見出し画像

自意識を解き放つ=幸福?

ZOOMに映る自分の顔が気になる
発言する前にあれやこれやと考える
カラオケは恥ずかしいから歌わない
こんな馬鹿みたいなことは、自分はやりたくないと斜に構える

自意識が強くなる大きな要因は、
「自分に自信がないこと」だそうだ。


人は自意識を取っ払って場と一体化した瞬間に幸福感を感じる気がする。

たとえば、サウナで「ととのっている」時。
ぐるんぐるんと脳みそが回って、自分とすわっているモノとの境界線が無くなっていく。その場と融合したような感覚。
ヨガの最後の寝っ転がるやつもそう。(シャバーサナ)
この上ない幸せを感じる。


スポーツでも、リズムに乗って、邪念や何らかの理論から開放されて体が赴くままに動かしている瞬間。とっても気持ちがいいのだ。

映画やドラマもそうだろう。おもしろい作品を見ていると、ぐっと没頭して、その世界に入り込める。「自分は今映画館に来ている」「ポップコーンを食べるタイミングどうしよう」など考える余地がないほどに。没頭した後も、作品の余韻に浸ることができる。


自意識のことを考えていて、はっと気づいたことがあった。


私は音楽が好きで、たまにライブに行く。
ライブで何故か、目の前の音楽に没頭できないことが多かった。アーティストのことは好きなのに、周りの人より楽しめていない自分がいた。それには自意識が多少なりとも影響していると思った。

ライブ中の拍手、音楽に合わせて手をふる、ジャンプする、声を出す、立つ座るのタイミング。その動作一つひとつに意識が行ってしまって、ライブパフォーマンス<自分の動作 になることが多かった。

ライブを心から楽しんでいる人は、そんな自意識はまるでなくて、
ライブの場と一体化して楽しんでいるように見える。

もしかしたら、人間関係もそうかもしれない。
あまり自分を意識しすぎずに、頭を空っぽにして、目の前のコミュニケーションを楽しめばいいのかもしれない。
なかなか難しいとは思うけれど。

自意識の開放に役に立つのは、お酒である。適度なアルコールは、いつもは気にしていることを、些末なことにしてくれる。


今度ライブに行くときは、数杯ひっかけてから行くと、音楽と場の雰囲気に没頭できるかもしれない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?