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熊野高館~坪沼に抜ける古道

3月、名取市郷土史研究会の有志の方のご案内で、
熊野高館~坪沼に抜ける古道と思われるルートを歩いてきました。

鈎取宿と菅生宿を結ぶルート
※十三塚複合遺跡 後期旧石器時代から古墳時代前期頃までの複合遺跡。

この図でいうと、赤い線の部分です。

3月の地震の影響で垂水ダム近くで崖崩れがありましたが、
峠の道は特に問題ありませんでした。

今回は6名の参加。

遥か昔から、現在は仙台市太白区となっている
かつての名取郡南方の坪沼エリアと、同南方の高館エリアは峠を越えるこの古道を通じて行き来が豊かで、婚姻関係を結ぶなど隣村的おつきあいの関係にあったそうです。

明治時代に坪沼は隣村との合併により生出村の一部となりましたが、
長く育まれた村同士の付き合いはその後も色濃く残っていたようです。

春の芽吹き
分岐点
右と左にわかれる道(左が坪沼方面)
右へ進む道は途中で舗装された道路にでます。

熊野那智神社の裏手の滝に残る「メクラウナギ」の言い伝えは、同様のものが坪沼原前地区にも残っています。

震災の防波堤のためにこのあたりから石が切りだされています。

板橋峠と十三塚へ行く方面の分岐。
石碑群があります。

蔵王山、山神など

どこからか集めて石碑をここにまとめて置いているそうです。
開発が進むと行き場のない石碑たちも、たちのきです・・・

この先は舗装されていましたが、菅生の方へ至る。
ここで引き返して戻ります。

なぞの廃車が・・・でも絵になっている。

この赤い土をこちらでは「みそ土」と言います。

よい土壌らしいです。

川はちょっと乏しい感じもしましたが
興味深い古道でした。

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