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2024年4月中旬の日記

2024/04/11

朝から取材。帰りのバスを待つ間、小学校高学年か中学生か、そのくらいの男子が同級生らしき2人の男子に対し、得意げに豆知識を披露していた。

男子いわく、大きなのっぽの古時計の「100年休まずにチクタクチクタク」の100年は原曲の英語版だと90年らしい。リズムと語呂の兼ね合いで日本語への翻訳時に100年となったのだとエネルギッシュにまくし立てていたけれど、他の2人は今ひとつ関心がなさそうだった。

麗らかな春の昼前のバス停と、まだ声が高い男子たち。とても健やかな組み合わせ。

健やかランチ

その足でパーソナルトレーニングと整体へ行き、家に帰る頃には疲れ果ててしまった。差し迫った仕事もないしもう切り上げようと思ったけれども、結局ひと仕事手をつけたのでとてもえらい。

2024/04/12

洗濯物を外に干したら雨が降ったが、見なかったふりをして歯科検診へ向かう。今回も異常なし。わたしはこれまで虫歯になったことがない。体も歯も丈夫にできている。

おしゃれランチ

寝るにはまだ早いけど、頭を使うことはしたくない。さてどうしようかと思い巡らす中で、そういえば友だちがスイカゲームが面白いと言っていたことを思い出す。

わたしはスマホゲームを一度始めるとやめ時が永遠にわからなくなってしまうので、ダウンロードを固く禁じている。しかし流行り物はとりあえず手を出した方がいいとも思っている。そんな言い訳を胸に、もはや流行っているとも言えないタイミングであることには目を伏せてダウンロードする。

その結果、2時間近くやり続けてしまい寝るタイミングを逃す。何の意外性もない結末。

2024/04/13

お友だちの一周忌。去年の納骨でドラムソロのごとく木魚を叩いていたお坊さんは、お経より説法の時間の方が長い。

しかも説法は全く要領を得ない。「話は変わって」「関係ないですけど」と話の転調が激しく、説法のほとんどが宗派の記念イベントの告知で占められており、全体的に生臭い空気が漂っていた。

これは何の時間なのかとその場にいた全員が思っているであろう空気感に隣の妹は吹き出しかけていた。お友だちの妹は最前列で居眠りをしていた。終了後、喪主は「あのお坊さんは昔から説法が下手」とぼやいていた。

それでもお坊さんはリピートが得られる。商業では考えられないこと。

仁科蔵王桜は黄緑色

亡くなったお友だちとは家族ぐるみの仲だったので、そのまま母と妹とおうちにお邪魔する。母とお友だちの母は高校と同級生で、当時のアルバムを見ながらお友だちの母の恋の遍歴を聞く。

彼女にとってはとにかく身長が重要で、当時アプローチを受けた嘘みたいな名前の好青年を「惜しいことをした」と評すも、どうしても身長が足りなかったらしい。結婚した相手も、離婚後にできたパートナーも背が高いと聞き、三つ子の魂百までという言葉が頭をよぎる。

お友だちの母は「クリスって子がね」と過去にいい感じだった男の子の話もしてくれた。その場にいた全員が外国人を想像していたが、どことなく違和感がある。はて……と思い確認したら、クリスは「栗須」という日本人だった。思いがけずお手本のようなアンジャッシュ状態を体験してしまった。

母が当時の出来事を話そうとするも笑いすぎて話せず、2人はきゃっきゃしていて楽しそうだった。やはり友だちは良い。

お友だちの姉のお子さんたちも交えて大貧民をする。小学生の夏休み、みんなで同じように大貧民をした。お友だちの母は相変わらず煽りスキルが高く、お友だちの姉は頻繁に熟考に入る。懐かしくて楽しいトランプだったけど、お友だちがここにいたらもっと楽しいのになと、多分全員が思っていたと思う。それを隠すかのようにみんなはしゃいで、貧弱な声帯のわたしは少し声が枯れた。

2024/04/14

クソみたいな休日を過ごそうと決め、一歩も外に出ず、1日中スイカゲームをやった。10時間くらい休みなくずっとやった。永遠にやり続けてしまうので、21時にはアプリを削除した。わたしはスマホゲームと上手に付き合えない。

寝る前に本を読むも、文字が揺れる。スイカゲームの揺れ方。ひらがなはよく転がりそう。

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