見出し画像

【大喜利のお題を選んで小話を書きなぐる92】童謡「クリスマスのミツバチ」どんな歌いだし?

あ〜、青春したいよね!

青年期のモラトリアムも、今となってはもっと色んなことをやってやれただろうにって思います。アラサーになると急にぶっ飛んだことをしだしたりする人は増えるから、どうせならそれを10年前にやれていたら・・・と。そうすれば今は逆に落ち着いた生活をしているか、さらにぶっ飛んだ生活ができているか。少なくともアラサーになった時点で、「当時は特別だったことが当たり前になっている」という状態を作れていると強いと思う。更なる高みを目指すでも良いし、いったん落ち着いて平穏に暮らすでも良いし。

そんなわけで、本日のお題は「クリスマスのミツバチ」という曲の歌い出しを考えたいと思います。

童謡の歌い出しをイメージすればよい?

曲の歌い出しを考えるとは・・・なかなか斬新なお題ですね。

真っ先に浮かんだのが童謡の「赤鼻のトナカイ」です。歌い出しも「♪真っ赤なお鼻のトナカイさんは~」と、非常に分かりやすいです。「クリスマスのミツバチ」のジャンルが童謡だとすると、「童謡の歌い出しあるある」のようなものが分かればおのずと答えを導けそうです。

「童謡 みんなのうた」で検索すると以下のサイトが出て来ました。ここから特に知名度が高く、「クリスマスのミツバチ」に近いイメージの歌をいくつかピックアップしてみましょう。

・コンピューターおばあちゃん

明治生まれの物知りなロボットおばあちゃんを称えるうた。歌い出しは固有名詞「コンピュータおばあちゃん」を繰り返し。

・そらとぶくじら

くじらが海で泳いでいるとまいごのシャボンが飛んできたので、戯れて遊んでいたら空の真ん中にいたよ!歌い出しは「くじらが泳いでいる情景」を端的に説明。

・おお牧場はみどり

春の訪れ。雪が解けて草が茂り、私に呼びかけてくれるようだ!その喜びを歌っているせいかテンション高めに、ホイッ。歌い出しはタイトルそのまま。

・クラリネットこわしちゃった

パパからもらった大切なクラリネットの音階がことごとく出なくて、壊れたと思って半狂乱になり謎の呪文を繰り返すうた。歌い出しはパパからもらった大切なクラリネットのくだりを2小節で。

・森の熊さん

ある日お出かけの最中、森の中でくまに出会って逃げ惑う少女と、実は親切でおちゃめなくまさんとのハートフルストーリー。普通は発狂しちゃうよこんな展開・・・お逃げなさい!歌い出しは「森の中でくまさんに出会ったこと」を丁寧に説明する感じでまるごと1番。

このPV、なかなか良かったです・・・。

以上のことから、童謡の歌い出しというのは以下のような傾向がありそうです。

・タイトル(固有名詞であることが多い)をそのまま歌い出す

・起承転結でいうところの起~承のストーリー展開を丁寧に歌い出す

・情景を端的に分かりやすく説明する。その際に謎の掛け声や呪文があるとそれっぽくなる

クリスマスにミツバチは何をしているのか?

では、具体的に作詞していきたいと思います。

まず、タイトルの「クリスマスのミツバチ」。先ほど挙げた「童謡の歌い出しの法則」に則るならば、これがそのまま歌い出しになってもよいくらいなのですが・・・さすがにそれではひねりがないため、曲の構成がそれで最適であるという根拠が必要ですよね。

養蜂場の記事で、ミツバチの越冬に関する記事がありました。

冬越しのため、ミツバチの巣箱は暖かい南の養蜂場へ移動しました。巣箱の中では、女王バチは産卵をやめ、ミツバチの数も夏の最盛期から比べると三分の一以下になっています。暖かい日には、巣箱を飛び立つ働きバチの姿を見ることができますが、繁殖の時以外には仕事をしない雄バチはすっかり追い出されてしまい、もう一匹も巣箱の中には残っていません。産卵の季節は終わり、この秋に育った働きバチと女王バチだけで、貯めてあるはちみつと花粉を食べつないで、ウメの花が咲き始める頃までの越冬生活に入ります。
この、今年最後の働きバチたちには、越冬用の花粉やはちみつを集めてくるという仕事だけではなく、体を寄せ合いながら静かに厳しい冬を生き延び、新しい世代に群の命を引き渡すという、大事な使命があるのです。

出典:ミツバチの越冬 山田養蜂場

越冬中のミツバチは冬眠はせず、球状に身を寄せ合い、体力を温存するようにじっとしつつも、羽を震わせてお互いの熱で温め合っているのだそうです。

出典:ミツバチの冬のすごし方 北海道マガジン「カイ」

上記のことから、冬場のミツバチは必要な人員整理を行った後、体を寄せ合い、体力を温存し、食料を食いつないで、生き延び、春が来るのを待つ。新しい世代が来るその時のために・・・!!という状況のようです。がんばれ、負けるな、ミツバチ・・・!!

「クリスマスのミツバチ」歌い出し

冬のミツバチは命がけ

集めたはちみつ小脇に抱えて

1日限りの大パーティー ヤー!

がんばれ 負けるな

今日は楽しいクリスマス


冬のミツバチは命がけ

聖夜の宴は儚く終わり

仲間はどんどん眠くなる アー!

ぼくも ねむるよ

春と呼べる瞬間(とき)を夢見て


歌い出しは「冬のミツバチは命がけ 集めたはちみつ小脇に抱えて 1日限りの大パーティー」です。宴をやりたくなる気持ちは分かる。しかし、2番では瀕死状態になってしまっているという・・・がんばれ、ミツバチ。


なぜだか分かりませんが、これを描いている最中ずっと新田恵利さんの「冬のオペラグラス」のサビを脳内無限ループしていました。あのまったりとしたメロディ、儚げな感じが良かったのかもしれません。


「大喜利のお題」は以下のメーカーで作っています

もしおもしろかったら、♡(スキ)押してもらえたら嬉しいです!

📅特に深い意味のない記事を毎日更新する試み

マガジン「大喜利のお題を選んで小話を書きなぐる」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?