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落ちることはあっても

 以前ほど、落ちることは少なくなった。

 というよりは、きっと、対処の仕方を学んだのかもしれない。

 現職は、これまでにないほど落ちついていて、正直楽にも感じる。それは業務内容的、というよりも、気持ち的に。

 もちろん、今のところでもいろいろとあるし、疑問を感じることも多い、多くなってきた。

 けれど、それも以前に比べればささいなことに思えてくる。

 それか、それを経験したことで、対処できるようになってきたのかもしれない。

 やっぱりふいに落ちることはあって、まさしく先日、何とはなしに、自分なんていらないのではないか、必要ないのではないか、何でここにいるのだろう、誰からもあてにされていない、などなど、そうした種々の想いや考えがあっという間に湧いてきて、落ちてしまった。

 けれど、それも少しの間だけで、すぐに気持ちを持ち直して、仕事に集中ができた。し、何より、人とかかわることができている。以前であればそんなとき、人とはかかわれなかった。

 それだけでも少し、変わってきたのかしら、と感じる。あれだけ、できない、と思っていたことが、ようやくーー本当にそれはようやく、いまさらと言っても過言ではないくらい、ようやくなのだけれども、対処できるようになってきたことは、すなおに喜んでもいいと思った。

 どんな経験や体験が、先につながるかはわからない。

 けれど、どんな経験も体験も、きっとすべて、活用できるものなのだろう。

 そのときにはわからなくても、そのときになってわかる。

 だからこそ、いろんなことをしてみるのはいいのだと思う。挑戦する、失敗する、そこから何を学び、次にどう活かすか。

 それらすべてのできごとが、縁が、つながりが、今の私を構築する。

 落ちる ことはあってもきっと、それだけでは終わらない。

 今は、そう、思える。

いつも、ありがとうございます。 何か少しでも、感じるものがありましたら幸いです。