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「 サブスクのおかげで、 失敗も凹まなくなっちゃったよね 」

あちこちオードリー での若林さんの一言。

この一言が、若手の方の対話会の発言とも
繋がりそうで、気になって、
ぼんやり色々思いを巡らせてみた。

映画やアニメをレンタルビデオで借りたり、
音楽も、CDを買うとか、
自分の感覚を信じて、
決めて、買う&借りるをして、
「あ〜、失敗だったぁ〜涙」みたいのが、
無くなって、
サブスクのおかげで、
失敗も凹まなくなった。

便利でリスク回避になったものの、、
同時にコレは、
自分で選んで、自分で決めて、
その結果を受け止めていく、
というリスクにチャレンジするプロセスを
日常からどんどん遠のけて行く。

本を買うのもそう。
本屋の本棚に並ぶ中からジャケ買いも含めて選んで、
レジに持って行って、お金払って、、の決断と覚悟。

写真を撮るのも
シャッターを押すことに
フィルムを消費するプレッシャーはない。
とりあえず撮って、
ダメなら消せばいい。

ちょっとかじってみて、
なんか違うなーと思ったら、
やめちゃう。

サブスクだと、これが容易なぶん、
粘ってみるとか、もうちょっと踏ん張ってみるとか、
留まって考えてみるとか、
胆力つける機会も減る。

そして、何より気になるのは、
サブスク的になっていないものへの
失敗やリスクの恐怖は、
逆に益々強くなっていそう。。。

そこへのチャレンジのハードルがどんどん高くなる。
自分がコントロール効かないものに対する許容度が低くなる。
感じがするのだ。

コレって、
他者に対しても
不確実性を受け入れ難くなって行く感じがするのです。

Z世代の蛙化現象もここら辺と繋がるんじゃなかろうか??

許し合うの逆。。。

むむむ。

豊かであるが故に、
リスクを冒してでも、不確実であっても、
やってみたい!とかチャレンジしよう!とか、
夢中になれることとか、、
自分にとって、これだ!ってものを見つけるのが
難しくなっているようにも思う。

難しいなぁ〜。。・。

なんてことを、思いながら、、
会津旅のお供に持って来た本。
「静かに退職する若者たち」にも
繋がる話だな、、と、
読みながら唸る車中でした。

この本については、
このところ若手の人たちとの対話を
グラフィックファシリテーションする中で
感じてきていることと、かなりリンクしているので、
また改めて、言語化したいと思っています。

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