「3人で親になってみた」「ダブルハッピネス」を読んで

トランスジェンダーである杉山文野さんの著書を2冊読んだ。

「3人で親になってみた ママとパパ、ときどきゴンちゃん」
「ダブルハッピネス」

トランスジェンダー。性同一性障害。
杉山文野さんを語る時、必ず出てくるキーワードだろう。

私が杉山さんの本を2冊読んで感じたのは、不思議な事にジェンダーについてではなかった。

「とにかく人に恵まれている人生だな」
「フェンシング、ボランティア、留学、バーテンのバイト…経験豊富だな」

たくさんの経験を積んでいるから、どんどん人としてのレベルが上がって、
そして素敵な人になっていく過程でまた、人に恵まれるんだろうなぁ。
ポジティブスパイラル。
私ももっと経験を積まねば!という刺激を頂きました。

ご自身のお子さんを「今のところ女の子です」
と紹介するのが、とても素敵だなと思った。
杉山さんだからこそ出来る最高の表現だと思う。

コロナ禍が落ち着いたら、ぜひ杉山さんの講演に行かせていただきたいと思う。


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著者と面識は無いのだけど、ちょっとだけ親近感?を持っていて。
というのは、杉山さんが大学一年生の時にお見かけした事があるのです。

かなり短髪。
オーバーサイズのシャツをバサッと羽織って。
歩き方もワシワシしている。

「私と同じくらいの身長の男性」
そう、「男性」という印象を持ったことを覚えている。

同じタイミングで私の母も杉山さんの事をお見かけしており、
「綺麗な子だと思った」とのこと。
私とは対照的に、男っぽいとはあまり感じなかったらしい。

あれから約20年の時を経て、
「ダブルハッピネス」で学生時代のお写真を拝見。
うん、これは女子校でモテる…!綺麗かつカッコいい。
(私も女子校出身なので、女子からモテる女子が判るのよ、、)


悩み事から逃げたくなった時は、杉山さんの著書を思い出そう。

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