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大阪から再び京都へ

予定より1時間以上早く目覚める。滞在先はドミトリーで、キャパ36人に対して女性用の洗面台は3つ、シャワーは4つしかない。朝は絶対に混むと予想し、7時過ぎに行ったけれどすでに満員。8〜9時を想像すると恐ろしい。

8時には宿を出る。滞在時間は10時間弱。寝るだけならドミトリーで十分だけど、本当に十分なだけで快適ではない。

昨夜は結構食べたのに、もうしっかりお腹が空いている。動くのは基本なのだとしみじみ思いながら、がつがつお粥を食べた。

桜の名所だという造幣局に向かう。昨日の3人となんとなく9時から10時くらいに造幣局のあたりで待ち合わせをしたのだが、こうやって文字にするとあまりにも不確か。

京橋駅から造幣局へ向かう道には薄ピンクとピンクと濃いピンクの3色の花が咲く桜の木があった。きれいだったけど、背景が映えない。

造幣局のあたりの桜は満開で、昨日の吉野より見頃できれい。こういうこともある。

「この辺にいる」と各々がLINEグループに送った情報を頼りに適当に歩いていたら示し合わせたかのように合流できた。見事だった。

造幣局から天満橋方面に向かって歩き続けたら桜がなくなりパッと視界が開け、抜けの良さが気持ち良い。桜を愛でに来たのに、桜を見続けたことにより桜がない道を新鮮に感じ、桜がないことによる視界の良さを褒め称える。

昨日の吉野山も、登りが続けば下りが新鮮になり、平坦な道は楽だが続くと飽きる。何事も長く楽しむには合間に違う何かを挟むのが肝なのかもしれない。

同級生がYouTubeで見たという尼崎のお店へ。人気店のようで、予約客で店内は即満席。4人という大所帯だったのにも関わらず、奇跡的に入れた。

尼崎城に立ち寄る。めちゃくちゃ綺麗で、なんか違和感があるなと思ったら窓ガラスがはめてあった。城にガラスはない。

城内は新築の匂いがした。江戸時代の景色と目の前の景色を見比べられたり、巨大スクリーンがあったりと、かなりリッチな作り。尼崎の税収は潤っているのだろうか、財源は何が大きいのだろうかなどと、江戸時代ではなく財政事情に思いを馳せる。昨日から税金の話ばかりしている。

江戸幕府の組織図を見ながらどのポジションが良いかを話し合う。わたしは左下の独立している雰囲気の御側衆(おそばしゅう)がいいと言ったら「御側衆って名前の蕎麦屋をやりたい」と上流階級の先輩。なんとなく親しみやすくておいしそうではある。

城の手ぬぐいなのに城が小さくて渋い

大阪に来たのだからお好み焼きを食べようと、まさかの昼ごはんをはしごして梅田で解散。

昨日今日とたくさん歩き回り、今朝は早起きしたことですっかり疲れてしまったので銭湯へ行く。お湯と水風呂は伏見の地下水だそうで、体が軽くなるだけでなく、なんとなく気持ちも清らかに。

サウナではおばちゃんたちが「来週の日曜日何時ごろ来る?」「競馬終わってからやな」と話しているのがとてもよかった。おばちゃんたちにとってきっと良い日曜日なのだと思う。

再び戻った京都のおうちには新しい宿泊者。ノマドワーカーとして海外を転々としている人で、これまで韓国とインドネシア、マレーシアにそれぞれ1カ月ほど滞在したのだそう。わたしも今年あたり1カ月くらい海外に行きたい。第一候補は台湾。

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