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やっぱり私はロジャーズの「傾聴」が好き


カウンセリングの基礎を学び終えて

先月末に、公認心理士中越裕史先生のカウンセリング講座の前編を受け終えました。(もっと早くまとめのnoteを更新するはずが1か月近くたってしまいました…!)
前編で学んだのは、カウンセリングの基礎である「傾聴」。

図書館で読んだ心理学図鑑で初めて知った、心理学者カール・ロジャーズ。
この人の言っていること好きだー!!カウンセリング学んでみたい!
この気持ちがきっかけとなって、ご縁があり、ロジャーズ流のカウンセリングを教えてくれる中越先生の講座で学ぶことができました。

基礎編を受け終えて思うのは、やっぱりロジャーズ流カウンセリングが好き!わたしは傾聴のパワーを信じている!ということ。
(もちろん、カウンセリングは万能ではないことは前提として)

感じた「傾聴」のパワー

基礎講座前編では、中越先生や他の受講生のカウンセリングを何度も見ることができました。わたし自身が、中越先生や他の受講生からカウンセリングを受けることもありました。

たくさんの「傾聴」を見てきて、そして自分が「傾聴」をされてみて、やっぱり傾聴っていいなあと何度も思いました。

いわゆるネガティブな感情も、いわゆるポジティブな感情も、評価したり解釈することなく、あるがままに受容する。(受容)
相談者さんか感じている世界を、あたかも相談者さんであるかのように感じ取っていく。(共感)
カウンセラー自身も、カウンセラー自身がどう感じているのかを見つめる。鎧を脱いで、自分自身に嘘をつかないでそこにいる。(自己一致)

こうして生まれる日常とは少し違う空間で、カウンセラーは、ただただ、相談者さんのことばに心を込めて耳を傾ける。

すると、話を聴いてもらっているうちに、不思議と「ああ、私ってこう思っているんだなあ」と、気がつく。心の声が聴こえてくる。
心の声が聴こえてきたら、不思議と視界が開けてくる。もやもやが紐解かれて、なんだかすっきりしたり、おのずと答えが見えてきたりする。

もちろん、ちゃんと「傾聴」するのは簡単なことじゃない。「傾聴」ではどうしようもできないことも、きっとある。
それでも、「傾聴」には、字面から感じられること以上のパワーがあるなあと思うんです。

ロジャーズ氏の人生哲学

たぶん、わたしはカール・ロジャーズ氏の人生哲学が好きなんだと思います。

ロジャーズ氏の心理学のテーマは、ひとが真に”自分自身”として生きること。「ああ、これがわたしなんだ」と実感できるわたしとして生きること。

スタートは、心の声に耳を傾けること。わたしが何を思って何を感じているのかに耳を傾けて、「ああ、わたしはこう思っていたんだね」と、ありのまま受容すること。
すると、他者からの期待や、思い込みから少しずつ自由になって、「わたしはこう思っているんだ」という実感とともに生きていけるようになる。心の声に従って、自然と変化し、人生のプロセスそのもの歩んでいけるようになる。
(参考:諸富祥彦著「カール・ロジャーズ入門 自分が”自分”になるということ」)

私自身のこれまでの人生を振り返って、全然心の声に耳を傾けられていなかったなあと思います。両親や、友達や、社会の声に勝手に縛られて、がんじがらめになって苦しんでいました。
だからこそ、このロジャーズ氏の人生哲学に惹かれるんだと思います。

これから

現在わたしは、SNSを通してお声がけくださった方とカウンセリングの練習をさせてもらっています。
上手くいくこともあれば、上手くいかないこともあります。
私の力不足から、全然「傾聴」できなかったときは、本当にふがいない気持ちになります。
そんなとき、「傾聴」を、ロジャーズ氏の人生哲学を信じる気持ちが、もう一度前を向いて歩きだすパワーになります。

カウンセリングを通して、心の声に耳を傾けるお手伝いがしたい。

そんな思いで、現在も勉強を続けています。
(カウンセリング講座は後編が始まりました!)
これからも頑張ろう。

カウンセリングの練習相手になってもいいよ~という方は、ぜひこちらのnoteをご覧いただけると嬉しいです!

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