暦は春。けどまだ冬の今が旬!シンプルなのに新しい「タラの塩焼きそば」
あぁ、焼きそばが食べたい!と思った日。
冷蔵庫を開けたら豚肉もキャベツもねぎもなかったんです…。
|あったのは「タラ」と菜の花
どうしたものかと考えたら…夜にお鍋にしようと思って買った「タラ」がありました。それと、菜の花。
タラって鍋か、湯豆腐か、ムニエルくらいで、ご飯がススムおかずのイメージがないのはわたしだけ…??タラと言えば、実家に住んでいた時に父が湯豆腐に入れていた記憶しかなく、それ以外の食べ方を初めて知ったのはポルトガルに行った時なんです。
コロッケだったり、じゃがいもと炒めたり。目から鱗とはまさにこのことで「タラってこんなにうまみがあって、色々な料理に使えるんだ…!」と知ったのでした。
|「塩」と「塩麹」のW使いが、シンプルで新しい
さて、そんなわけで「もしかして、タラを使った焼きそばっておいしいかも??」と、アイデアが湧き上がってきたんです。豚肉もキャベツもねぎもないけど、もしかしたら「タラ」×「塩味」が合うんじゃないかと思ったら大正解…!
タラは繊細そうな見た目に反してけっこううまみが強いのです。ただ、味付けや合わせる食材によっては負けちゃう…。
だからこそソース焼きそばではなく「塩」と「塩麹」のW使いで、シンプルだけど洗練されたおいしさを作ってみました。
また、かなり水けの多い魚なので、あらかじめしっかり「塩」をふって余分な水けや臭みを取ってから調理することで一層おいしく食べることができます。
では、さっそくレシピをご紹介しますね!
|材料(2人分)
中華麺 2玉
タラ 2切れ
菜の花 2本(40g)
にんにく 小さじ1(5g)
ごま油 大さじ1と1/2
酒 大さじ2
塩麹 大さじ1
こしょう 適量
|作り方
タラ2切れの水けをキッチンペーパーでぎゅっと押し付けるように拭き取ります。想像以上に水けが出てくるので、2〜3枚ペーパーを変えながら拭き取ってください。
塩小さじ1/2(分量外)を両面に振り、10分以上置きます。余分な水けと共にくさみが浮き上がってくるのを待ちましょう。この間に、菜の花2本(40g)を5cm幅に切っておいてください。
浮き上がってきた水けを再びキッチンペーパーで拭き取ったら、皮を剥ぎます。
一口大に切っておきましょう。これでタラの準備完了です!
フライパンにごま油大さじ1と1/2
みじん切りのにんにく小さじ1(5g)
タラを入れて中火で熱します。
タラの両面にほんのり焼き目がついたら、菜の花の茎だけ入れて炒めます。
中華麺2玉と酒 大さじ2を入れて麺をほぐします。ほぐれたら残りの菜の花を入れます。
▼写真ではグルテンフリー中華麺を茹でたものを使用しています。
塩麹 大さじ1を加えて全体に味がなじむように炒めます。仕上げにこしょうで味をととのえれば完成です。
今回は菜の花を使いましたが、オーソドックスに「白ねぎ」で作るのもアリです。
|暦は春だけどまだ冬の今が「作りどき」
ここまで読んでいただきありがとうございました。
タイ(鯛)やサケ(鮭)はラーメンにもパスタに使われたりするのですが、タラを使うってとても珍しいと思います。タラって地味で滋味な食材なんですよね…。具材としてのスター性が低いというか…(笑)
でも、そんな食材が主役級においしく食べられる方法を見つけられた時、わたしはとっても幸せな気持ちになります。推している人が活躍したり、陽の目を浴びた気分?タラが喜んでいる気がするんです。
暦は春だけど体感的にまだ冬の今は、冬食材のタラと春食材の菜の花を一緒に食べるチャンスです。ぜひ作っていただけましたらうれしいです。
|2・3月の出版記念イベント
2月から3月にかけて、まずは香川・高松にて本を販売してくだってるお店さんとのコラボイベントをやります。
そろそろ詳細をご案内できるので、ご興味ある方は、インスタ・LINEのご登録をしていただけたらうれしいです。
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