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座間味から再び那覇へ

久しぶりに明け方まで眠れず、首の筋をつった痛みで予定より早く起きた。散々。

当初は1週間くらい座間味に滞在しようかと思っていたが、満足したので予定を繰り上げて那覇に戻る。

天気が良いので周辺を散歩。低い岸壁の上を歩くのは道路を歩くよりずっと楽しい。

宿のお会計に納得感がなく、なんだかな〜と思ったが、親切にしていただいたし、島の生活費は意外と高いことも話す中でわかったので良しとするが、お礼のつもりで置いていこうと思っていたビールはスーツケースに詰め込んだ。まだまだわたしの器は小さい。

フェリー乗り場のクジラコーナーを見る。座間味はかつて捕鯨地で、クジラが来なくなった時期があったものの、捕鯨をやめてしばらくして再びクジラが戻ってくるようになり、以来クジラに優しいホエールウォッチングを心がけているとのこと。

クジラの大きさを示した床の白線はパッと見事件現場のよう。

名護でも古い時代から住民総出で捕鯨をしていたと書いてあったが、人力でクジラを捕えようとする気概がすごい。最初にクジラを捕まえようと言い出したのはどんな人だったんだろう。今の世でいう冒険家みたいな感じだろうか。

フェリーの甲板から海を眺めていたら霧のようなものが見え、クジラの潮吹きっぽいな〜と思ったら本当にクジラが出てきた。追って艦内放送で「クジラがいます」のアナウンスがあり、それより前に自力で発見できたのがとてもうれしい。

わたしは野生動物を全く見つけられない都会っ子だが、すぐ動物に気付ける人と一緒にいて、わたしには視力の低さに加え、動物を発見する目が養われていないのだと痛感している。そもそも動物が身近にいると思って生きていないから、注意を向けてもいない。

今回はたまたま眺めていた場所が良くてラッキーなだけだったのかもだけど、見るポイントや勘所が分かれば動物を見つけられるのかもしれないと希望を抱く。

おいしそうだとブックマークしていた餃子屋に徒歩で向かう。沖縄の人は本当に歩かないようで、中央分離帯がある大きな道路に横断歩道がなくて全然反対側にいけない。沖縄を歩くときは早め早めに信号を渡っておいた方がいい。

今日は妙に餃子にひかれていたのだが、昨夜眠れずに読んでいた「さんかく」という小説にラム餃子を食べるくだりがあり、それの影響だとメニューのラム水餃子を見て気付く。

焼き餃子とラム水餃子と瓶ビールを頼む。それぞれ10個ずつなので合計20個。食べ切れるだろうかとやや不安だったが、あっという間に食べた。

水餃子は11個入っていた

3日間夜の時間はほとんど人と一緒だったので、今日は部屋で一人ダラダラ過ごす。人といるのは好きだけど、適度に放っておいてほしい。宿の方はとても親切で、おかげで楽しく過ごせたけれども、面倒見が良すぎると「相手の優しさにきちんと応えなければ」とわたしは変な気を遣ってしまう。

でかい
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