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初めてカウンセリングに挑戦した5分間

9月から受講しているカウンセリング基礎講座の実践編が始まりました。

基礎講座の実践編では、受講生同士でカウンセリングをしあいながら、実践的に学んでいきます。
第1回を終えて、早くも学びがたくさん!だったので、備忘録として書き残しておこうと思います。

「聴く」ってむずかしい

初回は5分間。
たった5分。されど5分。

初めてのカウンセリング、とっても緊張しました!
やってみて分かる「聴く」のむずかしさ。

カウンセリングでは、相談者さんがひととおりお話をされたあと、カウンセラーが、「こうこうこういうことなんですね」と伝え返しをすることがあります。
基礎講座で行われたカウンセリングのデモンストレーションでは、先生はいつも、相談者さんが話し終えた絶妙なタイミングで伝え返しをされていました。

今回の講座での一番の反省点は、「伝え返しをしなきゃ」と意識しすぎてしまったばかりに、相談者さんのお話を「上手く要約してまとめないと」と、まるで国語の試験で解答するかのような心構えで聞いてしまったこと。
カウンセリングの3原則、「受容」「共感」「自己一致」を全く意識して聴くことができていませんでした・・・。

「伝え返し」って、あくまで相談者さんのお話を、カウンセラーが「受容」「共感」して聴くための1つの方法のはず。
それなのに、私はその「受容」「共感」を全く意識せずに、いつのまにか「上手く要点をまとめて伝え返さなきゃ!」という気持ちになって聴いてしまっていました。反省です!

ここに気が付くことができたのは、他の受講生のカウンセリングを見ることができたから。
ある受講生さんのカウンセリングで、素直に「いいなあ」と思う場面があって、なんでそう思ったのかな?と考えたときに、その受講生さんが「共感」できていたらじゃないか!っていうかわたしは全然「共感」を意識して聴いていなかったじゃないか!と気が付くことができました。

他の受講生さんのカウンセリングを見ることができるのも、とっても勉強になります!

暖かいことばをもらえてうれしい

と、自分では反省点が多かった5分間だったのですが、先生、講座のみなさんはとっても優しくて、「お互いにどんどん良いところを見つけていく」という雰囲気なので、暖かいことばをたくさんいただけました。

「相槌が上手」「柔らかくて話しやすい雰囲気」などなど・・・!
基礎講座で先生が、とあるカウンセリングの本に「カウンセリングは究極の雰囲気芸」と書いてあったことを紹介されていたのですが、ふとその言葉を思い出しました。
もしかすると、「話しやすい雰囲気」づくりは得意なのかもしれない・・・?

ついついできていないことばかりに目がいきがちですが、褒めてもらったこともちゃんと胸に刻んで、楽しく学んでいきたいな。

人の人生に触れる貴重な時間

この講座では、いろんな人の「こういうことでちょっと悩んでいて・・・」というお話を聞く機会があります。

そのお話の1つ1つが、その方の人生の1シーンで、その方が歩んできた人生の一部に触れさせてもらったような感覚になります。
そのたびにはっとさせられたり、今まで考えもしなかったことを考えたり、今まで感じたことがなかった感情に出会ったり・・・。

いろんな人生のバックグラウンドを持った方の生の声に触れるという、本当に貴重な機会を頂いているなあと感じます。

ありがたいなあ。

カウンセリング、むずかしいな、私にちゃんとできるようになるのかな・・・と不安に思うわたしもいる一方で、
この先どんな発見があるんだろう?どんな感情に出会えるんだろう?
と純粋にワクワクしている自分もいます。

まだまだカウンセリングを学ぶ旅は始まったばかり。

のんびりじっくり一歩一歩、学んでいきたいと思います。

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