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知っている英単語が聞き取れない、最大の原因

自分の中学、高校時代の英語の授業を思い出してみると、英語をきちんと英語らしく発音することが妙に恥ずかしいこと、という空気がありました。
より英語っぽい発音をするのはダサい、という空気感。
何でしょう、これは思春期だからこそというのもあったかも知れません。
今考えると、何ともったいない!と思うのですが。

そして、英語の先生の発音を思い出してみると…中学1年生の時の英語の先生の発音はとても素敵だった記憶があるのですが、それ以降高校卒業までは、学校の英語の先生の発音は思いっきりカタカナ英語でした。

そんな先生方のカタカナ英語を聞いていたからこそ、英語っぽい英語の発音が余計に小っ恥ずかしいものと感じられたのかも知れません。

発音は、「三単元のS」ほど大事ではない…?!

自分の中学高校時代、発音はかなり軽視されていたと思います。
ある単語のどこにアクセントがくるか、ということはテストで問われた記憶がありますが、それよりも、複数形のSが抜けた、三人称・単数・現在形のSが抜けた、ということのほうがオオゴトとして扱われました。
テストでミスをしないよう、常に細かいところが気になりました。

仕事上英語でコミュニケーションを取ることが多い今、思うことは、少々の文法ミスはどうでも良い、それよりも発音が出来ないことの方が致命的、ということです。

たとえ三単現のSが抜けていても、話は通じます。
たとえ those を that と言ったとしても、たいてい文脈からも分かってもらえるでしょう。
ただし、発音が間違っていたら、通じません。
そもそも何を言っているのかが伝わらないのです。

発音力は、リスニング力

正しい発音ができることは、こちらの言葉を相手に理解してもらうことの他に、自分のリスニング力を大幅にUPしてくれます。

なぜ、正しい発音力とリスニング力に関係があるのでしょうか。

ビジネス英語でも登場する “theme“ という単語を例に考えてみましょう。
この単語、意味としては「テーマ」です。
では、英語では “テーマ”、という音で発音されるでしょうか。
英語の音をなるべく英語に近い形で無理やりカタカナで表現すると、
”スィーム”になるかと思います。
(うぅん、これも英語の音を表現しきれていないのでもどかしいですが)
決して、”テーマ” ではありません。

さて。
この theme という単語の発音が ”テーマ" だと思っている人が、正しい英語の発音を聞いたとき、聞き取れるでしょうか。
恐らく、聞き取れないと思います。
これが、私たちがよく陥る、「リスニングができない」という状態です。
本当の音を正しく記憶していないので、聞き取れないのは当然です。

ではどうすれば聞き取れるのか。
答えは、「自分が正しく発音できるようにする」ことです。
正確には、完璧にネイティブのような発音になる、ということではなく、ネイティブの正しい発音を練習する過程で正しい音を覚えることが、リスニング力に繋がります。

まとめ

英語の発音を正しく習得することは口頭でのコミュニケーションにおいてかなり重要ですが、学校での英語テストなどの影響か、あまり重きを置かずに英語学習を進めている人がいます。
言葉はコミュニケーションのツール。
綴り・意味・用法・発音、全て揃って使えるようになりますが、なぜか発音だけが放っておかれがち。
オトナの英語学習では、既に頭の中にある英語に正しい「発音」をプラスしてあげれば、かなり効率よく使える英語に磨いていくことができます。
発音学習で「知ってるはずなのに聞き取れない」という何とももったいない現象を回避していきましょう!


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