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遺書No.911 お茶漬け。

※この記事は2004年7月6日から2009年7月5までの5年間毎日記録していた「遺書」の1ページを抜粋して転載したものです。

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2007.1.7
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「お金が無い時はご飯を炊けばいい」

かの有名な、みーくん氏も言っていました。
俺はきっと白米があれば死ぬまで生きていける。
オカズなんて粗末な物でいいんです。
でも金が潤沢にあるならそれに越した事もない…。




こんばんわ、みーくんです。




オカズは粗末な物でいい。

これは育ってきた環境がそう言わせるのか、
ご飯という白いメシが大好きだから言うのか、
それは自分でも分からない。

でもやはり、
単純に根っからの貧乏性だって確率が一番高い。
好き嫌いは否めないってのもそうなのだろうか。

いずれにしろ、
その方が米の味を楽しめるので良しとしよう。
生牡蠣には安いドライタイプのシャブリを飲むのと一緒。
高級なものが美味しくて似合って気持ちいい、
とは限らない。

足りない部分は想像で創造するのが大事よ。
何事も。(*´―`)

んで話は本題に入りますがね。
まだまだ寒いんで身も心もあったかくなれる、
「永谷園のお茶漬けシリーズ」にハマり中♪
もう小学生の時から、
「酒飲んだ後はコレ」と決めてます☆

そんな昔の思い出が、心も温めてくれるのです。

しかし・・今日俺は気付いてしまいました・・。

これは「911」という、
数字の魔力がなせる業なのかどうかは知らない。

「読まなければ知らずに済んだのに・・・」

真実は痛みにしかならないと解っていたのに・・・
俺は見てしまったよね。
禁断の深淵の一端と言うものを・・・。

そう、お茶漬けのパッケージ裏の作り方の一文。



「ご飯にお茶漬けの元とお湯をかけて・・」

俺はしばらく、
何が起こっているのかを理解できなかった。

時が止まっていた、
否、時は止まる筈がないのだ。

俺の思考が、意識が、
きっと心臓も呼吸も、
その瞬間だけは停止していたに違いない。

心の奥底での願望が、
潜在意識に強く作用したのだろう。

「理解出来ないのではなく、理解したくない」


だが、表層意識はそれを許してはくれない。

時が動き出す、否、止めていた俺の思考が、
ようやく時間を知覚しだしただけだ。

ゆっくりと残酷に、意思とは無関係に気付く。
その綻びに、見ないふりをするにはもう遅かった・・

声にならず、心の中で絶叫する。


お湯だと??ΣΣ(゚Д゚;)

お茶ではなくて??

お茶漬けって名前なのに!!


これが好きで、ただそれだけで、
28年という時間を生きてきて、
それが全て虚無に返還された・・・。

今まで信じていた物が幻想だったと、
聞こえる幻聴、全てが嘲笑、
首を擡げて来る俺の影、
やめろ・・出てくるな・・やめてくれ!!

『最も身近な存在にまで裏切られる様なお前が、
何を解っていると言うんだ?
滑稽にも程があるな・・』

言うな・・入るな・・悟らせるな!!
しかし同時に、理解し、知覚し、納得し、
愚かにも,もう一度、決定的に確認してしまう。


俺は世界に裏切られた、
いや、裏切られ続けていたのだと、
やっと今日解った。

あえて道化を演じているつもりが、
いつの間にか知らない内に、
演じさせられていたのだ!

・・・絶望が視界を黒く塗り潰していく。
こんな裏切りは、W杯での柳沢以来だ。

まるで、
「カップ焼きそばは焼いてない」
という事に気付いてしまった時と似ている。

深い失望、不快に絶望、挫かれる活力・・・。
欺瞞?
無知の罪?
些少な詐称?
裏切り?
どっちが?
俺が?
世界が?
解らない、解りたくもない、
悟らせない、悟ってしまいたくない、
聞こえる筈がない声がこだまする、
こんな事・・俺は思っていない・・思う・・筈が・・

『信じるから傷つくんだよ、何も信じられないだろ?

信じる者は馬鹿を見るのさ、救われる筈もない。
世界は嘘で満ちてるのさ、さあ裏切れ、お前も世界を。
本当は傷つけたくて仕方が無いんだろう?
傷ばかりつけられて全てがボロボロじゃないか。
やれよ、ヤッちまえよ、思うままに我侭に!
気付いてないフリをして、実は気付いてるんだろ?
傷つけられた痛みは、傷つける事でしか紛れないって。
裏切られる前に裏切れよ、嘘を吐かれる前に嘘を吐け、
騙せ、欺け、裏切れ、抉れ、嬲れ、弄べ!!』

違う・・絶対に違う・・
仮にそれが真実の正体だとしても、
絶対に違うと否定しなければ、意味が消失する。
堕ちては駄目だ・・二度と、戻れなくなる・・・

そんな事は知っていたのに、
また知らされた、
醜い、何処までも、誰も彼も、
なによりも俺自身が、最も醜悪なんだ。
無知が罪なのか?悪が無知なのか?
気付かぬ内に貪り食われ、
気付けばもう立つ足も無い、
騙すのか?俺を?誰が?何の為に?
俺すらも俺を騙し、
俺もまた人生を裏切る、
これが・・世界の正体か!

お茶漬けをお湯漬けとも言えぬ、
虚飾しか語れぬ存在が巣食うこの世界!


生きる価値も権利も、
原初から持たぬよ、誰も彼も、無論俺も、
だから裏切るのか?
人を、物を、世界も人生も!
価値など無いから?
意味も無いから?
全てが嘘だから?

それでも・・
俺は裏切れない、
裏切れる筈がない、
裏切ってはいけない、
裏切られても、
裏切りはしない、
どこまで傷つけられても、抉られても、
嬲られても、
信じたものになら、愛したものになら、
裏切られても、構わない、
傷つく事など厭わない、
それが『信じる』って事だよね?


誰か「YES」と、言ってくれ・・
「愛している」と、言ってくれ・・


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2023.6.21
毎日遺書を書き始めた当時911日目の投稿内容。
もはや勢いだけで書いてるように見えるけれど、何気に現在の、環境や心境に振り回される日々に適した内容でもあった。
誰か助けてくれ…


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過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。