フィンランドの北の都市、ロヴァニエミ。サンタクロース村やトナカイのそり、夏は日が沈まない白夜、真っ暗な冬の極夜の空にはオーロラが見えることも。
そんな魅力たっぷりのロヴァニエミだが、実際にやってくるとかなり小さな街であることがわかる。レストラン一つ空いていない日曜日の夜に、呆然と歩いている日本人観光客を見かけることもしばしば。

そこでフィンランドでも特にロヴァニエミで1年以上暮らしていた私がおすすめするツアーとサンタクロース村以外のおすすめスポットを「食べる」「買う」「訪れる」「自然に触れる」にわけておすすめしたい。

ガイドブックにのっているようなものから、フィンランド人ならではの楽しみ方をまとめてみた。ロヴァニエミで2泊3日以上の滞在を予定されるかた向けの内容になっている。

では今回は「食べる」から。

ロヴァニエミで「食べる」

■ 世界最北のマクドナルドでライ麦バーガーを食べる

近年、世界最北の座をロシアに奪われていたが、マクドナルドのロシア撤退にともない、その座に返り咲いたお店。世界最北のマクドナルドを記念するポストカードがゲットできるのが推しポイント。
注文カウンターで「ポストカードください」と言うと「何枚必要？」と聞いてくれて、必要枚数もらうことができる。

硬くて薄いバンズがユニークなRuis Feast（ライ麦バーガー）は実にフィンランドらしいお味でオススメ。

2024年1月に町の中心から、駅近くに移転したので訪れる人は古い情報には注意されたい。

■ 地元の若者がよく使うイケてるカフェ Cafe & Bar 21

友達とお茶しようとなったら、まずここが候補に上がるほど、若者には鉄板のイケてるお店。かわいい内装や夏にはテラス席も。
注目メニューはロヴァニエミの町並みが描かれたカップで楽しめる、ロヴァニエミホットチョコレート。カップの販売もあるようだ。

ドリンク各種、ジェラート、ワッフルなどの甘いものから、バーガーやサラダなどの軽いランチも食べられる。季節によってはサーモンスープもメニューに登場するようなので、Instagramで最新情報をチェックしてから訪れてほしい。

■ 地元の若者がよく使うイケてるハンバーガー屋さんKauppayhtiö

読み方はかうっぱゆふてぃお。友達とランチしようとなったら、まずここが候補に上がるほど、若者には鉄板のイケてるお店。ポップでロックな内装で販売しているグッズもセンス良しのお店だ。

トナカイバーガーもオススメだが、ピザもなかなかのクオリティだとか。
ドリンクも充実しているのでカフェ利用もおすすめできる。

■ ラップランド料理を味わう贅沢ディナー Restrauant Nili

こちらロヴァニエミでラップランド料理が食べられる数少ないお店。去年の滞在では残念ながら予約がとれなかったほどの人気店。訪れる際は予約をしておくといいだろう。

■ フィンランド人がよく食べるバイキング形式のランチ

フィンランドでも平日11〜14時頃の「ランチ（Lounas：ろうなす）」は、お得に食べられる時間帯。バイキング形式で、自分のお腹の空き具合に合わせて食べるのがフィンランドではメジャーだ。
曜日によってメニューが変わるお店が多いので、事前にWebサイトやSNSをチェックして訪れるのがおすすめ。お昼休み中のフィンランド人に混ざって、ローカル気分を味わうことができる。

・Korundi Kitchen & Cafe
現代美術館にあるレストラン。スパイシーで少しエスニックにアレンジされたご飯がおいしい。ベジタリアンにも対応したメニューもある。コーヒーもセットなのが嬉しいところ。

・Feenix
駅近くの大型スーパーMinimaniと、中心地のモールRinnteenkulmaの2箇所にある、美味しいランチの定番のお店。メニューが頻繁に変わって、運がよければトナカイ料理が食べられることも。

⬛︎ 日本食やアジアのご飯が恋しくなったら

・韓国料理Hanki
ここ数年で新しくできた韓国料理屋さん。ヤンニョムチキンやキムチバーガーなど、かなり美味しいものが食べられる。フィンランド人にも人気のお店だ。内側も可愛らしく、ランチはコーヒーもついていてうれしい。

・Ravintola Himo

アジアン料理の店として、寿司やラーメンを提供しているお店。ラーメンを注文し、日本のそれとは別物としてとっても美味しくて驚いた。寿司のクオリティも高く、海外の日本食にチャレンジしたい方には失敗のない店だと思う。フレンドリーで楽しい接客もうれしい。