イギリスでの妊娠・出産(初期の検診)

現在、イギリスで妊娠4か月目。
37歳での妊娠のため、日本では高齢出産といわれているようで不安でいっぱいでしたが、イギリスではリスクが上がると考えられているのは40歳からだとのことでした。
こちらでの妊娠中の検診、出産関連の情報をまとめます。
色々イレギュラーなことが起こっているため、一般の検診とは異なる部分もあるかもしれませんが、ご参考にしていただけたら嬉しいです。

妊娠発覚から初回エコーまで

妊娠検査薬で陽性反応が出たのが、妊娠4週目。
GP(かかりつけ医)に連絡すると受付から、Midwifeに直接連絡するように言われ、直接Midwifeに連絡をする。
その後、9週目のMidwifeの予約の通知と、12週目のエコーの通知が出産予定の病院から届く。
(名前のスペルミスがあり、NarumiではなくMarumiになっている。ここでMidwifeに名前修正依頼をし、変更しておくと言われるが、13週目になるまで変更されず、予約のたびに、Marumiになる。)

7週目に出血があり、GPに電話すると出産予定の病院へ直接電話するよう案内があり、出産予定の病院へ連絡したところ、2日後にエコー検査が入った。

◇臨時のエコー検査
通常、イギリスでは初回エコーは12週目あたりとのことだが、今回、出血があったことで、7週目にエコーを受けることができた。
出産予定の病院は産科の評判が良く、Sonographer(超音波検査士)の方、看護師の方々みんな思いやりあって素晴らしい対応だった。

◇9週目のMidwife面談
体調が悪く、変更を依頼したところ、11週目の面談になる。
(12週目のエコーまでにMidwife面談が必須とのこと)

◇11週目、Midwife面談
●簡単な自己紹介と最近の体調について問診
●身長、体重測定、尿検査、血液検査
●12週のエコーについて(スクリーニング検査含む)説明を受ける。
●病歴等聞かれると思っていたが、現在、すべてアプリで情報を登録するらしく、「BadgerNotes」というアプリをダウンロードして、情報登録するよう案内される。

☆面白かった気付き
①尿検査でコップ等はなく、試験管くらいの細さの容器を直接渡された。
どうしたら良いのか聞くと、みんなそのまま試験管に尿を入れるとのこと。②血液検査で、アルコール消毒はなく、終わった後も、たこ焼きみたいに丸めただけの綿で止血するよう案内される。(後日、プライベートでも血液検査を受けたが、プライベートは日本の医療機関のようにアルコール消毒あり、正方形の小さな止血テープで対応された。)


◇12週のエコー検査
出産予定の病院でエコー検査を受ける。
入室後、Sonographerから染色体異常のスクリーニング検査を受けるか聞かれ、受ける旨伝えた。
赤ちゃんが元気に動き回り、首の後ろのむくみが確認できないとのことで、途中トイレに行ったり、腰を動かしたり、横向きになったりしてエコーをしてみるも、判定不能。
翌週のエコーの予約を入れてもらう。


◇12週目のMidwifeの自宅訪問
通常、12週のエコーの前に行われるようなのだが、風邪でスケジュール変更したことにより、エコーより後になってしまった。
90分の訪問で行われたことは下記の通り。
●最近の体調のお話
●BadgerNotesの登録を確認しながら、内容を深堀してヒアリング(病歴の確認やアレルギーがどの程度なのか、飲酒・喫煙について、宗教的なことなど)
●スクリーニング検査について、2回目のエコーで首の後ろのむくみを確認できない場合、NHSで提供できるものは、Quadテストというダウン症の血液検査のみとなること(精度は80%ほど)、3種類の染色体異常の確認を希望する場合、プライベートでNIPTを受ける方法を教えてもらう。

自宅訪問ということで、産後の赤ちゃんの環境等見られるのかと思い、大掃除をしていたが、ただの訪問でのヒアリングだけで、リビングでお話しただけで、寝室まで見られることはなかった。

Midwifeから、GPでImmunityテストを受けたか聞かれていたため、GPに確認すると、GP側で私の妊娠が登録されていないという衝撃の事実を告げられる。
4週目、7週目と電話したじゃないの・・・と言ったが、以前、他の持病での診察の際、受付で日本のドクターの診断書を紛失されたことがある信頼できないところのため、期待せず、今度こそ登録するよう依頼する。(その後、何も連絡がないため、ちゃんと登録されているかどうかは不明)


◇12週のエコー再検査
今回、測定不能となると、プライベートでNIPTを受けることになるため、朝から赤ちゃんへ「今日は落ち着こうねー」とテレパシーを送り続ける。
エコーでは、赤ちゃん、落ち着いてくれていたものの、確認したい場所が姿勢の関係で見えないとのことで、30分ほど試してもらったが断念。

NIPT受けるんだ・・・とちょっとショックを受けていると、Sonographerの方曰く、6人に1人くらい測定不能という感覚かしら・・・ということだったため、「そもそもエコーの機器自体が古いのでは??」と思いつつも、NHSの方々は何も悪くなく、NHSへの予算を大幅カットしてきた政治家を恨む。

◇13週 NIPT
スクリーニング検査が測定不可とのことだったため、プライベートでNIPTを受けることにする。
NIPTは色々な検査機関で実施されているが、最短で3日後に受けられる場所で、かつ夜間対応されている場所で、GoogleのReviews等で確認して、場所を選定。
Trisomy21,18,13を判別する検査で£320で申し込んだところ、オプションで性別、その他の染色体異常も確認できるとのことだったため、依頼する。
Trisomy21,18,13は99.9%の精度とのことだったが、性別は90%、その他染色体異常は正式な精度はわかっていないとのことだった。

結果は5日後に届き、NIPTを受けて良かったと思う。
NHSで受けた時と異なり、採血時の痛みが全くなかったため驚いていると、
Phlebotomistという採血士という方が行っているそうで(採血専門の職業があるとは知らなかった)、「NHSは予算の関係で太い針を使っているのかもしれませんね」とのことだった。
日本のように、アルコール消毒もあり、止血も目立ちにくいテープで安心でき、採決後に飲み物も提供してもらい、採血を受けるならここで受け続けたい・・・と思わずにはいられませんでした。

次は妊娠中期の検診等についてまとめていきたいと思います。





















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