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沖縄で初のボルダリング

明け方目覚める。頭はぐらぐらで胃は重く、こりゃだめかもしれん……と打ちひしがれ、どうにか再び寝て起きたら意外と平気で一安心。

先日那覇で再会したお仕事相手の方と一緒に名護へ行く。先日飲みに行った際、去年の沖縄滞在でお世話になった家守さんに彼女が取材をしていたことがわかり、その人の家に遊びに行くことになった。

お仕事相手の方はテキパキしており、まごまごした奥手な人からの控えめなお誘いメッセージに対し「意味わかんないんだけど」「誘ってんの?」と返信したと聞き、あまりの剛腕ど直球ぶりに笑ってしまった。そのボールは取れない。

ブルーシールのアイスには味ごとにそれぞれアンバサダーがいるらしい。アイドルグループのメンバーカラー的な。花形はきっと塩ちんすこう味。

名護のスタジアムのあたりには日ハムが来ており、その辺の道を新庄が歩いていた。こちらを向いて手を振ってくれたが、わたしも彼女も野球に全く興味がない。無欲ゆえに得られたファンサ。

到着後、わーわーしゃべりながら、そういえば昨日のおじいさんから「プリンセス」と言われたことを思い出す。37歳、初めてのプリンセス体験。

話の流れでわたしはそのまま泊めてもらうことになり、お誘いいただき人生初のボルダリングに行く。垂直の壁はさておき、傾斜がついた壁は登れる気がしない。

お店のお兄さんはボルダリング歴15年で、歯磨き中はつま先立ち、吊り革は指で掴むなど、隙あらば足と手の指を鍛えているらしい。足の親指だけで立てるそうで、やってもらったら本当に親指だけで立っていた。指も鍛えられることを知る。

お兄さんは一般向けに解放されたSASUKEステージに挑戦したことがあり、クリフハンガーは余裕と言っていた。あんなことを練習なしでできる一般人はおるまいと思っていたら、ボルダリング施設にいた。

ボルダリングシューズは小さめのものを履き、頑張って足に慣らしていくそうで、慣れるまで痛いと家守さんから聞く。履き初めのパンプスみたいと感想を伝えたところ、女性は初めてでも比較的上手に登れる人が多いらしく、ハイヒールでつま先立ちに慣れているからではないかという仮説が生まれた。

家守さんはほぼ同い年。40歳が見えてきた単身者あるあるとして、今後の人生を一人でどう楽しく過ごすかを話す。「そのためには結局体力、運動が大事」という結論に落ち着くのもまたあるある。

おでんのたまごはレンチンすると箸を入れた時に爆発するという注意喚起と、壁に飛び散った黄身はすぐに拭くのではなく、乾かしてから剥がす方が良いという豆知識を得る。

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