見出し画像

【読書レビュー】キョウカンカク~美しき夜に

遺体がなぜ焼かれているのか。
それがわかるとき、キョウカンカクの真の面白さに触れることができる。

【情報】

著者 天祢涼氏
ジャンル ミステリー
発行日 2013年7月13日(単行本は2010年2月)
 メフィスト賞受賞作

【ストーリー】

音宮美夜。
腰まである一点の曇りもない銀色の髪。
キョウカンカクという特殊能力を持つ。
音が色でも見えるという能力。
この能力により、警察に捜査協力をしている。

フレイム。
この犯人に殺された遺体はすべて焼かれている。そのため、そう言われている。

天弥山紫郎
フレイムに妹を殺された。
捜査をしていた美夜に出会い、美夜の助手としてフレイムに立ち向かう。

美夜VSフレイム の頭脳戦。

その男の息の色は紅。
美夜は、その男を見たとたんにいう。
「フレイムはたった今、見つけました。」
美夜の能力により、結構な序盤でフレイムの正体がばれてしまう。
勿論証拠がないので逮捕はできない。

その男は、フレイムの疑いを晴らすため、美夜に仕掛ける。
暫く自宅に籠るから、自分の住んでいるマンションの向かいの部屋から監視するようにと。
監視している状態で、殺人事件が起これは自分はフレイムではない。

向かいのマンションから監視していると電話が鳴る。その電話を取った美夜の顔が硬くなる。
フレイムの殺人事件だ。
監視していた男の部屋に走り、ドアを激しくたたく。
そして、ゆっくり開いたドアから出てきたのは……。

【まとめ】

メフィスト賞受賞作の本作を探していたところ、ちょうど発見。
中を開くとなんとサイン本。
これは買わねば。
サイン本を売ってしまうなんて……。
うちで大切に保管しないと。

画像1