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花が咲く

コロラド山岳地帯。半年という長い雪の季節も4月にようやく終止符を打ち、爽やかで真っ青な空が戻ってきました。まだまだ肌寒いけれど、2月3月の身に沁みる寒さと比べたら心の軽さが全く違います。

娘と公園までの散歩道。雪で包まれていた景色も面影残さずあっという間に緑になりました。やっぱり空気が美味しい!気持ちいい!。冬景色は綺麗だったけれど、つい先日まで「寒い!冷たい!痛い!出たくない!」と散々繰り返しぼやいていた自分は何処へやら、今ではすっかり気を良くして日中は美味しい空気と綺麗な空の元に身を置いています。

3月は色々と居場所についての転機が訪れ、家族の環境も含め、これからどうしたいか、どうなるかと、過去・現在・未来と感情がグルグルとしていました。ハワイで数年暮らしてきて頭が年中お花畑だった私にとっては、こちらの3月の寒さの中ではまだ心を解放しずらく、ひとまず情報などのインプットも控え、一人内省していました。考えすぎる癖はいつも自覚していたので、巡ってくる感情の波をただただ俯瞰し受け流すことにだけに専念してみたり。。。それでもグルグルグルグル。今もまだ今後の展開ははっきりしていないのですが、週末ちょっとした事がきっかけで心がスッキリする事がありました。

散歩途中、芝の中にひっそりと咲いている小さな小さな花を発見した娘。「ママー!見てー!」と嬉しそうに大きな声で呼び止めてくれました。

長い冬の間、目にすることのなかったスミレ色の小さな野花。

それを見て、ああ、花は自ら咲こうと躍起にならず、その時期が来れば自然と花ひらいてゆくものなのだな。。。。その時期を待つ、そういう事なのかもしれないな。と蝶々のようにひらひらと心に穏やさが舞い戻ってきました。

身の回りにある、小さくも美しい自然に心を解放された瞬間でした。子供の小指の爪程の小さなお花に気づいた娘の心の眼、それに気づかせてくれてた娘に感謝です。


と、そんな訳で久しぶりの投稿となりました。しばらくの冬眠から覚めて、またnoteにぼちぼち顔を出していきたいなと思っています。気まぐれでお天気屋な私ですが、またふらりと訪ねてきていただけたら幸いです。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。



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