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実家じまい-その2(感動!感謝!の実施編)

■いよいよ片づけ当日がやってきた!

2024年1月30日。
暖冬とはいえ、風もなく、空は青く、この上ない片づけ日和。

「朝9:00スタートでお願いします」というメモリーズさんからの連絡だったので、前の日は弟宅に泊まって、朝から義妹も含めて三人で最後の様子に立ち会うつもりだった。

・・・のに、急に抜けられない会議が入ったという弟と、インフルに罹ってしまった義妹^^;

はい、大丈夫です。
あの現場検証一人で乗り切ったからね(笑)


前泊が無くなったので、当日朝に静岡から出発。
ちょっと早めに出て8:30くらいには到着・・・したら、すでに家の前に皆さん集まってらっしゃった。


「おはようございます。よろしくお願いします!まず何したらいいですか?(笑)」
と聞くと、
「鍵を開けていただけたら、もうあとは大丈夫です!」
と笑顔の横尾社長。


解錠。
そこは、先日の空き巣事件以来、そのままになっている現場。
荒れ果てた痕跡も、今日すべて片付くのだ。


スタッフは総勢11名!
見積もり時に尋ねたときは「9名くらいかなー?」と言っていた予測を上回る人数。

順次皆さんが入室。

「おぉ・・・これはたいへんでしたね」
と労われつつ、まずは悲惨な光景となってるところの足の踏み場作りから。

お世話になります…

そして、一つ目に組み立てられた段ボールには、私が持ってきた空のスーツケースと履いてきた靴が入れられる。他の荷物と混ざって持って行かないように、【お客様用】とマジックで書いてくれた。
(こういう気遣い、すごくありがたい)


現場リーダーの方?が家の状態を確認できたところで、玄関のところで朝礼というか、短く申合せ?

どういう段取りでこの二階建て5LDKの一軒家を攻略するのか(笑)、きっと事前に考えられていたのだろう。いよいよ始まるのか・・・とこちらが感慨に耽る間もなく、スタッフさんたちはすぐに配置された各部屋に散っていく。


・・とここからは、各部屋どんな感じで片付いていくのかレポするつもりだったのだけれど、いや〜・・まったく無理だった!

あまりの勢いと一斉に始まった作業に、私はただただ邪魔にならないように、ちんまりしていた。(弟も義妹もいなくてよかったのかも…笑)


■当日までに「手放す覚悟」を準備する

実施日当日、私がリクエストしたのは、
・押し入れの奥まったところにある古いアルバムの確認 と
・元自分の部屋だったクローゼットの奥の方のものを出すときの立ち合い
だけ。

「あとは全部屋すべて処分で!」


自分でもなかなか潔いな・・・思ったけれど(笑)そう!
やってみて分かったのは、これが大事だった!!

過日、JALOの高原代表
「とにかく、残したいものは先に取り除いておきなよ!」
と言っていた意味がとってもよく分かった。


この片づけ当日に、母の〇〇を探してほしいとか、どこかにあるはずの〇〇を残したいっていう捜索物があると、それらしいものを見つける度に作業が止まる。

だから、この日を迎えるまでにしておくべきことは、
「私が欲しいもの、手元にどうしても残しておきたいものは、もう無い」
という覚悟を整えておくこと。

おかげで全部屋同時に作業が進めてもらうことができた。


11名のスタッフの皆さんが、出す人、分ける人、詰める人、運ぶ人、みたいな?役割とスペースを分担して、あれよあれよという間に2階の三部屋が片付き、

外には搬出された荷物の山!
それが次々にトラックに積み込まれていく。

後で聞いたら、用意してくれたトラックは、2.5トンが3台、2トンが1台とか・・^^;



懸念していた冷蔵庫(怖くて中を見れなかったやつ^^;)も、大丈夫ですよ〜と言いながらサクサク片付けてくださり、ギューギューに詰まっていたキッチンカウンターの吊戸棚の中もこの通り。



作業は手早いけれど、それでもどこかの押し入れから(想定外の)アルバムが出てきたり、母が書いた原稿みたいなものを見つけたときは、
「これは、一応確認されますか?」
と、スタッフさんが声をかけてくれた。そんな心遣いがとっても嬉しかった。

(実は、母は、その昔、新聞の懸賞みたいなものに執筆したエッセイを送っていた。それについては次の記事で)



■売れる?使える? その迷いも丸っと頼めるメモリーズさん

15年以上、母は一人で暮らしていたものの、父が亡くなった後の片づけはおろか、私や弟が置いていったものも大事に(?)そのままにしてあった。

食器だって雑貨類だって、一人暮らしだったらそんなには必要ないはず。

でも「減らす」っていう作業は、事の他しんどい。
特に高齢者にとっては。

逆に荷物は増える一方で、着物や写真など趣味のもののみならず、生活消耗品もたくさん!
きっと納戸や押し入れの奥にあるものは無いに等しいので(探すの面倒なんだろうね…)似たようなものがリビングの手に届くところに溜まっていく。

ただ、物が買えるってことは、幸せだったりもする。
ヘドニック的だけど、母はそんな風にして晩年を過ごしてたのか・・とハケていくモノたちを眺めながら思いを馳せる。


きっと実家の片づけで多くの人の頭を悩ませるのは、

  • 古いけど新品のもの(でも箱は黄ばんでるやつ…笑)

  • 未使用じゃないけどまだ使えるもの(良い食器とか家電とか衣類とか…)

  • もう売ってない年代物、でも欲しい人がいるかも?っていうもの

の行き場だろう。


フリマに出せばそれなりに値がつくかもしれない。
もしかしたら価値のあるものかもしれない。

そんな思いが渦巻いて、引き出物でもらったままのアレコレや、数年開けてない食器棚やカップボードに鎮座する品々を前に、「私がメルカリに出せばいいのか・・?」と何度思ったことだろう(笑)


でもメモリーズさんは、そういう迷いも煩わしさも、ぜ〜んぶ含めて引き受けてくれる。

このたくさんの段ボールは、
・リサイクル1
・リサイクル2
・金属(リユース)
・金属(処分)
・廃棄
・・・あとなんだっけ?^^;

と、出てきたものをその場で仕分けて運んでくれる。
独自のルートで売れるものは売ってくれるし、再利用できるものは必要としている団体や海外に向けてリユースしてくれる。

しかも!
リサイクルで買い値がついた分は(手数料を引いて)後から振り込んでくれるので、実質、片づけ費用の負担が減る。


ということは、これまだ使えるかも・・とか、もしかしたら売れるかも・・とかいう雑念は払拭して(笑)「自分が残して傍においておきたいもの」だけを「選びとる」ことに向き合える。

そんな気持ちで実家の中を見渡したとき、本当に取っておきたいものはほとんどないんだと、私も腹が決まった。

だって、私もライフオーガナイザーの端くれなので分かっている。
【使えそうなものは、使わないもの】だということを。


後日談だけれど、片づけが終わってひと月程経った頃、売れたものの明細が届いた。

予想外に値がついたのは、父が残していた釣り道具一式と、祖父が使っていたと思われる弦の切れた琵琶!(ハイカラな祖父だったもので…笑)

何にどんな需要があるのか、わからないものだ。嬉しい驚き!
(・・・捨てなくてよかった^^;;)


リサイクル品の引き取り金額は、トータルで片づけの作業料金の半分弱!!
これはマジでありがたい仕組みだ♪

そしてきっと、父も母も、使えるものを使ってもらえることルートに運べたことを喜んでいるはず。
すべてを廃棄してしまうという罪悪感から、私も家族も救われた。


■プロの力の大きさを思い知る!

さて、快晴の朝9:00前にスタートした、5LDK全家財道具撤収の終了は・・・なんと!13:50!!
(ちなみに途中でドリンクタイム1回、昼休憩はなし)

終始和やかで、軽やかに、嫌な顔一つせず、対応していただいた。
丸一日かかると思っていたけれど、片づけ作業中、すべての窓を開け放っていても震えずに、でも汗だくにはならない程度の気温も味方してくれた。


作業終了後、横尾社長と

ホントに横尾社長をはじめ、メモリーズさんのスタッフの皆さんの仕事ぶりに驚きというか、感動というか、、、、感謝でいっぱい。

清々しいこと、この上ない。

プロに頼むって、こういうことだ。

大事な実家なんだから自分たちでコツコツ片付けたいっていう気持ちも分かる。
でも、そこにかける時間と労力と気苦労は、正直、かなりの負担になるのも事実。
早く片を付けることで、他のことに脳のハードディスクを使えるようになることは大きなメリット。

(ちなみに私はその日の夜の睡眠スコアが100に!笑)

初めてみました!どんだけ重荷を下ろせたっていうのか…笑


迷ってる人!
一回、見積もりだけでもしてもらってみると、事態は動き出すと思います。

メモリーズさんのHPはこちら


そして、次回は、この片づけをした後の、私のメンタルについて・・・
多分最終話・・・笑
つづく。







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