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幸せな瞬間を胸に抱いて生きる。サーフィンを始めて半年間を振り返る。

先週末は綺麗なサンセットを見ながらヘトヘトになるまで海に入れて、改めてサーフィン始めて良かったなぁと思ったので、サーフィンをやろうと思いつつ始められなかった時期から、毎週末の楽しみになった最近までの数ヶ月間の振り返りを書いておこうと思う✍

言い訳してなかなか始めなかった8~10月。

去年の7月、地元の奄美大島に貢献できることがしたい、もっと自然と共生して暮らしていきたいという想いから、東京で勤めていた会社を辞め、奄美大島にUターンしてきた。

奄美に帰ったらサーフィンを趣味にする! って決めてたはずなのに、実際帰ってきたら、「奄美の波はリーフブレイクだから怪我しそうで怖い」「サーファーの知り合いも一緒に行ってくれる友だちもいないし、、、」「でも、スクールに通うのは高そうだしなぁ」と見事に言い訳を並べて、なかなか始められなかった。

でも奄美に遊びにきてくれた友だちが奄美の海の綺麗さに感動してくれたり、東京に住んでいる友だちが毎週末湘南まで通いながらサーフィンを始めた、という話を聞いたりして、こんなに恵まれた環境にいるのにやらないのはもったいないよね、と思い、まだ暖かかった10月末にすべり込みで、ひとり体験サーフィンに申し込んだ。

体験サーフィンで奄美の素晴らしさに気づいた10月末

体験サーフィンの日は、気持ちのいいくらい快晴で、ウミガメにも会うことができた。これまで、奄美で生まれ育ってきて、海は身近にあったのに(身近すぎるから?)、海と遊ぼうという発想にならなかったのが不思議なくらい、海の青さと自然が織りなす波に感動した。

大学で上京するまで、ショッピングモールがない、マックやスタバがない、休みの日に遊ぶところがない、と「ないモノ」ばかりに目が向いていたけれど、この日、サーフィンを通して、改めて、こんなにも豊かな自然があって、恵まれた島なんだな、と実感できたのだった。

体験サーフィン 奄美

サーフィン 奄美2

誰かと海で時間を過ごすことの魅力に気づいた年末

10月末に体験サーフィンに行って感動したものの、11月は旅に出る機会もあったり、やっぱり一緒に海に入る人がいないという部分が大きかったり、で一か月半は一度も海に入らなかった。

でも、年末に高校のときの同級生が帰省してきていて、私の体験サーフィンの写真を見たことがきっかけで、奄美で体験サーフィンをしたい、と連絡をくれた。高校時代は顔見知りくらいの関係性で、卒業して6年半一度も会ったことなかったにも関わらず、天気も波も最高のときに一緒に体験サーフィンをして、その時間をシェアできたことで、距離もぐっと縮まった。サーフィン前後に色んな話をして、今まで友だちじゃなかったことが不思議なくらい盛り上がった。

サーフィンが、気持ちを開放的に、より素の状態にしてくれたおかげなのかなと思う。この時に、これからも色んな人と海に入りたいから、その日を楽しみに一人であっても練習しておこう! と心に誓った。

サーフィンに行きたい気持ちが空回りする1月2月

年末年始の時間があるときに、ひたすらサーフィン動画を見るようになった。そんな中でも、奄美大島にサーフトリップした人が上げていた↓の動画に感動して、こんなに最高の海で波に乗れるようになりたいから、夏までにたくさん練習するぞ! という大きなモチベーションになった。

ただ、たくさんサーフィンしたい、という気持ちと裏腹に、月~土AMは仕事、週末に限って天気が荒れる、というもどかしさを感じながら過ごした1月2月。毎週行く気はあるのだけれど、「今日は初心者には波が大きすぎるから、スクール厳しそう、、、」と連絡がきたり、海に行ったけれど波がぐちゃぐちゃで入れなかったりで、海に入れたのは結局月に1,2回だけだった。

本格的にハマって自主トレを始めた3月

1月2月はひたすらサーフィン動画を眺めて、「いいなぁ、気持ちよさそうだなぁ、こんな風に波に乗れるようになりたいなぁ」「早く海に入りたいなぁ」と海に入れない日々をぼやくだけだったけれど、あれ? これじゃあ、いつまで経ってもサーフィン上達することないのでは? ということに気づき、家でのトレーニングを始めた。

YouTubeを見ながら、初心者にありがちな失敗を知識として学んだり、実際に体を動かして、サーフィンをするのに必要な筋力やバランス感覚を鍛えたりした。自主トレなんてするのは、高校時代の部活以来だったけど、生活にメリハリがついて楽しかった。

トレーニングのおかげで、いきなり上手くなるってことはもちろんないけど、久しぶりに海に出た時に、少し前よりパドルが上手くなったかも? と感じたり、上手く波に乗れない時も自分で失敗の原因が分かったり、大きな波の日でも海に出る勇気が湧いてきたり、少しずつ成長を感じれた一か月。

奄美 サーフィン

また3月は、関西から旅行に来てた子たちと一緒にサーフィンして友だちになれたり、奄美で新しくできた友だちや小中高の後輩を体験サーフィンに連れて行ったり、サーフィンを通じて仲間の輪が広がったな、と感じれた月でもあった。サーフィンで出会った人たちと、次いつ会うかなんて分からないけど、また会いましょう〜って言ってお別れして、本当にまたすぐ会えそうな気持ちになるから不思議。

なんともいえない幸せな気持ちを味わった4月

​3月までは大きなスポンジボードで、良い波に合わせて押してもらって立つ、という楽しむサーフィンだったんだけど、3月最終週に肩くらいの波にショートボードで入り、そこから何かが変わった感じがする。

前からとめどなく押し寄せてくる高波に何度も浅瀬に押し戻されて、沖に戻るのが辛かったし、波に押された! と思っても、スピードが速すぎて、全く立てなかった。それでも、沖に出て、他のサーファーたちと肩を並べて波待ちしてるときに、初めてサーファーの仲間入りできた! っていう気持ちになったのだ。

そして先週末。土曜日に強風の中入り、パドルで沖に出るのもやっと、立ち上がっても強風でゆらゆら揺れるというコンディションだったけれど、終わった後の疲労感が心地よくて、日曜日も連続で入った。

奄美 サーフィン3

奄美 サーフィン2

日曜日は晴れて、2日連続で入ったことによる体の疲労感が吹き飛ぶくらい綺麗なサンセットをバックにサーフィンができた。

波乗っているときの顔を見れば、この日どれくらい幸せだったのかわかってもらえるはず(笑)

結局日が沈むまで3時間くらい入って帰る頃にはへとへと。いつもスクールでお世話になっているサーフショップのお母さんが、これ食べていきなさい、って晩ごはんまで出してくれて、疲れた体に美味しいごはんとお母さんの優しさが染み渡った。

また幸せを求めて海へ

サーフィンやっていると、波に巻かれたり、大量の海水を飲んだり、漕いでも漕いでも沖に出れなかったり、立ってはコケての繰り返しだったり、つらいこともたくさんある。

でも、サーフィン仲間に出会ったり、サーフィン終わった後のご飯が格別だったり、必死に沖に出た後に見える水平線に心を洗われたり、良い波に乗れたり、朝日や夕陽でキラキラ光る海面に感動したり、ふとした瞬間に、

「あ~今生きてるって感じ。幸せ。」

という感情が湧いてくる。この幸せと以外言い表せない感情が、また人をサーフィンに向かわせるのだろうなと思う(これがサーフィンは中毒性があるから気を付けてといわれる所以なのだろうか・・・)。

そんな感じで、改めてサーフィンを始めてよかったなぁと思った先週末。

私はまたこの幸せを求めて、今週末サーフィンに行ってきます🌊

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