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国語辞典

国語辞典を買ってみた。紙の辞書を手にとるのは、何億年ぶりのハナシだろうか。そもそも、電子辞書すら引かない。電池が切れたまま家の中の何処かの引き出しの奥だ。

現代は皆ググる時代にある。しかしググったところで、その知識は瞬でアタマからこぼれ落ちる。何度同じ言葉を検索したことだろう。

私のアタマの中を覗いてみると、語彙や知識は地面に少しばかり散らばっているだけだ。人との会話で理解に苦しみ、分かったフリをして後々ボロが出たりと、数々の痛い目にあってきた。卒論の初稿なんて稚拙な文章しか書けず、校閲が真っ赤に染まった。
賢くなりたいなぁ〜とずっと思っていたが何の努力もしてこなかった。ということにその時気付かされた。
何か行動せねば!ということで、私は今年の3月から色々行動してみた。
・読書
・ラジオ
・新聞      エトセトラ・・・
始めてから半年が経とうとしている。ほんの少しだけ、以前より成長した気がする。というか半年も続いてるの凄すぎやしないか?

中でも読書なんてものは昔から大大大の苦手で、活字を読めばのび太の如くグースカピーだ。なんてったってバムケロ以来殆ど本に触れていない。センター国語も笑えるくらいに不正解のオンパレードで、試験の100分は「苦」のひとことだった。

3月から読書を始めて、半年で15冊くらい読破した。凄いな我ながら。まぁほとんどめちゃくちゃ読みやすい自己啓発本なんだけど。あと普通に暇人で時間有り余ってるんだわ。

てなわけで、半年で10冊以上も本読めるようになったんだし大丈夫っしょ!ってことで、ムズカシイ本に手を出してみた。三島憲一の「ニーチェ以後」である。
アタマの中には大きな「❓」が浮かんだ。
何も分からない。読み進められない。ハナシが入ってこない。知らない言葉だらけで。知らん言葉が少し散りばめられてるくらいなら、テキトーに読み進められるが、1つの文章の中に2個も3個も知らん言葉があったら本当になんのこっちゃ分からんくなる。
どうしようってんで、とにかくググるわけよ。けど、冒頭にも言ったけど忘れんの。何度も同じ言葉検索しては、さっきも調べたわってなるわけ。

そこで!国語辞典の登場!国語辞典を買いました!やっとこ今回のお題。遅っ!
国語辞典の良さは、書き込めるところにある。やったな〜小学生の国語の授業でマーカーとか引かされたなー。、それで2回目以降調べた時に「これは自分が忘れがちなワードなんだ」って気づけるから頭に入る。

小学生の時はGakkenの国語辞典だったし、中高は明鏡の国語辞典だった。色んな国語辞典があるが、どれにしようか迷ったあげく、新明解国語辞典をポチってみた。
国語辞典はモノによって総収録項目数の違いがあったり、例文の質、誤用の説明、言葉の成り立ち、若者言葉の収録の有無など、良さが異なる。
調べたところ、大人が買う国語辞典ランキング1位は新明解国語辞典で、第八判では7万9000語に及ぶ語彙が収録されているようだ。特に、ユーモア溢れる例文が売りらしい。面白い例文を見つけたら共有していきたい。
それから、カラバリが白・赤・青と豊富で、小型版もある。普通のは縦19.5センチに対して小型版は17.1センチ。私は小型版を購入したが、ほぼ手の平サイズで持ち運びやすく、値段も普通版より100円安い。

というわけで!これから私の国語辞典生活が始まるわけだが、続ける自信は、今のところ無い。半年くらいは続けたいなーという所存である。

ちなみに、❓ばかりの「ニーチェ以後」は大学院の授業のレポートで読書感想文が課されたので読んでみようと思ったのだ。しかし明日〆切で真面目に読んでいたら間に合わないし、国語辞典引いてたら〆切過ぎてまうし、きっと新明解引いてる時間無いね〜。(なんてnoteに書いてるヒマがあるなら読めよ!ってはなし。)

なんか文章書くのってめんどいね。でもnote続けたいなぁと思う。言語化能力向上させよう。
おわり。

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