憂さ晴らしな日々

憂さ晴らしな日々

最近の記事

冬季鬱のある日。

激しい鬱が襲ってきた。 8,000円おろした。 帰ろうと思った。 とりあえず池袋へ向かう。家と真逆だ。 風俗のホームページを眺める。 ココアを飲んで温まり落ち着けば大丈夫な気がした。ルノアールに入る。 ピザトーストのチーズが固くて、生ぬるかった。ココアは普通だった。 気持ちは上向かない。 帰ろうと思った。 新宿にいた。家と真逆だ。 風俗のホームページを眺める。 10,000円おろした。 雨が降ってきた。傘をさす。 身体は冷めている。 雑居ビルのエレベーター。 手コキ風俗へ向か

    • 某月某日(某) Iちゃん

      女の子といちゃいちゃするお店に行くことが日常になりつつある。おかげでお金が溶けていくスピードが早い。一年後には無一文かもしれない。 社内研修後の同期との飲み会帰り、帰路が途中まで一緒の某女性と偶然を装い帰路を共にしようと思った。が、その試みが失敗に終わり、お酒で意識が朦朧としていた私は大宮まで何とかたどり着くとATMで一万円を下ろした。 終電にはまだ余裕がある。 二次会をパスし帰路へ向かった某女性を追いかけた結果、その女性を見失ってしまった。私は明らかな不完全燃焼であった

      • 10月22日(日) Mちゃん

        何となく一日に物足りなさを覚え、上野をふらふらしていた。そういう、何とも物足りない気持ちに陥っている時、私はこの頃「淫乱な行為をするお店」を検索してしまうのが癖になってしまった。全ては仕事のストレスに由来する行為であることを読者には予め理解していただきたい。 手淫を専門とする店舗型のお店を見つけ、そこへ足を運ぶ。狭小かつ急な階段を上ると感じのいい店員に待合室へ通される。待機時間がどれほどか聞きたかったが、そんな暇はなく待合室へ通される。 すでに先客が二名おり、何十分か待っ

        • 絶望の果てとかすかな救済

          私は失意のどん底にいた。大切なものを何もかも失い、世の中に忙殺され、何とか形を保っているだけ。骸も同然となった私は感情という感情が死に果て、何に希望を見出だせばいいのか分からず目に映るもの全て絶望に感じていた。 あの日も私はこの世の終わりのような表情を浮かべ虚飾に満ちた池袋の喧騒をただ歩いていた。あてもなくただひたすら。ふと視界をネオンが横切った。細長い出入口にあしらわれた何てことないネオンが私の死んだ表情をかすかに照らした。 もう何もかもどうでもよかった。私の好きな餃子

        冬季鬱のある日。

          「白」

          精神的な限界を感じない日はない。繰り返し私を巻き込む望まぬ出来事に心は引き裂かれ、引き裂かれたまま埋まらなくなった空白が私を苦しめる。止めどない不安や漠然とした無力感。自我を覆う仮面を被り、毎朝会社に行く。希望通りでない部署の不完全燃焼な業務。ただ居るだけでも時間が経過していく物足りない閑散期に仮面に覆われた自我が発狂しそうになる。 どうしても女の子といちゃいちゃしたくなってしまう時が多い。退屈と不安に押し潰されそうになり、前を向こうにも心が歩みを進めようとしない。そんな元

          カフェの社会学 最近の若者は本当に最近の若者なのか

          社会学という学問はアホらしいなとよく思う。研究分野が自らのルーツに親和性がある場合は良いのだが、ある分野に関して当事者でない研究者が当事者づらして分かった気になっているのが、見ていて痛々しい。特に若者文化を研究対象としている中年研究者はその最たるものである。若者のことなぞ分かる訳ないのに、やれ「最近の若者は2時間の映画が見れない」だとか「最近の若者はSNSで常に繋がっていないと不安」だとか「最近の若者は恋愛に興味がない」だとか。いい加減にしろよと思う時がある。 中年研究者た

          カフェの社会学 最近の若者は本当に最近の若者なのか

          日記_低気圧不調_カフェイン中毒

          今日は一日何もできなかった。低気圧の関係か、頭が重く靄がかかっているような感覚。天候不良だと時々こうした日がある。平日じゃなくて良かった。 こういう日は一日一杯にとどめているコーヒーの摂取が無意識に増えてしまいがちなので、行きの電車に乗る前はココアを買った。どうせどこかでコーヒーを買ってしまう。そんな気がしたから。 何がしたいのか分からず、電車に乗った。頭が重かったから無理もない。とはいえ、家に居てもずっと横になってしまう気がしたのでそれは避けたかった。 景色が移り変わ

          日記_低気圧不調_カフェイン中毒

          海の声が聴きたい。 海の声が聴きたくなるときはどんなときだろうか。 海の声が聴きたい。何かに絶望してるとき僕は海の声が聴きたくなる。 遠い海。物淋しい海。人気のなくどこか色素の薄いような、はっきりしない曇天のしたにずっしりと横たわる深く暗い海。 視界の先に感動は何もなくて、何もかも淀んで見えて、綺麗なものを捉えられなくなったとき、僕は海が見たくなる。 僕の凍りついた心にそっと寄り添ってくれるような荒々しくもどこか繊細さを帯びた海。 魂の叫びを僕は聴く。海の泣き声。海は目の前で

          「生きづらい」と言いたい殴り書き。

          ずっと何が楽しくて続けているのか分からない人生。少しでも気を紛らわしたくて芸術に触れたり 娯楽に興じたりするが時が経てば空しさばかり残る。自分を麻痺させ、日常からある程度距離を取らないと芸術や娯楽に身を投じることは困難に近い。 年々実家の居心地が悪くなる。 現状に甘んじて堕落するいっぽうで、価値観の合わない血が通っているだけの存在と一つ屋根の下で暮らすことは精神に多大なる負担を与えるが自分一人では生活が破綻することも分かっているから頼らざるを得ない。特に冠婚葬祭の時なんかは

          「生きづらい」と言いたい殴り書き。

          コスパとかタイパとか

          最近、やたらとコスパとかタイパという言葉を耳にする。若い人にとって、お金がかかるもの(コストパフォーマンスの悪いもの)や時間がかかるもの(タイムパフォーマンスの悪いもの)は疎まれるらしい。 ザ・イマドキの若者みたいな人からしたら2時間ぶっ通しで映画館で映画を見ることはどれほど苦痛なのだろう。しかも大学生なら1500円とかそのくらい払って。同等の金額払ってサブスク入れば、何本も映画は見放題だし、自分の好きなタイミングで再生したり停止したりできる。 何なら、早送りしながら見る

          コスパとかタイパとか

          曖昧な君の音楽と共鳴した僕の感性

          for tracy hyde(以下、FTH)が解散した。2022年から2023年の一年の間だけだが、リアルタイムで追うことができた。FTHに出会うまで聴いてきた羊文学やスーパーカーなどに代表されるバンドは彼らが演奏している「好き」に無理矢理自分の「好き」を合わせている感じがして、心の底から好きという感覚ではなかった。好きなジャンルはオルタナ周辺の「何か」という感覚はあったが、それが何なのかなかなか見つけられなかった。 そうしたモヤモヤを抱えていた時期に、オルタナ周辺の「何か

          曖昧な君の音楽と共鳴した僕の感性

          22歳の虚無、活力の忘却。

          私は同年代、20代前半の人と会話するのが少しばかり苦手だ。20代前半の人と話していると、どうしても疲れる。 彼らはエネルギーに満ち溢れている。他者との交流を活発に行い、視界に映る全てに希望を抱き、不安でありながらも明るい展望を描いている。いづれか疎遠になることを強く意識せず、今現在を真摯な姿勢で楽しんでいる。 与えられた物事を前向きに取り組み、素直に楽しんだり、苦しんだり、苛立ちを覚えたり。感情の機微を活発に感じさせる彼らを前にすると、体力が奪われている感覚に陥る。 常

          22歳の虚無、活力の忘却。

          新入社員研修の昼休み

          新入社員研修を受けている。昼休みになると各々昼食を食べる。作ってきた弁当だったり、オフィスビルに入っている飲食店を利用したり、あるいはコンビニ飯だったり。人によって色々だけど、僕はいつも決まってコンビニ飯。コンビニ飯の中でもおにぎり。おにぎりの中でも五目ごはん、あるいはチャーハン、あるいはわかめごはん、あるいは赤飯。 昼休みの最中、おにぎりは二つ食べるのでいつも四種類の中から二つ選んで食べている。コンビニのラインナップがこれしかないという訳ではなく、個人的に「食べたい 」と

          新入社員研修の昼休み

          コロッケそばかき揚げ乗せ

          この前、立ち食いそばを食べた。たまに食べる。何も食べたいものはないけど、時間的にも胃袋的にも何かを入れておきたい。ただ、食欲がある訳でもないから適当なものでいいし、食事に費やす時間を最小限に抑えたい。そんな時によく立ち食いそば屋を利用する。大抵駅前、あるいは駅から徒歩5分圏内の所に立ち食いではないけど富士そばとかのチェーンがある。そばのコンビニエンス性には驚かされる。 この前は駅をすぐ出たところにある立ち食いそば屋でコロッケそばを注文した。接客バイトの接客とはこうあるべき仕

          コロッケそばかき揚げ乗せ

          コーヒーに支えられている新入社員

          毎日コーヒー飲まないと生きていけない。カフェイン中毒と言っても過言ではない。 コーヒー好きとはいえ、豆には一切こだわりない。 毎日、新入社員研修を受ける前にファミマのコーヒー飲むのが最近の日課だ。なので、いつも9時にはオフィスに着いて一息ついてから研修会場に向かう。 ブレンドSサイズ110円。これで満足できるのだから、とても安舌だなと思う。ただ、豆にこだわってる500円ぐらいするコーヒーもファミマのコーヒーもどっちも美味しいからコンビニコーヒーって凄いと思う。逆に500円

          コーヒーに支えられている新入社員

          入社式

          入社式があった。新社会人として野に放たれてしまった。懸念していたほど緊張はせず、案外平常心だった。内定者懇親会の時のがよっぽど緊張したのは、きっともう初対面の人がいないからなのだろう。ストレスはいつも対人関係。 某グループ会社なのでグループ全体で入社式を行った。会場がコンサートホールのためかなり立派で、数週間前の大学体育館で行った卒業式がえらく陳腐なものに思えた。大学は学生の数が少ないから、入学式も卒業式も体育館で事足りる。これが、某日大とか某東洋大だったなら、わざわざ武道