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子供と触れ合う時間が多ければ多いほど、罪悪感を感じる事も多くなる。

コロナでイタリアはまたロックダウンに入りました。

今回は小学校も閉まり、オンラインの授業は半日しかないので、残りの半日は両親に負担がかかります。

午後、まるまる空いているんだから、日本語の勉強に力を入れるとか、一緒に過ごせる時間がありますが、私も旦那も仕事しているので中々じっくりと時間をかけられませんん。

それで日々罪悪感を感じている自分がいます。

去年の今頃は出張で、2週間不在にしていたんですが、めまぐるしい忙しさだったので子供と話が出来たのも3日ほど、それも10分弱の会話でした。


娘に「ママがいなくて寂しいよ」なんて事も言われたんですが仕事だからしょうがないんだよ、ってこちらも寂しいながらでも不思議と罪悪感はありません。仕事なんだから拘束されている間はしょうがないんです。


木曜の夜に帰ってきて、金曜日。学校にお見送りして午後も学童の前に早めに迎えに行こうかな、と思ってたら3時すぎに急に忙しくなって、結局学童に5時ごろ迎えに行ったら

「もうちょっと早く迎えに来て欲しかった」と言われてしまいました。


その瞬間、とてつもない罪悪感を感じました。留守にしてたんだからもうちょっと早く迎えにくれば良かったなぁと。

出張に行っている間は帰ってこれる訳でもないので、悪いな、と思いつつしょうがないと諦めがつくのですが、家から仕事をしているので、仕事が終わってようが終わって無かろうが、早く迎えに行くことは自分で選択できたはずなのに、やらなかった事に対して、罪悪感を感じたのです。


その後も家に帰ってから夕飯の支度をしている間、子供は遊びたがっているのに「良いものを食べさせたい」と手作りの夕飯を作っているとどうしても相手が出来なくて、仕方なく好きなアニメを見させてる時にまた罪悪感。


手を込んで作った料理も美味しそうに食べてくれる日もあれば、あまり手を付けない日もあって、食べない夕飯作ってるぐらいだったら遊んであげれば良かった、って思ったりします。


何にそんなに後ろめたい気持ちになったのか考えて見たところ、子供の為を思って、自分がチョイスした選択が、実は子供にとっては違うことをして欲しかったと分かった時に、罪悪感を感じます。そして、子供とたくさんの時間を過ごすと、その選択ミスが多くなるのです。

私の選択ミス、罪悪感要素が多い事項がこちら。

1)お迎えに行く時間

2)手作りの夕飯を食べさせたい

3)学校が終わった後のアクティビティ


これが十分に出来ている気がしないとなんとなく罪悪感を感じてしまっているんです。でも出張中の間は、旦那が何時迎えに行こうが、2日連続でピザを食べさせていたとか、同じ悩みのはずなのに自分でコントロール出来ない分、罪悪感を感じる事も少ないのです。

では解決法は?

色々考えてみたんですが解決法は2通りにあると思います。


1)自分の選択に悔いが無いように準備しておく

2)罪悪感を感じないように心を鍛える。

まずは1)自分の選択に悔いが無いように準備しておく。これは例えば、仕事が暇だったら迎えに行こうかな、と言う方法では成功する日もしない日も出て来てしまうので、毎日xx時に迎えに行くと決めてしまえば、今日も早く迎えに行けなかったーなんて罪悪感も減るのかな。


夕食も同じで帰って来てから作るのではなく、あらかじめメニューを決めておいて昼の間に作り置きをしたり、お惣菜を活用したり、テイクアウトしたり。家事の時間が減れば。その分子供と遊べる時間も増えて「選択ミス」する事も無くなるのかな。


2)罪悪感を感じないように心を鍛える。


「もっと早く迎えに来てもらいたかった」って所詮は子供がその場の思いつきで言った発言。無視しろとは言いませんがなんで母は働く必要があるのか理解してもらえばいいんじゃ無いかと思います。


以前「なんでお母さんはいつも仕事してるの?」と言われた時に

「△△ちゃん(娘の名前)はおばあちゃん大好きでしょ?おじいちゃんも、おじさんもおばさんもいとこも大好きでしょ?飛行機乗ったり、レストランでご飯食べるのも好きでしょ?

お母さんが仕事しないと今みたいに年に1−2回、家族に会いに行ったりするお金がなくなっちゃうし、好きなものを食べに行ったり、好きなお洋服を買ったり出来なくなるんだよ。

それでもいいの?」って逆に聞いてみたら、

「嫌だ」と言ったのです。


だから母は仕事続けてるんだよ、って言ったらしぶしぶ納得してもらえました。

こんな長々と書いてしまいましたが、一番伝えたかったことは、長時間の勤務で中々子供と過ごせる時間が無い父親、もしくは母親って実はそこまでガツン、と罪悪感を感じることって少ないんじゃ無いかなって思います。
子供と触れ合う時間が少ないほど、罪悪感を感じる事も少なくなる=自分でコントロール出来る部分が少ないから。

居ないことが普通で、子供に会えないのは寂しいけど、でも仕事だからしょうがない、と割り切れていて罪悪感は少ない。毎日遅くまで残業して、子供が寝てから帰ってくる親は、実はふれあいが無いからこそ悪いと思いつつ、実際は、毎日面倒をみている親より、ちくちく、たくさん訪れる罪悪感が少ないのかな。

逆に子供の面倒を見ている親の方が毎日やっているからこそ、子供に文句を言われた時に気づいたり、寂しい思いをさせてしまったって罪悪感を感じることが多いと思うんです。

いつも面倒を見ている方が、ああすれば良かった、こうすれば良かった、って悩んでる、見ていない方はその悩みを聞いても自分でコントロール出来ない分、罪悪感を感じる事も少ない。


面白い発見をしたな、って日記でした。

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