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何を間違ったのか人前で村上春樹について講演する奈須憲一郎と、彼の巡礼の年

ノーベル文学賞の受賞者発表日である10月10日(木)18:00から開催された「第8回 村上春樹朗読会」に参加してきました。

会場は、美深町の「日本最北のクラフトビール工場と赤レンガレストラン」として話題を集める「BSB」だったので、当然のことながら白樺樹液を使ったオリジナルのクラフトビールを味わいながら…当然美味い。

プログラム内容は、まず、2013年4月、13作目の長編小説として発表された『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を専修大学大学院生の飯干大嵩さんが朗読。

情感たっぷりの声に引き込まれました。

次に私が、何を間違ったのか「村上春樹と内発的発展論」のタイトルで講演。しかも「ノルウェイの森出身」という肩書きで。

村上春樹さんの小説は大体読んでいて、内発的発展論は修士論文のテーマななので一応主戦場なのですが、まさかこの2つをつなげて話すことになるとは…人生何が起きるかわかりません。

結果的に、荒削りの試論ではありましたが、個人的には手応えというか、もう少し奥まで分入ってみたいという気持ちを感じています。

まずは当日の発表要旨をアップしようかな…どうでしょう。

最後にこの企画の仕掛け人、松山農場の柳生佳樹さんの「『ひつじをめぐる冒険』の先にあるサハリン島」という講演で締めくくり。

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美深町の仁宇布で羊と白樺樹液に取り組んできた柳生さん。道北にこの人あり…のお一人です。

その後、ノーベル文学賞の受賞者発表をライブ配信で見守りましたが、結果はご存知のとおり。また来年ですね。

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バーカウンターで「あちらのお客様からです」ってあこがれます。