渡辺奈都子

わたなべなつこ 働く女性のカウンセラー/公認心理師 ・一般社団法人ウェルビーイング心…

渡辺奈都子

わたなべなつこ 働く女性のカウンセラー/公認心理師 ・一般社団法人ウェルビーイング心理教育アカデミー共同代表理事 https://wellbeing-education.org/ ・日本ライフオーガナイザー協会 本部スタッフ イベントオーガナイザー

最近の記事

実家じまい-その3(手放した後のメンタル編)

終わった。 謂わゆる「家をひっくり返して揺すっても、何も出ない状態」になった。 (ひっくり返さないけどね…笑) ■最後に私の手元に残ったもの畳についた重い座卓の足跡のへこみや、越してきたときから移動したことのなかったサイドボードの畳の色がこの家の歴史を物語る。 作業が終わる頃にやってきた弟と、がらーんとなった部屋を眺めて 「この家、こんなに広かったんだね・・」 「ここではいろいろあったよね・・」 と、ちょっぴり懐かしむ。 片づけ当日、土壇場で私が救出したものがある。

    • 実家じまい-その2(感動!感謝!の実施編)

      ■いよいよ片づけ当日がやってきた!2024年1月30日。 暖冬とはいえ、風もなく、空は青く、この上ない片づけ日和。 「朝9:00スタートでお願いします」というメモリーズさんからの連絡だったので、前の日は弟宅に泊まって、朝から義妹も含めて三人で最後の様子に立ち会うつもりだった。 ・・・のに、急に抜けられない会議が入ったという弟と、インフルに罹ってしまった義妹^^; はい、大丈夫です。 あの現場検証一人で乗り切ったからね(笑) 前泊が無くなったので、当日朝に静岡から出発。

      • 実家じまい-番外編(まさかのアクシデント)

        ・・と、本来ならこのまま当日の片付け作業のことを綴るところなのだけれど、実はとんでもないことが起きてしまった。 空き家を放置しておくとこういうことが起こるよ・・・という警鐘のために書いておく。 (全然関係ないけど、トップ画像はAIが生成してくれたもの。すごい!) ■片づけ直前!まさかの空き巣被害!1月25日、一人で実家に向かう。 翌週のメモリーズさん実施を前に、最後にもう一回取っておきたいものはないかを確認しよう思っていた。 家の前に着くと、何だか変な感じがした。 草

        • 実家じまい-その1(気持ちの準備編)

          「実家の片づけ」 「遺品整理」 「空き家問題」 同世代でそんなワードに目がいく人たちは少なくないはず。 私も手をつけるまでは本当にいろいろ大変だった。 でも、動き出してしまうと呆気ないほどスムーズに事が運んで、いまはスッキリ感この上ない。 ということで、この度、数年来頭を悩ませてきた実家の片付け問題に、まさに「片が付いた」ので、(これは誰かの参考になるかどうかはわからないけれど^^;)覚書として残しておく。 ■実家という存在その家に引っ越してきた日のことはよく覚えてい

        実家じまい-その3(手放した後のメンタル編)

          ウェルビーイングな遺品整理〜「処分」より「譲渡」が心を満たす

          昨年9月に母を見送って以来、ずっと頭の中にある実家の片づけ。 中でも悩みの種は、彼女がたくさんの思いと労力とお金(笑)を注ぎこんだお着物たち。 その着物や帯の嫁ぎ先を探して、この度「譲渡会」を開催しました。 これは、本当に良い形で手放す経験になったので、備忘録として、またどなたかの参考になればと思ってしたためておこうと思います。(長文です^^;) ■引き取り業者の値付けが後押しにある日、母が残した数多の着物と帯を家中のタンスから出してみる。 ・・と、ざっと100点近い!(

          ウェルビーイングな遺品整理〜「処分」より「譲渡」が心を満たす

          ウェルビーイングなリーダーシップ〜戦略的存在感の無さ

          高知に初上陸! アンパンマン列車にゆられ、 龍馬さんにも出迎えられて 美味しいお魚三昧! ・・いやいや!そうじゃなくて、 今回の目的は、ず〜っと生で聞いてみたかった、ネッツトヨタ南国の横田会長のお話と、実際の会社の様子を拝見するため。 eumo Academyさんの短期フィールドワークコースに参加させていただきました。 オンラインの講演やYouTubeでは拝見していたものの、やはり生で、そのお人柄や佇まいを感じたい! そんな横田さんへの思いで(笑)今回の訪問はとて

          ウェルビーイングなリーダーシップ〜戦略的存在感の無さ

          新ホテル紹介〜ラグジュアリーより機能性が心地よい「sequence SUIDOBASHI」

          久しぶりにホテルレビュー。 予約をした時にはそんなに期待していなかったのだけど(失礼!)、私好みの機能性とかSDG's的な取り組みとかいろいろツボってしまい、結構な高評価だと感じたので残しておきます。 ■ 事前チェックインもできるらしい・・・まず、一番の利点は、水道橋の改札を抜けて、30秒でホテルにつく立地! その日はちょうど雨が降っていたのだけれど、スーツケースも持っていたので傘無しでGO! 駅直結ではないが、走れば15秒かな(笑) チェックインは、フロントカウンター

          新ホテル紹介〜ラグジュアリーより機能性が心地よい「sequence SUIDOBASHI」

          その人の中の「ウェルビーイング」を見つける

          カウンセリングの臨床の仕事をするようになって、丸28年。 病院やメンタルクリニックではなく、カウンセリングセンターとか心の相談室みたいなところって、昔はほとんどなかった(検索しても、特に地方では引っかかるところは極僅かだった)けれど、現在はオンラインカウンセリングの普及もあってか、かなりの数の相談場所があふれている。 カウンセリングって一口にいっても、実はそのカウンセラーによって様々なやり方がある。 いわゆる心理療法と呼ばれるもので、どんな手法(アプリケーション)をどんな

          その人の中の「ウェルビーイング」を見つける

          ウェルビーイングと親友

          もう先月のこと。 久しぶりに高校時代からの親友とランチした。 ん?親友? その響きは、なんだかちょっとこそばゆい。 ちなみに、彼女に向かって、 「私たち親友だよね」などと言ったことはないし 手を繋いだり腕を組んでトイレに行ったこともない(笑) でも、これから先、もしも私に何かがあったとき、 仕事のつながり以外で、 夫が私の友人の中でまず誰に連絡するか・・・ と考えたら、きっと夫の頭に浮かぶのも彼女の名前だと思う。 昨年の母の葬儀を経て、 そんなことを考える歳になった

          ウェルビーイングと親友

          ウェルビーイングと教えたがり

          幸せに関する本格的な研究が始まって20年余り。 最近では「ウェルビーイングスタディ」として、多方面の研究から 「幸せな人は〇〇の習慣がある」 「〇〇をすると(しない場合と比べて)幸福度がアップしやすい」 など、日常で実践しやすいエビデンスも数多く出回るようになった。 人は新しいことや珍しいものを見たり聞いたりすると、誰かに伝えたくなるという性があるらしい。 それが、万人の関心ごとである「しあわせ(ウェルビーイング)」に関することだったら尚のこと。 さらに、身内だった

          ウェルビーイングと教えたがり

          Zoomテクニック 〜誰も取り残さないハイブリッドセミナーの作り方

          久しぶりのZoom活用記事。 コロナ生活によって、大いなるオンラインの恩恵に預かってしまった私たちが、かつてやっていたようなリアルの会場だけで完結する講座やイベントに戻れるのか・・・? うーむ・・・  そりゃ戻れないよね?(苦笑) ということで、今年のAWEの新春イベントは初のハイブリッド開催を試みた。 「通常ハイブリッドと銘打って開催されているセミナーのむず痒い点」というのがある。 それは、あっち(オンライン)とこっち(リアル会場)の断絶感だ。 それを払拭した形

          Zoomテクニック 〜誰も取り残さないハイブリッドセミナーの作り方

          ウェルビーイングとタコパ

          ヘッダー写真はもちろんイメージ(笑) 年末の恒例行事となった彼女たちとの集い。 今年は、煙の出ないホットプレートを仕入れてくれたというので、それを使ってバーベキューをした流れで、たこ焼きパーティに突入。 昨年の様子はこちら↓ 今年は久しぶりに三人でライブもしました。 で、ライブのときにも話した(ような気がする…^^;)けれど、今回、一緒に鉄板を囲んだりキッチンに立ったりしていてすごく感じたのは、この「クオリティタイム」が、ウェルビーイング度をとてもアップしてくれるとい

          ウェルビーイングとタコパ

          ウェルビーイングと片づけ

          先週、3年ぶりにリアルな会場で行われた 一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会(片づけのプロを育成している団体)のカンファレンス。 今年はなんと!ハイブリッド開催。 私は、イベントオーガナイザーとしてのみならず(笑)、本部スタッフとして、今年もクロージングキーノート担当させてもらった。 今回のタイトルはこれ。 このコンテンツ、まさに旬でもあり、内容も超良かったと自負してるけど、なかなかこのテーマで話させてくれるところ、他になさそうだから(笑)ここにまとめておく。 (長編

          ウェルビーイングと片づけ

          ウェルビーイングと私

          ちょうど20年前の今日は、15年間、私を育ててくれた義理の父(母の再婚相手)の葬儀があった日だ(ったように思う…^^;) 母が私と弟を連れて家を出たのは、私が小学校4年の夏休みだっただろうか…。 そこから母は別の人と暮らすことを選び、私たち姉弟は、顔見知りのおじさんをいつしか「お義父さん」と呼ぶようになる。 自分が可愛がっていた後輩と母が良い仲になって、挙句に子供を連れて出ていくことになるなんて、当時の父はどんな気持ちだっただろう。 自分の浮気相手が本当に面倒を見てくれ

          ウェルビーイングと私

          体力は世界を変える 〜身体的ウェルビーイングが新しい挑戦を後押ししてくれる話〜

          たまには日常の出来事から。 夫の好奇心に付き合ってカヤック体験に行ったら、なかなかどうして、これが結構楽しかったという話。 できれば水には入りたくないマリンスポーツは全般的に苦手。 なぜなら泳ぎに自信がないから(笑) 小学校のプールの検定では、なんとか25mは泳ぎ切った記憶があるけれど、多分、息継ぎは形を真似してるだけ。潜水に近いと思う(笑) 海まで徒歩5分の茅ヶ崎育ちだけれど、湘南海岸っていうのは泳ぐ海じゃないと思っていたし(苦笑)、 家の斜め前が人気のサーフシ

          体力は世界を変える 〜身体的ウェルビーイングが新しい挑戦を後押ししてくれる話〜

          「よき」仕事こそ! ウェルビーイングキャリア

          若者たちが使う「よき…♡」って、最初に言い出したのは誰なんだろう…? ドラマの中で松岡茉優ちゃんがつぶやいていたセリフが印象的だったけど(春馬くん、最後まで観たかった…涙)、 きっと元を遡ったら、何かの漫画のセリフか、アニメの主人公のつぶやきか、人気のインフルエンサーかが、使ったんだろうな・・・ 今日はその「よき」を深掘りして、キャリアについて考えてみる。 ■「よき」に含まれる三つの要素もしかしたら(いや、多分・・)若者たちが使っている「よき」の意味からズレてるかもだ

          「よき」仕事こそ! ウェルビーイングキャリア