を取ってきて、それをひとりでやっていくのは難しいと思っていたので、「フリーランスがチームを組んで」っていうのは新鮮でした。
 
「同僚」ができた感覚があること。
→会社員じゃないのに同僚がいるって素敵だなーって思います。そういうのってフリーでやっているとなかなか得られるものではなくて、20年以上ぶりになんか組織にいる感じを味わっているのがとても新鮮です。
一緒にがんばっているから助けたくなるし、すごく助けてもらってるのがとてもいい感じです。
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企業からの依頼に基づき、プロジェクトごとに必要なスキルや稼働できる時間帯等の生活スタイルに合わせてチームを組んでいるそう。
これは「フリーランスとして単独で働く」とは、大きく異なる点。

みなさんのコメントから、
☑︎単独では難しい業務でも、さまざまなスキルを持ったメンバーで協力し合うことで企業からの依頼に応えることができる
☑︎専門職でなくとも、「フリーランス」という働き方が選択できた
☑︎異なるスキルを持ったほかのメンバーと一緒に仕事することで、自己成長に繋がる

といったメリットがあげられてます。

「横のつながり」が大事なのはわかるけど、「縦のつながり」がなくて大丈夫?!

なるほど、みなさんの声からわかってきました。
上司と部下の縦のつながりではなく、横のつながり
また、個人の役割は固定されておらず、プロジェクト単位で変化する有機的なイメージ。仕事を通じてチームの中で成長をしていく。
そういう関係性だから『フリーランスのコミュニティ』なのですね。

クミコのつぶやき

「フルリモート」で「チームで」「縦のつながり(命令系統)はない」となると、正直なところ

**クミコの「横つながり」への疑問**
お客様とメンバーのはざまで、誰かが割を食っているのでは?
なぁなぁにならない?
コミュニケーションに遠慮が生まれそう

大変失礼ですが、こんなことを思っていました。
そんな折、新しいメンバーを受け入れるウェルカムレクチャー(企業でいう入社時のオンボーディング)の際に、ナラティブベースのナラティブ・パターンランゲージ(※)を知ります。

↑ナラティブ・パターンランゲージの1部

※パターンランゲージとは…
クリストファー・アレクサンダーの建築方法論。ソフトウェア開発やビジネスでも使われている。よい実践の秘訣を共有するために、状況に応じて判断に使っている経験則を「言語化」するもの。言語化することで「考えやすく」「語りやすく」なる。創造力を支援し、一方的な指示・アドバイスではなく「問い」を誘発する。

Wikipediaより

レクチャーしてくれた、なつこさんによると、
ナラティブ・パターンランゲージは
「フリーランスやフルリモートのチームではたらく上で重要となる、自律的・主体的なコミュニケーションのためのヒントを、 メンバーの経験やエピソードから共創して言語化したもの」
であるとのこと。

メンバーの経験則から創っているのね。
ナラティブベースメンバーはリモートコミュニケーションの匠。
それは是非知りたい

なつこさん:「ナラティブ・パターンランゲージは現時点で19項目あって…」

クミコのつぶやき

最初の感想は、そんな感じでした。
次回、ナラティブベースの「ナラティブ・パターンランゲージ」に迫ります。
育休インターン、クミコの『突撃!ナラティブベース』はつづく・・・


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