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PayPal 詐欺に遭った話

これは起業チャレンジを宣言する前日。
5/2に遭った実話です。

5/2の朝時点で、
稼いだ金額は0円
受注した仕事は0件でした。

内心焦っていました。
今までは正社員で、明日も明後日も時給が確定している日々。

6月ぐらいから別の業務委託契約も締結できそうなのですが
まだ未確定。
とても不安でした。

夫のキャリアが華々しく、前途が洋々だといっても
まだまだ1人だけの稼ぎでは家族5人が余裕を持って暮らしていくには厳しい状態。

なんとかして稼がなければいけない。
そんな気持ちで、その日のタスクとして挙げていた
NFTアート出品を開始しました。

NFTアートを出品してInstagramで告知


まずはOpenSeaというNFTアートが販売できるサイトでアカウント登録。

これもかなり手間がかかり、大変な事務作業です。
なぜなら日本円をビットコインに変えて、ネット上のウォレットに入れて、それからやっとOpenSeaに登録・出品できるから。

OpenSea含め3サイト絡んでいて、それぞれで手続きしなければいけないので大変です。

しかも日本円をビットコインにするまではいいのですが
ウォレットサイトに送金するのに1週間待たなければならず、
そこでも焦りを感じていました。

なぜOpenSeaに出品するのにお金が要るかというと、
①お金を入れないとウォレットサイトに登録できない
②初回の出品に手数料がかかる
という理由からです。

これも4月末からNFT出品のために準備を開始して、
やっと5/2出品できたんです!
長かった!やっと利益を得られるかもしれない段階に。

そこから急いで、Instagramで「NFT出品スタートしました!」と告知。

そして「ぜひ買いたい!」というコメントをくれた人たちにDMを送りました。過去の投稿にコメントをくれた人も含めて総勢5名。

その中の一人が詐欺師だったんです!
(その他にも怪しい人プラス1名。)

2名もの怪しい人にDMを送ってしまっていました…。
(今はどんな人が怪しい人か見分けが付くので、勉強料だと思っています笑)

NFTは買わないで、ペットの絵を描いてほしいと接近してくる


ここからは実際のDMでのやりとりを詳細にお伝えしていきます。

私:絵を褒めてくれてありがとう!NFTを販売開始したから、買ってくれたら嬉しいです🖼
詐欺師:君の絵は素晴らしいね!ぜひ僕の息子のペットを描いてくれないか?
私:ありがとう!70ドルでどうかな?PayPalでご請求するので、メールアドレス教えてくれる?あと絵のトーンとか詳細も教えてください。ペットの写真も送ってほしいです。支払いが終わったら描きますね!Thank you.

詐欺師:(ペットの写真を3枚送ってくる)
サイズは11×14'で、スケッチをまず確認させてほしい。
スケッチの確認が終わってから色付けしてくれ。
支払いは心配しなくていい。3枚だといくらになるかな?
ペットの名前はJiggyだ。

私:サイズについて理解しました。画像もありがとう。
3枚で210ドルでお願いします。
覚えておいて欲しいんだけど、支払いが済まないと描かないよ。
Thank you.

詐欺師:Okayわかった。支払いをするから、君のPayPalで使っているメールアドレスを教えてくれ。
どこにいるんだ?返信は?

私:(他のNFTのDMに答えていてめちゃ忙しかった。あと、あまり描きたくないなと思っていた笑)
私とても忙しいから返信ができない状態なんだ。PayPalでご請求の準備ができたら返信しますね。多分今週中にします。Thank you.

詐欺師:だけど今すぐ支払いたいんだ。だから話を続けさせてくれないか、dear(「親愛なる人」という意味)。

私:(openSeaで手数料不足が発生して、他の人に今日NFTを買ってもらえないことに。買ってもらうにはまた1週間かかる。お金を稼がないといけないから、やっぱり描くかという気持ちになっている。)
ありがとう。私のPayPalアカウントは下記です。
@私のペイパルアカウント
支払いを確認したら、スケッチを描いて木曜に送るね。Thank you.

詐欺師:今すぐ支払うからPayPalからのメールを確認してくれ。
もしもし?
君のPayPalで使ってるメールアドレスを教えてくれ。

私:(https://私のペイパルアカウントを送る)

詐欺師:君のPayPalで使ってるメールアドレスのことだよ。メールアドレスを送ってくれ。

私:私のメールアドレス

詐欺師:Okay good.今から支払うから待っててくれ。

私:ありがとう!!

詐欺師:(210ドルを支払いましたという画像を送ってくる)
今支払ったよ。PayPalからの支払い確定メールを確認してくれないか?
お金は僕の口座から引き落とされたよ。
迷惑メールフォルダも確認してくれ。
メールを確認したらスクリーンショットを送ってくれ。

私:(PayPalからの支払い確定メールとともに、「アカウントへの入金に少し問題が発生しました。」というメールを受け取る。確かにPayPalで本人確認とかが済ませられてないから、それで問題が発生しているのかな?と思って、スクリーンショットを送る)

詐欺師:僕も同じような通知をPayPalから受け取ったよ。
君のアカウントに制限があって、追加で僕が100ドル払わないと、君の口座にお金が入金されないんだって。
僕が100ドル支払うと君のアカウントがビジネスアカウントにアップグレードできて、口座にお金が振り込まれるから、今から入金するね。
約束して。絶対100ドル返金してね。

私:わかった。絶対返金する。支払いありがとう。
迷惑をかけてごめんね。

詐欺師:Okay good.絶対すぐ100ドル返してね。
じゃあ追加の100ドルを支払うからちょっと待ってて。
支払い確定メールが来たらすぐ教えて。

この時点でおかしいと気付きたかった!!
でも目の前の問題解決のことしか完全に頭にありませんでした…泣。

このやりとりの時点で既に晩ごはんをつくる時間。
最近は毎日、私が晩ごはん当番なのですが、とにかく問題を解決しなければということで、夫がつくってくれることに。
そして私は引き続き目の前の問題解決に集中します…。

それでは続きをどうぞ。


私:Ok.
(でもちょっと待てよ。私のPayPalアカウントでちゃんと返金処理できるのかな?本人確認で手間取ってるからできないかも。)
ねえ、支払いちょっと待ってくれない?実は私のPayPalアカウント、まだ本人確認ができてなくて、返金がうまくできるか分からないんだ。

詐欺師:(100ドル追加で支払った旨のスクリーンショットを送ってくる)
今追加で100ドル支払ったよ。支払い確定メールが来てるでしょ?

詐欺師:本人確認の前でも返金はできるよ。
100ドル追加で払った旨の支払い確定メールは来ているかな?
受け取ったメールのスクリーンショットを送って。

私:(100ドル追加で受け取ったメールを確認する。Final Noteの「払い戻しを怠ると、あなたの名前と住所が法執行機関に転送され、逮捕される可能性があります。」にビビる泣。そしてスクリーンショットを送る。)
今すぐ返金処理します!
(「We」じゃないですね。「I」ですね。英語が間違ってます。)

もうめっちゃムカつくので詐欺師の名前晒します!笑

詐欺師:Okay good
メールを読んで次にすることは理解できたかな?
君はまず返金して、その領収書をさっきのPayPalのメールに送らないといけない。君がすぐ返金した旨をメールすれば、PayPalは承認して、君の口座に入金してくれるよ。
返信は?
(音声通話が開始されました)

↑怖すぎる!!出るわけないだろ!

私:(どうしたらいいか分からなくて、PayPalのマイページを見ながらオロオロしている。そして、取引の履歴が何もないことに疑問を持ち、その画面のスクリーンショットを送る)

詐欺師:君が返金してその領収書をPayPalに送り、承認されてからじゃないと、その画面には何も出ないよ。

私:ごめん。どうやって返金処理すればいいのか全然分かんない。

詐欺師:払い戻しはPayPal以外のギフトカードを通じてできるってメールに書いてあるよ。
デビットカードって持ってる?
もし持ってるなら、ギフトカードを買えるサイトのリンクを送るよ。
ギフトカードを購入したらeコードが数分で発行されて、君のメールに届くよ。

私:それでお願いします!

詐欺師:(ギフトカードサイトのURLを送ってくる)
まず君のカードでギフトカードを購入して、支払いが済んだらスクリーンショットを送ってくれ。
Okay good. 今すぐリンクをクリックしてギフトカードを買って。
君が買ったらeコードが発行されて、メールが送られてくるから、そのスクリーンショットを僕に送って。君がすることはそれだけだ。
そしたら僕がPayPalに返金が済んだことを確認するね。
そうすれば100ドルが返金されて、その後すぐに君のPayPalの口座に310ドル入金されるよ。

私:(ギフトカードを購入し、支払い完了画面を送る)

ああああああ!!うちの貴重な100ドルがあああああ!!
まあ、勉強料です涙。

詐欺師:(「eコードを見せろ」という意味のスクリーンショットを送ってくる)

私:(eコードのスクリーンショットを送る)
確認お願いします!

詐欺師:コードがはっきり見えるスクリーンショットを送って。

私:これをさっきのPayPalのメールに返信すればいいのかな?
(eコード)
これがeコードです。

詐欺師:そうだ。君がさっき受け取ったPayPalのメールにギフトカードのスクリーンショットを返信するだけで大丈夫だよ。

私:Ok!

詐欺師:Okay good.
返金を確認するからちょっと待ってて。
返金処理が済んだらPayPalからすぐに通知が来るよ。

私:(PayPalに返信した旨のメールのスクリーンショットを送る)

詐欺師:Okay good.君にも僕にもすぐ通知が来るよ。
通知が来たらすぐ教えて。

私:分かりました!

詐欺師:もしもし?
100ドルの返金処理がうまくいったというメールが来てたら教えて。
僕には返金処理がうまくいったというメールが来たよ。
返信は?

私:(返金確定メールともう一通、変なメールが来ていることに気付きスクリーンショットを送る。その内容とは、保険サービスを付けるために追加で200ドル詐欺師の口座から引き落とされたという趣旨のもの…。)

詐欺師:(「保険サービスのため、詐欺師の口座から200ドルが引き落とされました」という趣旨のスクリーンショットを送ってくる)

私:こんなメールを受け取ったんだけど、どうすればいいの?

詐欺師:ああ。僕の口座から自動的に200ドルが君の保険金として引き落とされたよ。君がすぐ僕に200ドル返金すれば、君のPayPalの口座に510ドルが入金されるよ。

私:わかった。またG2A.com(ギフトカードのサイト名)から支払うからURL教えてくれない?

やっと詐欺と気付く


この時点で家族は晩ごはんを食べ終わり、楽しく会話していました…。
私はもうヘトヘト。大変すぎて夫に相談することに。

今までの経緯を話すと夫が、
「それ詐欺じゃない?」と言ってくれました。

「PayPalのメールアドレスは?」と聞かれ見てみると
paypalserviceinct.usa@gmail.com

夫:「PayPalから来るメールがGmailなわけないよね」

私:「ホンマや!!」

というわけで、詐欺だとやっと気付きました!

そこからその詐欺師のことがめちゃくちゃ怖くなって、
2時間ぐらい立ち直れなかったとさ。

おしまい

皆さんもお気をつけください


いやー、めちゃくちゃ怖かったです。
今はもう立ち直っていますが、やっぱり詐欺って気付きにくいんだなと
良いのか悪いのか、社会勉強にはなりました。

100ドルで済んで良かったです。

皆さまもくれぐれもお気を付けください。

私はもうSNSで国際間の取引はしないと決めました。
SNSを通じての国際間の取引は、NFTの取引だけでいきます。

NFTの手数料不足が解消され、絵が売れたら、
またnoteにしますので
読んでいただけたら嬉しいです!

一応全部買ってくれると言ってくれてる人がいるので
良いご報告になるかと思います!

さて!
次回の3回目のnoteは、自社の備品(名刺・封筒・見積もり書)をつくることを実践し、5/7にnoteにアップしたいと思います。

たぶんつくるのに時間がかかるので、シリーズものになるかと思います。

それでは、最後に大事なことを記述しておきます。

これから6ヶ月で法人化及び、ひとり社長を目指し、邁進していきます!
そのために、6ヶ月で資本金100万円を稼ぐチャレンジを開始しました!

5/4時点で、
稼いだ金額は30,000円
受注した仕事は1件です。
(詐欺に遭った日に現職から仕事がいただけました!ありがたや〜。
これも総内訳をまたnoteにしてみます)

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【参考文献・サイト】


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