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思い出のバッグ、さよなら|2020.07.26(sun)

夫と二人でスカッとする動画にハマってしまい、1時間近くYouTubeを観た。例えば、弁護士さんが悪徳業者を言い負かしたり、ぼったくりバーで正規料金を主張し最後は無事に帰ってきたり…というもの。

最近のテレビの企画じゃなかなかできないであろう体を張った内容に、思わず釘付けになった。

これをみていて面白いのは、半沢直樹的なスカッと悪を成敗する面もあるが、悪が悪だと意外と自覚してすんなり認めるあたりでもある。中には、私はバイトだからといい、詐欺罪を逃れたいばかりに上の情報を弁護士に伝える人もいた。

オレオレ詐欺の音声も初めて聞いたのだが、本当に「オレオレ」というのだなあと驚く。笑いながら観てはいたものの、これはいい啓蒙動画になるのでは。

そして、さすがは議論のプロとうなる弁護士さんの明快なしゃべり。決して感情的にはならず、相手がどこを突かれたら痛いのか、またそのタイミングが本当に絶妙なのだ。医師とコラボした動画もあったけれど、議論とはただ頭がいいだけではなく、日頃からの訓練が大事なんだなと思わされた。


今日の荷造りは衣服系。私はもともとそんなに服が多くなかったので、服と靴、バッグを合わせて2箱程度で収まった。

引っ越しというのは、断捨離するいい機会にもなる。私は同じものをずっと使う癖があるのだが、バッグも例外ではない。初めてのボーナスで買ったコーチのえんじ色のハンドバッグは、夫からももうボロボロだよと、渡仏前から言われていた。でもまだ使えると思い、こちらに持って来ていた。

昨日あたらめてそのバッグを眺めたところ、さすがにこれをずっと持ち続けていたら、だらしない人だと思われるかも…というほつれなどが目立つようになっていた。愛着があるのなら、使わずに保管しておけばと言われたが、使わないものを身近においておくのはあまり好きじゃないため、勇気を出して捨てることにした。

日本にいる頃は、どこにいくにも、どんな服にもこのバッグを使うことが多かった。無機物ではあるけれど、手元から消えてしまうのは結構寂しい。

ついでに会社員時代から使っていた通勤用の大きな赤いバッグと、黒ずんで来たピンクの革ラメのバッグも。昨日だけで私のバッグの大半がなくなった。

帰国したら、バッグ探しをせねば。

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