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選択の科学(2)

前回は選択が出来るという認識が大事との結論だった。
本著ではさらに一歩踏み込んでいる。
認識の根底には、人間が選択をしたいという
欲求」があるのだ。

例1;動物園の動物は寿命が短い。
→野生を選択できないストレス。
頻度の高い毛繕いや動作。

例2:長生き実験 →裁量権がある人ほど長生きする。
(低所得者層=裁量権のない人としており、金銭的な事情から健康的な生活を送れていない事も加味している。)

些細なストレスは高血圧を生み出しているとのこと。

例3:老人ホーム実験
日々の選択を指示されるグループと選択できるグループで分ける。実際の行動に差異はない。そこでアンケートを取ると選択を出来る方が満足度が高かった。

つまり選択をしたいという欲求があるという事。
その欲求を元に、認識を行い、選択をする。
著者はその認識が肉体的なものではなく、精神的な物でもよいと述べている。
例えば、牢獄に入れられても選択は出来るのだ。自分の認識の問題である。
そしてその認識は語り(ナラティブ)によって意味付け、強化される。

それは選択の物語とよばれる。

#仕事 #ビジネス #読書 #選択の科学

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