今日はWorld Cancer Dayだ。

病期や置かれた環境や状況によって、それぞれに様々な困難が未だあるのが実情だと思う。
わたしの周りにはサバイバーが多いので、時々そうした話になる。

わたしはDCISだったが、0期（超初期）ということから複数回の手術を疑問視されたり、休養を「大袈裟」だと面と向かって言われたこともある。
そのたび、人は知らないことには残酷になれてしまうものだなと思った。
そして翻って、過去の自分ははたしてどう在れただろうかと、ゆっくり記憶の棚を点検する。

つとめて、やさしくありたい。そう思う。
そのためにまた知ろうとする。手を伸ばす。

他人がこちらを知らないことについては、仕方ない。すべてを知る人など、いない。
それならば、そっと伝えられたらいい。わたしは幾つもの手段をもって、ここにいるのだから。無理せず、押しつけずに、そっと。
わたしも教えていただくことばかりだ。多分この先もずっと。

どのような病気の方も安心できる世の中になりますように。