見出し画像

福井で雑に扱ってOKな車を借りた

おうちから最寄駅までは車で10分ほどの距離。駅に出るバスは驚くほど本数が少なく、北鯖江駅に行くバスは8時台と10時台に1本ずつしかない。スカスカのバスの時刻表を家族LINEに送ったら「どの時間に乗るの?絶対的な決断」と母から返信が来る。絶対的な決断、というのが良い。

👓SABAE

北鯖江駅は無人。ホームには小さな待合所があり、椅子には座布団が敷いてあった。手作り感のある座布団には暖かみと優しさがある。地域の方が作ったのだろうか。

福井駅に出て、レンタカーを借りる前に福井県立歴史博物館へ行く。途中には城の跡があり、現在は福井県庁になっていた。

富山でも廃城令後、かつての富山城下に県庁など主要な行政機関ができたと説明があった。今の行政の場所は元城なわけで、江戸時代からのつながりを感じる。

展示を見るに、福井の重要人物は福井藩の祖である結城秀康と、最後の藩主となった松平春嶽の二人。

結城秀康は福井藩の祖で、父は徳川家康。その後豊臣秀吉の養子になり、双方の名を取って秀康と名乗るようになったらしい。さらに結城晴朝の養子にもなり父親が合計3人もいる。徳川家康と豊臣秀吉の両方が父親だなんて漫画みたいな設定。

九十九橋という橋は半分石、半分木でできている。面白そうだったけど、その理由はいまいち分からず。残念。

近くの日本庭園がとてもすてきだった。池を眺めながらごろごろしてキングダムを読みながら寝落ちしたい。

福井にはガッツレンタカーがある。連休価格として割り増しされてなお1週間14000円台という破格のレンタカー。車はお世辞にも綺麗とは言えず、古い型でナビもBluetoothもETCなく、おまけにタバコのにおいを誤魔化すための芳香剤が不快だけど、「すでに傷あるんで多少こするくらい気にしないでいいですよ」とおおらかなのが最高。

フクイティタン

あまりにも天気が良いのでなんとなく海沿いへ。海は広く、山はでかい。適当に車を走らせながら、聴けずに滞っていたラジオを聴く。旅先の一人ドライブでラジオを聴くのがわたしはだいぶ好き。

家守さんからおすすめされた鉾岩に立ち寄る。ミニチュア東尋坊的な雰囲気。

帰りは夕陽がきれい。海沿いで夕陽を眺めようかと思っていたけど、田んぼに沈む姿もまた良い。

またホタルイカを買ってしまい、すっかりお馴染みとなったラインナップの夕飯をサクッと食べ、部屋にこもってキングダムの続きを読む。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?