「改めましてこんばんは」なんて二人が落とす影のストライプ。

どうも、鳴海です。

えー、2023年夏アニメにつきまして、結論から申しますと、

中間報告かと思いきゃこれで終わりかい！

という結果になってしまいました。何もかもこの狂いきった夏の暑さのせいです。あまりに生きることに向いていない季節なので、速やかに冬眠ならぬ夏眠ができる世の中になってほしい。AIの発展とかで。

感想を話しているのは、『無職転生Ⅱ ～異世界行ったら本気だす～』、『アンデッドガール・マーダーファルス』、『AIの遺電子』の3作品。もともと視聴候補の少なかった夏クールにおいて、視聴に足る理由がある面白い作品たちでした。

冒頭でも話していますが、あと2つ視聴の候補があって、それは『好きな子がめがねを忘れた』と『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』でした。それぞれ2話までしか視聴できていませんが、印象などを残しておこうと思います。

『好きな子がめがねを忘れた』
GoHands ミーツ 出オチ系一点突破ラブコメ。原作は確かTwitterのショートマンガで、それが回を重ねて連載に至りアニメ化された、という風に認識している。なので、もともと長く続く類のものではなかったんじゃないかな、という邪推が入りつつも、キービジュアルやデザイン周りのセンスが只者ではない感じを醸し出している。蓋を開けてみればGoHands制作であり、穏やかに流れる日常にあるまじきカメラアングルで脳を揺さぶってくる。もはや懐かしさすら覚える芸風との再会だった。生き物が如き髪の毛に始まる三重さんの魅力に注力している点は素晴らしく、固定ヒロインを描く上で圧倒的に正しい。中学校が舞台なので、エピソードの初々しさレベルがだいぶ高いのと、ヒロインの特性上なんらかの形でメガネを忘れ「続け」ないといけないために、ぶっちゃけ2話でけっこうお腹いっぱいになっていたかもしれない。コミュニケーションが取れなさそうでいて、視力が奪われている以外は問題なく交流ができるというのも今でこそのギャップな気がする。

『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』
「ラブライブ!サンシャイン!!」の公式スピンオフ作品。今！？という驚きはありつつ、漫画版は結構前から連載していたらしい。なんかゲームとかも出てる。マルチ展開をするにあたって、ファンタジー文脈に置き換えてヨハネを主人公にするというのは、出されたものを食べた今であればものすごく納得できるものの、最初の発想としてはかなりぶっ飛んでいる気がする。別人であり別人でない。それぞれのキャラクターが演じていると言えば納得できそうな、絶妙なずらし加減だった。読めそうで読めない少し読める異世界文字が正に世界の重なり具合を表している。出戻り少女ヨハネの再起の物語としても素直に期待できるし、単純にキャラクターが出てくるだけで嬉しい。という前提を踏まえた上で、単純に画面の色味が心地よく、絵を浴びるだけでも全然見れてしまう仕上がりだった。なんとなく『えんどろ～！』とかを思い出す。ヨハネがヨハネでいられることを改めて肯定するようで、これはちょっといつか完走したい。

（そういや、今思い出したけど、このクールの最初の方で『天国大魔境』を見てたのもスタートが遅れた一因だったっけ。めちゃくちゃクオリティ高かったし、面白過ぎてマンガも2周した。キャラクター名がタイトルになってる話、天国サイドと魔境サイドを行き来してるけど一貫して同じキャラの話してるやん！となったりなどしている。）

劇場版の感想としては、

あたりを出しています。宮崎駿と岡田麿里に両サイドから「どう生きるか！」と殴られている。前が見えねェ。ユーフォ3期楽しみですね。

あと、「漢字でGO!」が流行ってたときにプレイした動画をひっそりアップしています。送り仮名推測でギリギリ正解できたのが嬉しかったのでサムネにしました。

お便りフォームも常時稼働中なので、気が向いた時になんでもどうぞ。

それでは、また次回！