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すべてを記憶にとどめることはできない

Ayaさん、こんにちは。
夏至を目前に控えた6月の週末、いかがお過ごしでしょうか。
前回お手紙をいただいてから間が空いてしまい、ごめんなさい。

気持ちが弾むことを探しながら、生活の変化でなかなか弾む状態に持って行けず、お返事を書くのに時間がかかってしまいました。今月は、そんな生活を仕切り直すぞ~と思いながら過ごしているところです。

(前回いただいたお手紙はこちら)

前回のお手紙では、Ayaさんの3月以降の出来事について、とても大切な話を聞かせていただき、ありがとうございました。まさに日々の移ろいのなかで心やからだを回復していかれた様子に、こちらもじんわり心が温かくなりました。

「丁寧にノックを続けていれば、やがて心の扉は開く」。この言葉に、私も勇気づけられました。

文字に残らなかった2か月

さて、Ayaさんの書いてくださった ”なぜかわからないけれど、やりたいこと”。いろんな要素が詰まっていて、こちらまでワクワクしました。こういうことを”えいやっ!”とやってみるときって、ワクワクして、心がのびのびしますよね。

私は4月に転職してから生活のリズムが変わり、隙あらば休むことを優先するような2か月を過ごしていました。気持ちが弾むであろう予定を入れることも最小限に。振り返ると、プライベートの手帳はほぼ真っ白でした。

そして先日、きれいな夕暮れの景色を見て、自分の気持ちがとても弾んでることを自覚し、質問いただいた「気持ちが弾むこと」について、お返事を書くに至りました。

ひかりを見て走り出すからだ

私の気持ちが弾むこと。それは、美しい朝日や夕日、夕暮れの景色、自然の中にあるひかりを見ることです。美しいひかりを見て、ひかりに向かって思わず走りだしそうになっている自分のからだに気付き、実際に心のままに走り出しているとき、とても心が弾みます。

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記憶との付き合い方

特に夕暮れが美しい今日この頃。でも、心が弾む光景を目にしたとき、いつもいつもはカメラのシャッターを切れない。そのことに、いつも少しだけ残念な気持ちになっていました。

美しすぎるのに、すべてを記憶にとどめることも、すべてを写真に焼き付けることもできない。そこへの執着を手放せば楽だと分かっているのに、ついつい、引き留めよう、書き留めようとして、ううう゛ーーーっと。

でも、すべてを知ること、覚えておくことはできないし、それをする必要もない。そのことを、ヨガ哲学を通した学びの中で体感として知っていることも、自分ではわかっていて、少し時間が経つと我に返って落ち着く、と言うことを繰り返しています。

そこで、素敵なPodcast「ことばと深呼吸」を始められたAyaさんに聞いてみたいことがあります。心を動かされる言葉や風景などと出会ったとき、Ayaさんはどんなことをされていますか?少し漠然としているのですが、記憶とどのように付き合われていますか?ぜひ、Ayaさんのお話を聞いてみたいです。

それでは、良い週末をお過ごしください。またこの場所でお会いしましょう。

追伸:ゆるやかなペースで、お互いの心の声を温かく聴き合える場としての往復書簡、私も嬉しく思っています。いつもありがとうございます。

今日の飲み物:ミントシトラス(ハーブティ)
今日のBGM:「hallelujah/おお雨」