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【 入学式の校長の挨拶みたいに。笑 】

今日は、5期プロコーススタートの日。
オリエンテーションでした!

よく晴れて、
桜も咲いている4月初旬ということもあり、
私にとっては、入学式みたいな感じもして、笑

8年前からプロコースを創立してきた人間として、
入学式の校長先生みたいに、冒頭ご挨拶させていただきました。

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『プロコース5期生の皆さん
 ご入門おめでとうございます!!』

世の中は大きな変化の只中にいます。

これまでのパラダイムでは、
勝つか、負けるか、生き残るには!と、
私たちは、能力など一人一人が「力」をつけることを、
周りと競いながら、
周りと比べられながら、
優秀になろうと鍛錬してきました。

それは、決して悪いことではないし、
この先も必要な要素の一つとして
なくなるものでは無いでしょう。

でも、テクノロジーの進化の中で、
私たちが優秀さを目指して伸ばして来た能力の幾つかは、
ロボットやAIがさらに優秀に、私達では敵わないくらい
スマートにやってくれる時代に来ています。

じゃあ、私達は何をする?
何のために生まれて来たのか?

私達は、お母さんのお腹の中から離れて、
ひとりの人間として生まれ出てきました。
お腹にいた時の安心感とは違う
ひとりぼっちさに、不安や寂しさを抱えながら
地上に生まれ出てきたわけです。

人は1人では生きていけません。

だからこそ、
感情という機能が備わっていて、
自分をより良く生きるために、
感情が自分にお知らせをして導いてくれています。

もしかすると、

1人では生きていけない。
その「寂しさ」という感情が
人と繋がるための言語をつくり、
コミュニティを作り、社会をつくり、
テクノロジーを進化させてきたのかなとも思うのです。

今の日本を切り取ると、
おおよそインフラも整い、生き死にのために
食べ物や土地の奪い合いなどのサバイバルをしなくても
生きていける安定した世の中になってきました。

にもかかわらず、

今の現代社会では、
目に見えない水面下の気持ちにおいて、
人間関係のサバイブをめちゃくちゃやりながら
ハラハラと生きているように思うのです。

目に見えないぶん、余計に孤独なサバイバルになっちゃっています。。
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さあ、
原点に戻って、

私たちは何のために生まれてきたのか?

人は1人では生きられない。

とすると、

これからは人と繋がり、人と創る。
こここそが、人が最後まで諦めず、
生きる中で取り組むことなのではないでしょうか。

競ったり、1人で頑張るではなく、
人と繋がり、
共に創る。
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私は、
 「世界はもっと優しいんだ」と
みんなが信じられる世の中にしたいです。
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たわわに咲いた里桜の花が頬に触れるくらい、
それくらいの優しさを、実感できるように。

まずは自分達が創る場から、
焦らず、ひとつひとつ、
そういう場を創っていけたらと思うのです。

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2016年から始まったプロコース。
あの頃は、
「グラフィックファシリテーション」とは何か?の
理解のカケラも生まれていない中で、
みんなで現場を創りながら開拓してきました。

8年後の今日、ここに集った5期生の9人にとっては、
もう少し「グラフィックファシリテーション」が職業として
形作られて来ていたり、
世の中的に理解が進んで来ている感じがあると思います。

その背景には、この数年の中で、
職場に副業の交渉を繰り返しながら、必死に現場を作って来てくれた
先輩の活動の積み重ねが全ての土台になっています。

そういう意味で、
オリエンテーションで話していると、
目の前にいる5期生だけでなく、
これまでのプロコース修了生の皆さんへの感謝が溢れます。

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改めて
5期生の皆さん、入門おめでとうございます。

医療分野で、地域&まちづくりに、IT業界に、働く職場に、、
大人に対して、子どもに対して、、etc

様々なジャンルからこの先の未来の社会づくりに
想いを持った人達が集まってくれました。

頼もしいなぁ〜
 嬉しいなぁ〜

この一年。
一緒に泣いたり笑ったりしながら、
 「世界はもっと優しいんだ」を
共に実践していきましょう。

どうぞよろしくお願いします。

2024年4月13日
山田夏子より

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