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揚げあられビーバー

会社に持っていく北陸のお土産を何にしようかと考えたとき、まず思い浮かんだのは福井のへしこだった。しかしながらへしこは要冷蔵であり、福井を離れるのも最終日ではないため断念する。常温のもあるにはあるが、どうせなら本格がいい。

どうしたものかと考えながら金沢でコンビニに入ったとき、目に飛び込んできたものがあった。
「揚げあられビーバー」
東京では見たことのないお菓子だ。
どんなものかと「のどぐろ味」を買ってみて、ホテルでビールのつまみにしてみたところ、サクサクとした心地よい食感で、独特の旨味があり、なかなか美味しい。
値段もお手頃で量もあるので、お土産はこのビーバーにすることにした。

ビーバーを作っているのは北陸製菓株式会社、通称ホッカ(hokka)という金沢の会社である。
発売は1970年というからロングセラー商品である。ホッカのウェブサイトでは「昭和・平成・令和を駆け抜ける北陸のソウルフード」とうたっているが、その看板に偽りはないだろう。
使っているのは「北陸産もち米」で、練り込んだ「日高昆布」が独特の旨味を生み出しているとのこと。あの旨味は昆布だったか。
「ビーバー」という名前の由来は、ホッカによると「大阪万博のカナダ館で展示されていたビーバー人形の歯と、お菓子を2本並べたカタチが似ていた」こととのこと。

バリエーションとしてはシンプルな塩味の無印ビーバー、スナックでは定番のカレー味、北陸ならではの白えび味、のり塩ならぬあおさ塩に加え、スイカ味という変化球もある。
のどぐろ味については北陸限定のうえ、期間限定でもあったらしく、8月で出荷を終了とのこと。代わって10月からカニ味が登場するそうである。

会社にはのどぐろ味とカレー味を持って行った。
休憩室に置いてご自由どうぞとしていたところ、夏休み時期で人も少なかったのに2日でなくなった。なかなか好評だった。

揚げあられビーバー。
北陸のお土産にオススメです。


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