忘れがちな大人

ネガティブな心と
戦っている間に
雨が上がっていた
まだ曇ってる空の下
今日もお金の事考えて駅に向かう

雲の間から見える虹を
街の子供達が見上げた
そんな空を見上げずに
横を通り抜ける僕は
孤独を隠さない

世界が狭く感じると嘆く僕より
限られたスペース 与えられた遊び場で
遊ぶ子供達の方がよっぽど楽しそうだ
悲しくもならない
もはや何もいらない

あの日の夢を思い出して
追いかけ直すか
忘れようとするか
自分が選んだ決断を
誰かのせいにしないように

心臓は燃え切って
でも 屑にならずに自分の中にまだあって
好きになれない自分も
いつか雨上がりの空に広がった
虹を追いかけられるかな