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#28 初再生

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「もう1度」と「もう2度と」の境界線は曖昧で、
この線を何度も、踏み間違えてきた

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バサラカーニバルで(恐らく)初の限定企画チームを結成して
参加した時のことを思い出を語ります。
バサカニとは何か?という個人感覚で偏った紹介(笑)は前回の記事をご覧ください↓↓↓

【2001年「みちのくYOSAKOI合同チーム逢聚'99」】

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練習風景

演舞曲は『蒼月~reproduct~』 テーマは【再生】

まぁサブタイトルを読んで字のごとくですが、いわゆる過去演舞という企画で参加した初年度。
今でこそバサカニでは数多ある参加スタイルですが、当時、その年の演舞以外で参加しているチームはいなかったはずと記憶しています。
地域のお祭りとかを少ないチームで回す際などに、持ち時間が長かった時に昔の演舞曲をやるチームは結構ありましたが・・・

といっても、当時のどまつり界隈のチームは鯱、MAIYA、バサラさん以外はほとんど結成1〜3年のチームばかりだったので、そもそも過去曲演舞にまだそこまでの魅力というか、振り返って懐かしがるほどの希少性がなかったとは言えますが。

蒼月は奥州陸奥の武人「常陸坊海尊」の生涯を表現したクール系作品。
演舞中、頭から終わりまで演舞と共に常陸坊海尊の伝承が語られるという、MC技術が問われる演出が特徴的(噛んだら台無しなので)
1999年にみちのく合同チーム「逢聚」の演舞曲として、よさこい沼津(後のよさこい東海道)で披露されました。

今となっては何がどうなってそういう事になったのか記憶が曖昧ですが、この蒼月という曲ををリメイクして踊ろう!という事になり、原曲を作曲者とは別のコンポーザーがバサカニ演舞1回の為だけに編曲をして参加するという、当時としては中々あり得ない手間暇をかけた手法で参加しました。

そして参加メンバーも逢聚経験者だけではなく、その時のつながりのあった全国各地のメンバーが集って結成されました。

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昔は駅前会場一つでした

・過去演舞の当時と同じように、まるで映像を「再生」するように演じる
・昔の作品に手を加えて振り・音的なクオリティを「再生」させる

2つの意味の再生という言葉を込めた作品、
それが『蒼月~reproduct~』でした。
ただ単に昔の曲を踊った、という訳ではなかったのです☆

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すわべ氏

ちなみにこの頃はまだバサカニは日曜日のみの開催でしたが、なぜか我々は前日から瑞浪に乗り込みMAIYAさんに練習場所を貸して頂きバサラさん西遊館という宿泊場所を提供して頂き、一緒に日曜日の屋台の焼き鳥の仕込みを手伝い、飲んで食べて夜を明かし、そのまま本祭に突入するというめちゃくちゃ楽しい時間を過ごしていました☆

そしてこの体験に味をしめた翌年から「partytime」という企画シリーズが始まっていくことになるのですが、それはまた次回記事にて・・・

余談ですが、その活動が功を奏したのかしないのか?は定かではないですが、これより3年後にはバサカニ前夜祭企画が始まり、以後バサカニは皆さんご存じの通りの2日間開催になっていったのです。

つづく

※’22/11/22 一部修正しました。

まだまだ何かをサポートして頂ける様な大層な書き手じゃないのでサポートなんて恐れ多くてとてもとても…>゜))))彡