UNISON SQUARE GARDENを語ったり好きな歌詞を書き連ねたりする①

最近友人に好きなバンドをオススメする機会があった。友人はマメな人間であったので、1曲1曲ここが良かったと感想をくれたわけなのだけど、その結果、まあ単純にもそのバンドへの熱がより深まった。そのバンドがUNISON SQUARE GARDENであったというわけである。

まあ熱が深まった、と言ってもあれこれと語るのには教養が足りない。こんな貧弱な語彙では、この感情を言葉にするにはもったいないからだ。なのでこれから書き連ねるのはただのメモ、覚え書きに過ぎない。

ユニゾンはメロディの小気味よさと「よく分からない歌詞」で知っている人も多いと思うが(シュガーソングとビターステップがいい例)、文字に書き起こしたくなるような歌詞も意外と多いのだ。好きな歌詞をスクラップのようにまとめていく、できるだけたくさんの曲でそれを行っていく。

あとから見返してこの歌詞いいよな!としたいだけである。ユニゾン好きな人は一緒にニヤニヤしてほしいし、ユニゾンあんま知らんよって人も気が向いたら読んでみてほしい。

前置きが長くなった。ここからさらに長くなる。では始める。

【新世界ノート】
メジャーデビュー前のミニアルバム1作目。収録曲は6曲と少ないながらも瑞々しい尖りを感じる。

1 アナザーワールド
「優しい想いを全部 忘れられた答えを全部」

2 センチメンタルピリオド
「高性能のヘッドフォンなんで 世界の音も聞こえません」
「低空の低空を走ってるのが僕なら 紐解くステイドライフ、この手は離さないでいよう」
未だにこの曲がユニゾンの中で一番好きだ。聞こえないフリしたってもう許されない年齢かもしれないけど。地面スレスレで生きてんのも悪くないよなって思える曲

3 さよなら第九惑星
「ほんの小さな吐息で水平線が壊れるなら」
ユニゾン初期の、世界をちょっぴり嫌いそうな歌詞好き
冥王星を歌った曲だったかな。

4 サーチライト
「ここまでだ、って線を引かれては
続きはずっと白紙になってる
無口な灯台のサーチライト 何処へ行ったの?
何度も繰り返す」
「このままずっと明日を待っても ごめんね、きっと、君には届かないだろう」
ゆったりとした曲調とボーカルの尖った歌声が絶妙な切なさを醸し出す。

5 ライトフライト
「朝焼けを怖がって眠る午前の4時」

6 箱庭ロック・ショー
「例えば君が真ん中な世界とかがあって
それを一個ずつ確かめて今日も四苦八苦で」
「全てのストーリーを流線型にしたいくらい」
お世辞抜きでかっこいい1曲。何度か歌い直されてるけどD・A―"DUGOUT ACCIDENT"10周年記念アルバム―ver.が個人的にはいちばん重厚感あってすき

新世界ノート
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【流星前夜】
メジャーデビュー前のミニアルバム2作目。全体的に空を歌ってる曲が多くて、流星前夜に始まり流星行路に終わる流れに惚れ惚れする。インディーズ時代のアルバムとは思えないほどの完成度の高さ。

1 流星前夜
「世界の音が一瞬消え去った静かな夜に」
「そこに辿り着いた時、ローズマリーが大切な嘘をついた。」
「誰もいないような星空の下」
「そのまま一人空を見ていた。ただ一人空を見ていた。」
歌い始まりからガッシリ掴まれた。少し寒いひとりきりの夜に聴きたくなる。
ボーカルの語りが曲の8割くらい占める。インディーズアルバムの1曲めでこれをやるか!という気持ちと、インディーズだからこそできたのかもというきもち…いや今でもやりそう。自由なのがユニゾンのロックだ

2 フルカラープログラム
「涙キラキラ西の空に光る モノクロでは説明できない完全無欠のロックンロールを」
「白昼夢の存在を解き明かすまでは眠れません」
静かな1曲めから一転してアップテンポに。まるで夜明けのような眩しさを感じる1曲。10周年記念アルバム『DUGOUT ACCIDENT』にて歌い直しされるが、流星前夜verの方がキラキラ感あって好き。

3 水と雨について
「明日晴れるのはため息のせいなんかじゃなくて」
「八月の前日に君が幻だって気づいたけど」
なんと言ったらいいのか、ブラウン管でモノクロの映像を見ているようなレトロ感?掴めないしよく分からないのに確かに過去に存在していたような重量感?そういうものをユニゾンの初期曲に感じることがたびたびあったのだけど、その代表格かも。

4 2月、白昼の流れ星と飛行機雲
「消せないよ、全部は」
「その一瞬が、願わくば、流れ星」
「ねぇ また 言葉が途切れて 夢になっても
忘れちゃいけないことはここにあった」
このアルバムのなかでいちばんすき。頬を撫でた風ひとつで身体の芯まで冷えた気持ちになってしまいそうな、そんな切なさを感じる曲。全部をなかったことには出来なくてやるせなさでいっぱいになる曲。

5 MR.アンディ
「月が出るみたいです 君にはまだ見えないけど」
「カリソメローズマリー嘘をついて、消えた」 
繰り返されるローズマリーは一体どんな嘘をついたのか。キャッチーなメロディライン、お調子者が軽く肩を叩いてくれているような曲。

6 流星行路
「流星のまま飛び立って宇宙のスピードに追いついた」
「全ての音色を この世界に残す」 
「いつかその過去は軌跡になるかな」
ラストを飾る曲として文句なし。イントロからかっこよすぎる。

流星前夜 https://www.amazon.co.jp/dp/B07PV9QZTN/ref=cm_sw_r_tw_apa_glt_i_Y8R94P2FEK21AFN0VE36

長くなったので一度終わる。
おつかれさまでした。